慎重に慎重に

　「猿田彦」道路拡張により移設！！

「猿田彦」とは日本神話で瓊瓊杵尊（ににぎのみこと）降臨の際、先頭に立って道案内した神です。　※詳しくはウィッキペディアを参考にしてください。

普段は石の撤去や、災害時に河川に流れ出た石を取り除くことはありますが、「祠」や「お地蔵さん」といったものの移動をすることはめったにありません。


今回はこの「猿田彦」のほかに２つ移設することになりました。作業の前に御神酒と波の花（お塩）にてお清め払いを執り行い作業に入ります。　土木の現場ではお決まりの行事みたいなものです。



　県道３５号線が４車線化になります。部分的に工事が進んでいるところもあります。平日はとても大型車の交通量が多く、休日には太宰府天満宮や九州国立博物館へ行かれる観光客でいつも賑やかな通りです。

ちなみに、初詣の時期には大渋滞で近寄ることもできないくらいになります。近隣住民にはちょっと悩みの種ですが、太宰府が一年で一番賑やかになる日なので、それはそれで楽しみでもあります。




機械で慎重につり上げて移動します。皆緊張して見守っています。



丸い石でも上手にロープをかけてつり上げます。



最後の一つも何とか移動でき、今日の作業は無事に完了です。
事故なく終えることができ皆一安心です。