京都試作産業プラットフォーム

京都試作産業プラットフォームで21世紀の京都経済をリードする新しい産業クラスタを創出

京都新聞の記事紹介

2006年07月21日 | 情報一般
試作センター発足 京都府など 10年度、18億円受注へ

 京都府などが進めてきた試作産業推進計画で、事業主体となる京都試作センターが19日発足した。オムロンや京セラ、島津製作所、村田製作所など京都の有力企業が出資し、試作を京都の新産業に育成するとともに中小企業の活性化を目指す。2010年度に受注額18億円、地域経済への波及効果1000億円を見込んでいる。

 新会社は、国内外の大手メーカーから試作を受注し、会員の中小企業グループに振り分ける仲介業務を手がける。これまでに41社が参加し、電子電気部品、アルミ加工、制御ソフト、繊維などの専門分野ごとに6グループを設けている。

 設立時の資本金は2億円。大日本スクリーン製造、村田機械、日本電産、ローム、ニチコン、堀場製作所、日新電機、日本写真印刷などの京都企業をはじめ、関西電力や大阪ガス、NTT西日本、ダイキン工業など計27社が出資した。本社は京都市下京区の京都リサーチパーク内に設置し、市原達朗オムロン特別顧問が社長に就任した。

 試作は電気機械やプラスチックの製品、ソフトウエアなどのモデルを作る工程で、ものづくりの心臓部に当たる。府と京都産業21が京都市や地元経済界とのオール京都体制で準備してきた。

 新会社は中小企業の技術を生かし、京都を試作産業拠点化する計画。市原社長は「地元中小企業と信頼感を養い、試作を京都に根付かせたい」と抱負を述べた。


京都試作センター株式会社


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