くに楽

日々これ好日ならいいのに!!

もう10月も終わり・・・・・

2010-10-30 09:23:10 | 四季おりおり
今年は季節に関係なく花が咲いた
もう寒い冬は来ないように思ったあの暑い日々
ところが、水仙の芽、つわぶきの花芽はふくらむし
青い実は色づいてきた
季節は確実に冬に向かっている


今 咲いている花



眉刷毛おもと




ほととぎす




エンゼルトランペット




シュウメイ菊






MIHO MUSIAM

2010-10-14 15:40:35 | 
日本6古窯展が開催されているミホミュージアムに出かけた





秋季特別展 「古陶の譜」というタイトル



信楽焼きのタヌキの里を通り抜け、山間部に入ると宗教法人の持ち物ミホミュージアム
東大寺建築の立役者 良弁和尚の故郷でもある
収穫の秋を迎え、五穀を蓄え、また生物にとっては絶対必要な水を貯める為の壺や甕を、平安末から鎌倉、室町時代にかけての中世のやきものが展示されている。

6古窯とは
信楽焼  備前焼  越前焼  丹波焼  常滑焼  瀬戸焼

古来から生活必需品として使われてきた壺や甕、そして瓶子には手作りの形のよさとおおらかさと、不要な飾りのない力強さが伝わってくる。


堪能して外に出ると





杉木立の中には、鬼がわらの焼き物が




ミュージアムから出て、少し離れた山中には「三筋の滝」が流れていて木々の間から滔々と流れる滝が見下ろせる

◆「古陶の譜」展は12月12日まで

















彼岸花 石舞台 甘樫の丘

2010-10-14 07:04:23 | 
平城宮跡を訪れると飛鳥へも出かけたくなる
秋晴れをたよりに甘樫の丘に登りたくなった


食事をした店で、いま石舞台古墳で彼岸花が満開だとと教えられ出かける
(飛鳥の豪族 蘇我馬子の墓ともいわれる横穴式石室)
(蘇我馬子は物部守屋を討滅・崇峻天皇暗殺)
この石をこの時代にどうやって積み重ねたのだろうと、来るたびに感心させられる



石舞台古墳 



石舞台の石室内



石舞台古墳入口



石舞台古墳の周りには白の彼岸花が満開



クリーム色の彼岸花も満開



赤の彼岸花も満開


甘樫の丘から、蘇我一族の村を見たくてなだらかな林道の丘に登る
山道はよく手入れされ、木漏れ日が気持ちいい


蘇我蝦夷・入鹿親子の屋敷があったという村を甘樫の丘から展望
入鹿の首塚もあのあたりと望むことができる
(蘇我入鹿は飛鳥時代の豪族 山背大兄王を殺害 中大兄王子、中臣鎌足に滅ぼされる)


そして大和三山


甘樫の丘展望台から畝傍山を展望



甘樫の丘展望台から耳成山を展望



甘樫の丘から天の香久山を展望










平城宮跡

2010-10-12 13:33:45 | ボランティア
ボランティア仲間とすこし涼しくなった秋の1日平城宮跡へ見学に行った

NHKドラマでも報道でも、この秋は平城宮跡情報が飛び交っている

国の持ち物だけに、予算が違うわ~
規模が違う。  私のボランティアをしている場所と比べてしまう



朱雀門の説明札



朱雀大路から朱雀門を見る



大極殿の説明札



大極殿  前の広場の広いこと




天皇の座られる高御座(タカミクラ)



屋根かざり 鴟尾(シビ)



衛侍のデモンストレーション



広い会場を青空のもと次の会場へ





平常宮跡資料館では当時の貴族の食事の説明


空は高く空気はきれいだし、気持ちい1日だった

(説明はNHKのテレビで再確認するわ~)
(17日 11時~ 6時間にわたって放映される)




武夷山の旅

2010-10-10 11:21:26 | 
9月26日 くもり 九曲渓竹筏下り

昔 この土地で焼かれていた天目茶碗を福建省に運ぶために九曲渓を竹の筏を使って運んだ。今は観光客を乗せて九曲渓を下る。
昨日登山途中でも明日はあれに乗るんだと楽しみにしていたが、朝一番のひんやりと心地よい川風と山の空気が、昨日の登山で痛くなったふくらはぎを忘れさせる



孟宗竹で作られた筏は、川床が浅いので底はない。一艘に六人乗り
女性の船頭さんで、元気でたくましい、お化粧気はないが目鼻立ちのはっきりした美人
笑顔がいい












9つ曲がると到着とか言いながら90分の川下り、雨にもならず36峰の切り立った一枚岩の峰々は川霧が時々立ち込め、いい雰囲気だ
鳥の鳴き声と櫓のきしむ音、ひとびとの笑い声、船頭さんの説明の声だけの自然の中



身も心も洗われて、旅仲間もいい顔をしている





今朝も大勢の登山客 
昨日は私も登ったんだ~





食後は、また水簾洞まで登山


旅仲間の若者は、15分で登ってきたが私はこの登山はパスして、添乗員さんと登山をパスした数人とともに、東屋で深山の空気を堪能しながらこれから行く茶の木の大紅袍の話に花が咲く。私の旅はこの茶の木を見るのが目的


大紅袍の茶の木を見るためにまたすこし山に入る。
途中の川の中には、野生の水牛がのんびりと水に入っている。


目的の大紅袍保存地区


登山途中の山の斜面には、大紅袍から接木された茶畑が厳しい自然環境の中に育てられている





現在この岩から生えている茶の木(4本と2本)からは、茶摘みは行っておらず(2006年以後)保護されている。その前は1日に少量の茶葉を18歳の女性が岩山に梯子をかけて茶摘みをしていた。それ以前は、猿に岩山を登らせて少量の茶葉を取らせて国の最重要VIPのみに飲ませていた。
どちらもイベントの要素が強いが、ぜひ見てみたかった。
現在はこの木から接木された大紅袍が周辺に植えられていてこの大紅袍は誰でも手に入れることができる。(少々高いが)
9曲渓からの川風と1200メートルの山中、多雨で川霧もたえず漂い手のくわえられていない自然環境に恵まれて、いいお茶ができると一目瞭然
この場所に来られて、よかった  感激


大紅袍の茶の木を見た後は、宋時代の面影を再現した(20年ほど前に)街並みを散策
朱子学の元祖朱熹の本拠地で寺院はすべて朱子学のためのもの。
木々も大きくなっており、20年前に造られた街並みとは思われない。
土産物屋ものんびりと呼び込みもほとんどない。





茶館へ入り、大紅袍の試飲と販売


以前はなかった餅茶のような大紅袍

どちらも、私には最後に口に残る苦味が心地よく、もちろん購入



ここ武夷山では、日本人観光客が年間5千人ほどであまり来ないらしく、日本語はガイド以外はほとんど通じない。こちらから「ニイハオ」「シェシェ」「サイチェン」などと言えば、笑顔で返事が来る程度

そして武夷山ガイドの呉さんの姉上が経営している土産物店へ立ち寄り、(私が個人的に行きたかったのだが、40分ばかり時間を作って皆さんと行くことができた。
姉上は元日本語の武夷山ガイド 女性には登山がある武夷山ガイドはきつい仕事だとのことでした。さもありなん。
呉さんのかわいい美人の彼女も来ていて、片言の日本語でお茶を入れてくれる
私は、姉上とお茶の話を40分間していて、買い物はできず、目的のラプソンスーチョン(正山小種)松脂の香りをつけた紅茶でイギリス人の好みの紅茶、癖がある紅茶が武夷山の9曲渓竹筏下りの出発点あたりの星村でとれるお茶が名品
いくら説明を受けても、目の前でお茶を入れてもらって飲ませてもらって納得
旅の目的が叶った

そしてまたバスで4時間 福州へ
高速道路が整備され、観光バスの乗り心地の快適になっている

福州では、1昨日泊ったホテルへ、やはり都会だ


手前の古い家屋はもうすぐ後ろの高層の住居に変わる


朝 登校中の小学生


福州の都市を眺めながら帰国の途へ

今回は尖閣列島の漁船問題があり、出発日は船長の釈放日だった
帰国日は福建省へ船長が帰る日で、我々には何事もなく旅を続けられたが、まだ日本企業フジタの社員は解放されていなかった
今後の中国の旅はどうなるのか、今後の国交はどうなるのだろうかと思いつつ・・・・・


 


武夷山の旅 

2010-10-10 07:13:37 | 
◆9月25日(土)くもり 武夷山

武夷山登山も終わり、竹で作られたレストランで山菜料理の食事、登山後の食事はおいしい。ビールは青島ビール(ライトがあるが、アルコール度が低くてまるでジュース)
毎日飲んでいるので、ライトは選ばないのだけれど酔わない。


果物売りのおばさんが、みかん・桃・プラムを売っていた。値段はプラム25ケが300円くらい。旅の仲間が買ってみんなにふるまってくれた。おいしい。

 

夜は印象武夷山(チャン イーモウ監督監修 360度転回の舞台劇)観賞






さすがオリンピックの総合プロデュースを担当したイーモウ監督の作られたものだけある。
360度回転する観客席から、武夷山の自然をそのままに借景にした舞台を武夷山の伝説とお茶文化を取り混ぜながらの舞台劇を見た。
おしむらくは、すべて中国語で最初に劇のストーリーや構成を知っていないと、観客の感動や笑いについていけない。想像しながら楽しむしかなかった。
(日本で歌舞伎や能や文楽を外人さんが見ているのと同じ)
入場料は3900円 会場は満員で大盛況。新しく作られたそうだ。

この夜のホテルは、よくなかった。
3階の部屋までエレベーターなし、ボーイさんもいなくて、荷物は自分で運ぶ。
登山で疲れているのに・・・・・
バスタオルが汚い  取り替えてもらおうかとも思ったがにおいを嗅いだら、石鹸のにおいがしたので「まあ ゆるすか」と我慢をした。
旅の仲間が2人 別のホテルに7千円UPで宿泊したが、こちらは良かったとのこと。

しかし、ふくらはぎが痛くなってきて明日が思いやられた

















           
 
  



武夷山の旅

2010-10-05 14:42:16 | 
ず~と昔から、武夷山のお茶「大紅袍」の茶の木を見たいと憧れていた。
福建省で台湾の向かいの位置だから、すこし涼しくなってからと思っているうちに行く機会を逃していた。
やっと やっと 念願がかなった。
今思い出しても、いい旅だった。

◆9月24日(晴~曇)福州は気温25度で蒸し暑い
 
関西国際空港~中国福州まで  福州泊


福州に着いた



福州の朝の通勤風景
車も増えているが、自転車 電動自転車(エコ対策で政府が推奨している)
スクーター バイクが相変わらず多い


街角で朝食の人たち

バスで武夷山まで(4時間ほどかかった)

着いてすぐ食事 予想外においしい(山菜中心と言われていたのにとんでもない)
茶葉を使った料理は期待していたが、スープからいためものまで使われていた

写真以外に、焼き飯とスイカ 野鳥のスープが付いている


茶葉がそのままで炒められていた
苦味が思いのほか良い


万頭のたれにも茶葉が入っている


キノコの種類は豊富でしゃきしゃきとしておいしい




きくらげ よくつかわれている


鹿肉 においもなく食べやすい


ウサギの肉 思いのほか甘辛ダレでおいしかった




パスタ 名古屋のきしめんのような麺


鶏肉





キャベツの炒めもの


川魚のフライ




これ、蛇の焼酎漬け(閩 ミン 蛇を門の中に閉じ込めたの意)
昔 武夷山は蛇が多くて困っていたが、蛇を閉じ込めてこの文字を当てたといわれている。この文字は、現在は車のナンバーの最初ははすべて使われている)

◆午後から登山
 
中国の人たちは、登山が好きだと知っていたけれどこの旅では800メートルほどの登山が計画されていることを知らなかった。見上げれば遊山客が蟻のように岩山の階段にへばりついて上っている。40分後に頂上でと言われて休み休み登り始める。
 
曇り空がありがたい。自然複合世界遺産に登録されているだけあり、下から吹き上げてくる 風が心地よい。


この岩山に上る(古代海からの隆起によりできた1枚岩)
こんな山が36峰ある


リスも遊んでいる  名も知らない鳥はたくさん  トンボや蝶もいる




さあ スタート


3分の1くらいにある東屋


こんな休憩所もある



40分かけて汗をふきふき山頂へ
頂上では、蒋介石夫人 宗美麗が住んでいた部屋が展示されていた。



見下ろせば九曲渓がはるかかなたに見下ろされる。明日は竹の筏下りだ。


下り道で、駕籠に乗った女性たちとあったら「これに座っているのも、しんどいで~ かいてくれている方たちに、きずつないわ~」(関西の旅人見たい 聞く余裕もないがさもありなんと思う)


自然林の中をほっとしながら、下山
あ~ あ~ 疲れた





 






 

◆9月25日(土) 福州 ~ 武夷山 
           
玉宝山登山

印象武夷山(チャン イーモウ監督 360度転回の舞台劇)観賞 
  


◆9月26日(日) 武夷山 ~ 福州 

九曲渓筏下り 

水簾洞

大紅袍景観地区


◆9月27日  福州 ~ 関西国際空港

盛岡・遠野の旅

2010-10-05 09:40:26 | 
◆盛岡・遠野・花巻への旅(9月12日~14日)

 日本民家集落博物館から館内にある岩手県の「南部の曲家」の故郷を訪ねる旅に参加した。 12日から14日は、天候は大荒れですべて雨の予報
 傘はもちろん、カッパも用意して暑さの残る大阪からいわて花巻空港へ
 

◆12日(くもり)


久しぶりの伊丹空港で「嵐」の機体が来ていた



花巻から遠野へ 気温は21度ですずしかったが、雨は降ってない


遠野は実りの秋を迎えて、りんごも稲もたわわに実っていた

この日は「早池峰神楽」を見学(ユネスコ無形文化財・国指定無形民族7文化財で撮影は不可)
神楽を奉ずるときに最初に舞う舞台をきよめる舞いから始まり、古事記や日本書紀などに題材をとった神話の舞い「神舞」「式舞」「女舞」(この女面はきれいな面だった)「荒舞」(源平合戦での献上馬の活躍の様子を真剣を使って舞う勇壮なもの)最後は「権現舞」参加者から今年1年の無病息災を祈って権現様に「歯打ち」といって頭を噛んでもらう「身がため」をして終わるのですが、方言交じりの挨拶や神楽の説明に、東北へ来たとしみじみ思う3時間余りでした。




宮沢賢治記念館
地元の方たちは「賢治さん 賢治さん」と親しく呼ばれていました。







イギリス海岸(賢治が石の採集をしていた北上川)







夜は「遠野の民話」を聞きながら食事
「こんな話があったとさ」から始まり「どんとはれ」で終わる「おしらさま」をしみじみと語ってくれた(遠野では朗読ボランティアが大活躍)




13日(くもり)

遠野の市内見学


昔ながらの遠野駅 行き先は釜石のローカル線



千葉家の曲家・国の重要文化財(小高い丘の上に建つ約200年前の豪壮な民家)
住家は306.96㎡、畜舎部分は162.86㎡、土間と合わせて486.67㎡(142.22坪)ほどあり、かっては作男15人、馬20頭を持つ。



村の山中にある五百羅漢にお参りした


そして山に囲まれた遠野ふるさと村








遠野では馬は大事な収入源


カッパ淵


大きな馬も尾をつかんで川に引きづり込まれるんだって!!



カッパの狛犬さん


ここはビールのホップの原産地


コスモスも色鮮やか


そして盛岡へ


駅前のホテルに宿泊。
夜の食事は各自自由だったのでフロントに情報を教えてもらい、市内へ出かける。
(盛岡都心巡回バス(でんでんむし)にのれば1回100円、1日フリーだと300円)

中津川と北上川を要塞とした盛岡城跡、今も冷房施設のない県庁、裁判所の石割桜、重要文化財の岩手銀行中ノ橋支店が市内の中心部。
ここでは「石川啄木」の新婚の家や、賢治、啄木の歌碑があり、紺屋町などの昔の面影を残した街筋も散策できる。


栃の実が落ちはじめていた。通りには大きな看板が立っている(あたったら痛いと実感)
珍しいので拾っていると、土地の方が「くだいて焼酎につけておくと、うち身に良くきくよ。盛岡城は大阪城を模して造られたんだ」とも教えてくれる。

食べ物では、やはり興味がある「盛岡じゃじゃ麺」教えてもらった「白龍」(パイリュウ)を探し当てて、あまりの古さと狭さに躊躇しながら入ると満席、まだ17時まえ。
とりあえず、食べてみるとうまい!!  値段は400円
うどんの上に盛岡味噌(肉が練りこまれている)と青ネギが乗っているだけ、これをよく混ぜ合わせ、好みで酢をとラー油をかける。

仕事帰りの人たちを眺めながら、紺屋町を歩いているとパラリと雨が・・・・・(ガイドさんは明日は雨具の用意と言っていたな)
食事は駅前の焼き肉屋「百済」ちじみと盛岡の野菜がおいしかった。


14日(曇り~晴れ)

盛岡市内観光


岩手銀行中ノ橋支店(重要文化財)
まだ営業している銀行だが2階が博物館になっていて説明をしていただいた。
東京駅を設計した工学博士・辰野金吾設計(大阪では中之島公会堂設計)
赤レンガの洋館として明治時代の面影をしのぶことができる。



外に出ると盛岡市内の秋祭りとばったり
(盛岡山車として盛岡市の指定無形文化財)
町内会ごとに山車が出るそうで、学校は休校になるそうです。
この山車は歌舞伎の「暫」(しばらく)


岩手県立博物館

レプリカとはいえ、立派な仏像


そして曲家


馬の食べ物を煮る大釜


外に出ると岩木山がくっきりと



盛岡手作り村


ボランティアさんたちが土地の食べ物や染色やものづくりをしてくれる


ここでも曲家


今回の最大のハイライト
藤原家(曲家の元所有者の方と交流)


矢巾町の藤原家から日本民家集落博物館の曲家は移築された


ボランティアからも日頃の疑問を質問したり、正月飾りの仕方を聞いたり話は尽きと充実の時間を過ごしました。


防風林に囲まれた現在の藤原家



いわて花巻空港から伊丹空港へ


雨に降られることもなく、すずしい岩手での3日間、満足の旅でした。