今日は、ケンチの初めての月命日です。
朝から雨が降っていて、ケンチが虹の橋に旅立った日も朝方から一日中雨だったなぁと思い出します。
ケンチに会えなくなって、1ヵ月。
もっともっと、とても長い時間、ケンチに会えていないような気がします。
先日、アニマルコミュニケーションに行って来ました。
ケンチが暗い道でひとりで迷っていないか…。
何か困っていることはないのか…。
そして、ずっと私の心にあった「モカチやくう太を我が家に迎え入れた事をケンチはどう思っていたのか…。
本当はイヤだったんじゃないか…。」という思い…。
アニマルコミュニケーションのような事を信じない方にとっては、馬鹿らしいことなのかもしれませんが
(うちの夫も馬鹿にするタイプです。)、私は幼いころから目に見えない霊的な世界はあると信じているのです。
あっ…、全部が全部、信じているわけではないです。。
テレビでスピリチュアル的な番組を観ていても、「これは信じられるけど、これは信じられない。」
「この人は信じられるけど、この人は信じられないな。」というのは、あります。
ケンチが虹の橋を渡ってから、偶然に目にしたブログでアニマルコミュニケーションをしてくださる方を知り、
ケンチの写真を胸に抱え、会いに行ってきました。
アニマルコミュニケータ―の方は優しそうな女性で、私と同じ位の年代の方でした。
まず初めに私の苗字と住んでる場所を○○区まで伝え、ケンチの名前と虹の橋に渡った日、ケンチの年齢を伝えました。
そして、ケンチひとりが写っている写真を3枚渡しました。
コミュニケーションをとるのに、あまり旅立ってから間がないと、まだ本人(本犬)が落ち着いていない場合も
あって、上手くいかない事があるそうです。
AC「では、今、ケンチくんがどんな所にいるか見てみましょう。
草原。芝生のような感じ。所々に小さな花が咲いている。
暑くも寒くもなく、気持ちの良い感じ。雨は降っていませんよ。
(この日も朝から雨だったので、そう言ったのかも…?)
そこにケンチくんはひとりでいます。くつろいでる感じ。
遠くの方に他のワンちゃんも見えますけど…。ケンチくんはマイペースだったのかな?
ひとりでいます。」
『とても可愛がって大切にしてもらった。自分がいつも家族の中心にいた。』と、ケンチは言ってくれたようです。
ケンチはひとりでのんびりしてたようですが、仲の良い友だちワンコがいたり、一緒に暮らしてたペットちゃんが
いた場合のワンちゃんは、その子たちと一緒にいる事が多いそうです。
AC「ケンチくん本人だという証拠を何か教えてもらいますね。」
「一番好きだったオモチャはボール。 赤…白…。」
きっとACさんは、ボールが映像で見えているんだと思いました。
よ「あっ、白いボールです。一番のお気に入りでした。」
AC「茶色くてケバケバと毛羽立った感じ。テニスボール。」
よ「そのボールが本当に大好きで、そのボールばかりで遊んでいたから汚れて変色してたんです。
全体に細かくひび割れたので、それが毛羽立って見えるのかも知れないですね。」
その時は気づかず、「赤」という色はちがうな…と思っていたのですが、家に帰ってボールを見て驚きました。
そのボールは白に赤い模様が入った物だったのです。
すっかり私は、白いだけのボールと思い込んでいました。最初に言われた赤というのも当たっていたんです。
これがケンチの大好きだったボール。。
10年以上、大好きおもちゃランキングの不動の1位を確保していました。
遊び過ぎて変色し、表面がボロボロに細かくヒビ割れしています。
1年ほど前にくう太の前に我が家にトライアルに来たパワちゃんに壊されてしまいました。
これは、後々とても後悔しました。パワちゃんの手の届かない所に置いておけば良かったのです。
その後、やっと同じボールを見つけて買って来たのが、このボールです。
赤い模様があります。以前のボールも新しい時は、赤色があった事になります。
上の写真のボールもよく見ると色は落ちてますが、この模様の跡が残ってますね。
古いボールばかり見慣れてたので、赤い模様があったなんて、私はすっかり忘れていたのです。
だけど、このボールでは新しくて噛み心地がちがうのか、あまり遊ばなかったです。
よ「お気に入りのボール、壊されてしまって、ごめんね。」
ケ『いいよ。別に気にしてない。』
AC「ケンチくんの好きな場所があったみたいですね。」
よ「はい。ありました。」
AC「そこは、家の中が見渡せて好きだったと言ってます。」
ケンチがそんな理由でこの場所が好きだったなんて思ってもいませんでした。
家に帰ってからケンチの好きだった場所に座り、ケンチが見ていたと思う所まで視線を下げ、辺りを見渡してみました。
この場所からはリビング全体、ダイニングやキッチンの中、そして和室のテレビでゲームをする子どもたちの
姿も見る事が出来ました。
そうだったんだね、ケンチ。
そんな理由で好きだったんだ。
なんで皆がいるソファーの方に来ないのかな…と思ってたけど、ソファーの場所からじゃキッチンも
和室の中も壁や襖が邪魔をして見えないものね。
AC「ケンチくんは番犬みたいな気持もあったみたいですね。ここで周りの様子に気を配ってたというか、
何かあったら自分が守るような気持ちがあったみたいです。」
ケンチらしいです。 ありがとう、ケンチ。。
よ「最期の時は苦しくなかった?」
モカチを外に連れて行って、戻って来た時にケンチが口を開いてたのが気になってたんです。
誰もいない数分間にケンチは苦しんだんじゃないのか…って。
ケ『そんなに苦しくなかった。ちょっと心臓が止まる時に苦しかったけど…。でも、大丈夫。
もう逝く時がきたとわかってたから。ぼくの寿命だった。それにもう大嫌いな病院に行きたくなかった。
最期は後ろ足が動かなくなった。力が入らなくて立てなくなっちゃたけど、今はもう大丈夫。
最期の時も皆がいてくれたから怖くなかった。』
AC「ケンチくん、最後の方で後ろ足が動かなくなっちゃたんだ…、と言ってます。」
よ「はい。最後の3日間は歩けなくなってました。」
AC「でも、もう大丈夫だよ。って、言ってますよ。
ケンチくん、病院が大嫌いだったって。 あまり病院が好きな子もいないけど、ケンチくんは本当に
嫌だったみたい。ちょっとお腹が痛い時もお母さんにバレないように我慢してた時もあったって…。」
それを聞いて、ケンチらしいな~と微笑ましく思い笑ってしまいました。
ケンチは病院に連れて行くと、「帰るわん!」と力の限り抵抗し、ジタバタジタバタするので、待合室に毛が舞って
申し訳ないと、いつも受付をした後は車の中で待たせて貰っていたのです。
(モカチとくう太は待合室でちゃんと待てます・・。)
よ「ひとりでいるって聞いたけど、寂しくないの?」
ケ『大丈夫。寂しくない。』
AC「時々、人間の姿をした人… お祖父さんかお祖母さんかな…に抱っこされてる姿が見えます。」
よ「主人の方のお母さんかな。子どもを出産時などにケンチの面倒を見てくれていました。」
よ「モカチとくう太を迎え入れてどう思ってた? 嫌だった?」
ケ『ちゃんと受け入れていた。イヤではなかった。だけど、騒がしくてウルサイ。』
そうだね。いつも寝ているケンチの横でドタバタ走ってケンチを起こしてたもんね。
ケ『チビたちが来ても自分が一番母さんと心が繋がっている事がわかってたから平気だった。
最初は、父さんと母さんだけだったのに、だんだん家族が増えていって賑やかになった。
良い経験をさせてもらった。感謝している。』
ケンチは、モカチやくう太を「チビたち」と言うんだ~。
私が家の中では、くう太の事をよく「ちびすけ」「ちびちゃん」って、呼んでたからかなぁ。
AC「チビたちと一緒にいた時間は、そんなに長くない。長い期間自分だけを可愛がってもらった。
長い時間、皆を独占していた。と言っています。」
よ「そうです。2番目の子(モカチ)は3年。3番目の子(くう太)は1年くらいです。」
この時にモカチやくう太の年齢などはACさんに伝えていません。他にワンコが2匹いるとだけ言ってありました。
よ「困ってる事はない? なにかして欲しい事はある?」
ケ『何もない。ずっと大切に可愛がってもらった。(この言葉は何度も繰り返して言ってくれました。)
自分の人生(犬生)に満足している。』
AC「リビングに写真を飾って貰ってる。って言ってます。それが嬉しいって。 あと、供えてもらってる
お花やオヤツはこっちでちゃんと受け取ってる。でも、もうオヤツはいらないよ。ボクの分も
チビたちにあげて。と言ってますよ。」
ACさんがおっしゃるには、もう天国ではお腹が空くという事がないようなんです。
四十九日とか百ヶ日とかに区切りをつけて、オヤツは止めたらいかがですか? と、アドバイスをいただきました。
それがケンチの望む事なら、そうしたいと思います。
その他にもケンチから娘や息子へのメッセージ、モカチやくう太の私への希望も聞いてきましたが、
それもまた違う日に書き残したいと思っています。
今でもケンチを想って泣かない日はないです。
時には声を上げて泣いてしまう事もあります。
アニマルコミュニケーションは私の自己満足なのかも知れません。
でも、私は信じる事で救われています。
何度も「大切にしてもらった。可愛がってもらった。」と言ってくれたこと…。
そして、ケンチを想い悲しくて仕方ない時は、
「ケンチは綺麗な草原にいる。草原でのんびり寝転んでいる。」と、ケンチの可愛い寝顔を思い浮かべています。