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イタリア語の単語

イタリア語学習の裏話
イタリア語の不思議

イタリア語単語の話32 語尾で意味が分かる?

2012-08-08 | 日記
32.-oso-ous :これは、イタリア語で~oso と終わる単語が英語になると -ousになるという例です。全てではないでしょうが、かなり多くの単語がこの変化で理解出来ます。
generoso(generous 寛容な)、famoso(famous)、prezioso(precious)、curioso(curious)、religioso(religious)、ambizioso(ambitious 野心のある)、laborioso(laborious 労力を要する)など。
これはひとつの例だが、下記のような関係も見られるので覚えておけばイタリア語から英語の意味が予測できる。
-zione と -tion : situazione(situation)、nazione(nation)、posizione(position)、corruzione(corruption)、costruzione(oonstruction)、dimostrazione(demonstration)、ammirazione(admiration)  
*必ずしも語尾の変化だけではないので注意!
-za と -ce : prudenza(prudence)、obbedienza(obedience)、conscienza(conscience)、scienza(science)
-ta` と -ty : citta`(city) 、 universita`(university)、 elettricita`(electricity)、crudelta`(cruelty)

イタリア語の単語の話31 intervistaとcolloquio

2012-08-08 | 日記
31.intervista colloquio :日本語で一般に通用する言葉が、英語やイタリア語ではちょっと意味合いが異なる場合があります。また、英語とイタリア語でもある表現では同じだが、他の表現では共通しないことがあります。そのひとつの例)。 intervista はインタビューのことで、新聞やテレビでのインタビューはintervistaを使います。これは、英語でもイタリア語でも同じ。一方、英語では、就職の面接もこのinterviewを使えるが、イタリア語では就職面接にはcolloquioという言葉を使います。日本語も、どちらかといえばイタリア語に似ていますね。Intervistaはインタビューで、colloquioは面接ですから。 前述のcampioneの場合は、英語では、championとsampleの二つの意味がありましたが、ここでは、逆にinterview という英語が、イタリア語では、intervista と colloquio という二つの意味に分かれます。この例はたくさんありますが、語学学習で、ある単語の一つの意味しか知らないと、まったく意味が掴めないことがあるのは、このためですね。


イタリア語の単語の話30 sindaco

2012-08-07 | 日記
30.sindaco : 日本語のような響きを持つイタリア語をもうひとつ上げよう。sindaco(シンダコ)、前にアクセントがあるので、これはどうしても「死んだ子」に聞こえる。あまり良い響きではないが、これはある日本人の方が変っている単語だと呟いたのが、私の耳に入ったので記憶している。意味は、「市長」「村長」など。語源はギリシア語syn+dike 正義を守るもの。英語のsyndicateはここから。なお、イタリア語ではsindacato(労働組合の意)。

イタリア語単語の話29 quarantena

2012-08-07 | 日記
29. quarantena(クアランテーナ): これは入国するときに見かける、「検疫所」のこと。もとは「隔離」の意味で、in quarantena といえば隔離されることを意味する。この言葉は勿論quaranta(40)から来たもので、quarantinaとは、約40の意味。これは船が入港するときに検疫期間が40日だったことに由来する。英語では、本来のquarantenaではなく、quarantinaが変化してquarantineとなった。

イタリア語単語の話28 zingaro

2012-08-06 | 日記
28.zingaro(ジンガーロ)「ジプシー」, zensero(ゼンゼーロ)「しょうが」, zoccolo(ツオッコロ)「木靴、ひづめ」 などzから始まる言葉は変った音を感じる。zanzara(ザンザーラ)は「蚊」、zecca(ゼッカ)は「ダニ」、zombi(ゾンビ)は「ソンビ(蛇神)」などあまり印象の良くない物を表す言葉もzから始まる語に多い。万物はzero(ゼーロ)「零」から始まったとも言う。何しろ、zから始まる言葉はアルファベットの最後だからなのか、響きが変っていると思うのは私だけだろうか。

イタリア語単語の話27 omaggio

2012-08-06 | 日記
27.omaggio オマッジョ は無料提供のこと。商品の付録などでつけられるもののことも言う。もともと敬意とか贈与とかいう意味。似た言葉にomaccioがあるが、これはuomo(男)の蔑称で大柄な男、大柄な女のことを指す場合もある。スペイン語にマッチョという言葉があるが、これに相当するものがイタリア語のomaccioのようだが、少し意味合いは違うようだ。


イタリア語単語の話26 Monaco

2012-08-06 | 日記
26.Monaco(モナコ):モナコというとたいていの人はモナコ公国の事だと思う。それは間違ってはいないのだがモナコ公国のことは正式には、Principato di Monacoという。Monacoは一般にはドイツのミュンヘンの事を指す事の方が多い。ミュンヘンのことも正しくはMonaco di Baviera「バイエルンのモナコ」と言って紛らわしい時には区別をする。日本の地名でも、~島や、~津、~洲とか言えば、今はそうでなくても元、島であったり港であったり三角州だあったりということが推測できる。英語やドイツ語の原文でも同じことだが、イタリア語で地名を読んで見る。たとえば、borgoとは大きな村のことである。Amburgo(ハンブルグ), Strasburgo, Salisburgo, Edimburgo(エディンバラ)などは~村であり、forteは要塞だから、Francoforte(フランクフルト)は要塞だったことが分かる。

イタリア語単語の話25 doccia と goccia

2012-08-06 | 日記
25.doccia(どっちゃ)とgoccia(ごっちゃ) : 前項でbocciaを取り上げたので、同じような響きでdocciaとgocciaを上げてみます。docciaは「シャワー」。何度聞いても、関西弁の「どっちゃ?」に聞こえる。gocciaは、雨や涙のしずくのこと。お酒を飲むかと聞かれて、una gocciaといえば、「一口だけ」の意味。そういって、沢山飲むかどうかはわからないが。 a goccia a gocciaと続けていえば、「すこしづつ、一口づつ」という意味の熟語になる。だんだん、ごちゃごちゃになってきた。


イタリア語の話24 boccia

2012-08-06 | 日記
24.boccia(ボッチャ):意味は知らなくても分る言葉というものがある。これなどはまさにそうだろう。ボッチャ。車の衝突のことをいう。本来言葉というものはそういう状況、情景が活字化したのではないかと思うのがこの言葉。言葉のニュアンスからではあまり強く当てたという感じではないが、とにかくぶつかったらbocciaである。「ボッチャッた」なんて日本語でもそのまま使えそうな感じがするではないか。イタリアにはBOCCIEというボーリングのような遊びがあり、bocciare(動詞)は自分の玉を相手の玉にあてると言う意味から、車の衝突を意味する。またbocciareには「試験に落とす」という意味もあり、bocciatoと過去分詞にすると「試験に落ちた」と言う意味でもある。ボッチャート「試験に落ちた」、これもなんとなく、そんな気がするから言葉は不思議だ。

イタリア語の話23 socioとmembro

2012-08-06 | 日記
23.socio(ソーチョ) とmembro(メンブロ) :socioというのはsocio-(社会の)という意味の言葉のそれそのままだが、「会員」や「パートナー」のことをいう。sociale が「社会の、社会的な、ソーシャル」、societaが「会社」を意味する言葉である。クラブのメンバーのことも、socioを使う。それでは、英語からの発想でmembro と言う言葉は何なのか? これは、国会のメンバーと言う意味で「国会議員」など名誉的な会員にのみ使用される言葉であり、普段のゴルフやテニスクラブのメンバーなどでは使わない。membroは他に「四肢、手足」の意味があり、これから派生して医学の専門用語で「陰茎」を意味するので、使わない方が無難である。