午前4時ころ
ケンチの吠える声でビックリして飛び起きる。
その瞬間、左のふくらはぎがこむら返りしてしまった。
酷い痛みでなかなかケンチを抱き上げる事が出来ない。
乳がんのホルモン療法をしてる方のブログでこむら返りが酷い。と書かれていた事を思い出す。
私も薬の影響なのか、今までで一番酷いこむら返りだった。
吠えてるケンチを助けられずに、情けなかった。
ケンチはオシッコをしてしまっために吠えていたようだ。
えらいね、ケンチ。
お尻の下に敷いていた濡れているトイレシートを交換すると、吠えるのを止めた。
時間はハッキリ見なかったが、この4時ころまでの間にケンチは2回嘔吐。
1度目は黄色い胃液のようだったが、2度目は血が混ざっているのか茶色ぽい色をしていた。
どうせ5時前には起き出さなくてはいけないので、そのまま起きることにする。
ケンチをリビングの長座布団へ寝かす。そのままケンチは眠ってしまった。
午前7時頃~9時頃
いろいろケンチの好きな食べ物をあげてみるが食べない。
水も嫌がって顔を動かす。
午前9時前
ケンチ、オシッコをする。
午前9時過ぎ
ケンチを連れて病院へ。
グッタリしているケンチを見て「目も反応するし、心臓もしっかりしているのになぁ。」と、言われる。
心臓がしっかりしていると言われて、少し安心。
夜中に吐いた物が茶色かった事を伝えると、胃の粘膜が荒れているせいとの事。
午後5時過ぎ
病院に電話。
今日のケンチはオシッコをよくしていたそうだ。よかった。
少しづつでも良くなってくれれば…と、思う。
午後7時前
病院に迎えに。
やはりケンチはグッタリしていて、また「どのくらいやってあげるか難しい」と言われる。
「自分で食べれるようになってくれれば…と、思ってたけど、なかなか難しい。
もう今までのように立って歩くのは無理だと思います。」と、言われてしまう。
胸が苦しくなった。
先生が注射器でお水をあげるとゴクッと飲むケンチ。
「舌も動くんだけどなぁ。」
「先生。その注射器いいですね。コットンに水を含んであげても嫌がってしまって。」
「あ、じゃ後であげますよ。お会計の時に。」
「お願いします。」
今のケンチの状態を聞く。
ケンチを見ていると、だるくてしんどそうだが、あまり痛みとか苦しさがないように思える。
「ケンチは今、痛いとか苦しい状態じゃなくて、ただ体がダルイ…とか、
そんな状態なんでしょうか。」
「あ、そうですね。そういう感じです。」との答え。
これから毎日点滴に通う事を考え、病院嫌いのケンチが少しでも病院にいる時間を短縮出来ないか、
先生に点滴はどのくらいの時間で終わるのか聞くが、点滴は午前中に終わるが点滴終了後6時間
経ってから使いたい薬があるんだそうで、やはりお迎えは夕方になってしまいそう。
「明日は日曜で当直の先生しかいないので、点滴は当直の先生と相談してください。」と言われる。
会計を待ちながら、起き上がれなくなるなら、床ずれしないようにしないと…。
他の方のブログでビーチマットが良いと書いてあったなぁ。
オムツも人間用のを尻尾の所に穴を開けて使うと良いと書いてあったなぁ。
などと考えていたら、注射器を貰い忘れたので、家にあるスポイトを使う事にする。
午後8時前~
スポイトで温めた牛乳をあげるとゴクゴク…と飲んだ。
嬉しかった。
以前、ムツゴロウ王国で働いていた方の本にご飯が食べれなくなっても、牛乳で栄養を取り、
生き続けてたワンちゃんの事を読んでから、ケンチに牛乳をあげるようになっていたから。
あまり一度にあげても吐いてしまうから時間をあけて3回ほどあげる。
しかし、吐いてしまったので、やはり牛乳は今のケンチには良くないのかと思い、お水に変える。
ケンチは、目を覚ます度に起き上がろう起き上がろうとする。
支えて起こしても、だるそうにすぐ横になってしまう…の、繰り返し。
午前12時過ぎ
いつものように和室に布団を敷き、ケンチをリビングから移動。
私も隣に横になる。
22日、朝7時ころのケンチ。。
生前最後の写真。

具合の悪いケンチにカメラを向ける事がなかなか出来なかったが、頑張って顔を上げてる
ケンチを慌てて写した5枚のうちの1枚。
この後、すぐに横向きに倒れてしまった。