和田荒神太鼓

私たちは、鳥取県西部に位置する米子市和田町で、400年前から伝わる「荒神神楽太鼓」を伝承する和太鼓仲間です。

役 者 魂

2009-05-31 06:52:45 | 紹介です

12年に一度の松江城山稲荷神社の神幸祭ホーランエンヤが終わった。

3日間に亘るロングランだったが、見ごたえのある大祭だった。

笛君は、12年前に行われた神事を見逃したため、この日を待ち続けた。

お祭りでは、櫂伝馬の踊りが有名だが、実は神社の言われから始まっている。

それは360年前に、松江藩の地域では不作続きで飢饉となり、稲荷神社の宮司が約10キロ離れた阿太加夜神社に、祈祷に出かけたのが始まりとされている。 その行事が12年に一度執り行われる「ホーランエンヤ船渡御祭」となった。

櫂伝馬船は、五大地と呼ばれる馬潟、矢田、大井、福富、大海崎の地区から繰り出され、歌舞伎役者のような格好で櫂を剣にみせて踊る剣櫂(けんがい)と采振り(女踊り)の櫂伝馬踊りを披露する役者と櫂を漕ぐ櫂かき、太鼓を打ち鳴らす囃し手、唄声を掛ける音頭取り、船頭が乗り込み総勢35人にもなる。

聞くところによると、今年のホーランエンヤ(櫂伝馬船踊り+船漕ぎ+唄)のために、半年前から各地区で練習をしたと言う。 女装をした役者や花笠を被った少女もみんな男子だ、特に小学低学年から高校生が舞い手となって、地区の伝統を師匠から教わる。

添付の写真は、最終日の還御祭(天候が悪く雨が降った)で午後5時過ぎから、松江城山稲荷神社の境内で奉納された、最後の櫂伝馬踊りだ。

役者たちは、3日間とも午前3時30分に集合し準備した。 顔にはドウランを塗り、着物をまとい、カツラをつける。 それだけでも大変なのに、最後まで船上でも陸行でも役者を演じきった。 

12年後は彼らが師匠となり櫂伝馬を伝承する。 
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祭典雑感③

2009-05-30 05:55:39 | 紹介です
陸行列では鬼の神楽面をかぶった先導役が

写真のように先頭を歩く。

このようなカッコは、出雲地方の正月行事の

吉兆さんにも鬼たちが出てくる。

どんな意味があるのか解らないので、こんど神官さんに

聞いてみることにしている。

やっぱり、疑問が或る時はその場で質問が良いようで!
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祭典雑感②

2009-05-29 05:41:07 | 紹介です

神社の祭典では、太鼓と笛による奏楽がある。

いま、この流れの笛を練習している。

それぞれの神社で流れてくる笛太鼓の音が、

演奏者の個性で微妙に違っている。

これが年齢であったり、季節の違いで現れる。

祭典をまじかに見ると、心が洗われ神妙になる。

これからもいろんな神社を訪ねたい、楽しみが増えた!
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祭典雑感①

2009-05-28 05:39:18 | 紹介です

人の縁(えにし)とは不思議なもんだ。

3年前に和太鼓集団‘志多ら‘を観てから

笛を吹きたくなり、松江まで習いに行っている。

その係りに、松江鼕保存会の石原さんと出会い、

笛先生の長谷川さんに師事をうけている。

なんと、松江城山稲荷神社の祭典(ホ-ランエンヤ)を

取り仕切る総代が、石原会長だった。

彼は松江の裏市長で、なくてはならない存在だ。
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男達の唄声

2009-05-27 06:27:50 | 紹介です
5月24日(日)で9日間に渡る神幸祭は終わりを告げた。

16日の渡御祭(とぎょさい)・20日の中日祭(ちゅうにちさい)24日の還御祭(かんぎょさい)
それぞれ見事たえがあった。

なかでも笛君は、海上でも陸上でも櫂伝馬踊りの「ホーランエーエ、ヤーサノサ」の掛け声が心に沁みた。

男達の生声だ、大好きな木遣りにメロディーがついている感じだ。

この唄声にあわせて囃子の太鼓・櫂・櫂伝馬踊りが一体となる。

男達の唄声は、なんとも言えない迫力があり気持ち良い!
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ウオッチング ピープル

2009-05-26 06:27:24 | 独り言
土日を中心に60分のウオーキングを再開している。

夕方の午後4時に家を出発し、片道30分で折り返し

自宅まで帰る。

途中いろんな人と出会う、知り合いに出会うと

「歩いちょうだー」と声を掛けてくる。

返事は、「そげそげ、歩いちょうだ」と答える。

夕暮れ時に、こどもとバドミントンをしている父親や、

洗車に余念のない男性と、様々なウオッチング ピープル

が出来る。 楽しい時間だ!!
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何ごとかを成し遂げよ

2009-05-25 06:25:50 | 夢に向かって
この世に生を享けて、毎日の生活で気が付かない事がある。

それは、短い人生の中で、何かを見出し成し遂げなければ行けない。

何かは、それぞれ個々で探し続ける。

自分自身の事だったり、世の中のためだったりする。

何ごとかを成し遂げようとする事が、病気にも負けず、

強い自分を育て、他の人に優しく出来る。

何ごとかを成し遂げよ!
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阿太加夜神社の中日祭②

2009-05-24 06:03:03 | 紹介です

2009年5月20日(水)午前8時50分には阿太加夜神社の境内にいた。

ここの広さは、かなり広く中日祭最後の櫂伝馬踊りを奉納するにちょうど良い。

午前9時には、参拝者に振舞うお神酒も準備され、準備万端だ。

祭典の時間に近づくにしたがって、羽織袴の氏子・総代さんの数が増えてくる。

そんな中で、またまた「石原鼕保存会会長=松江城山稲荷神社総代」に出会い、
話をすることが出来た。 「あら・・・ 今日は休みか? 」  「はい・・・今日は暑いですよ」

このお祭りには、笛君の好きなものばかりがある!

①花火ですべてが始まる、祭典開始・海上での櫂伝馬踊りの開始。  
②阿太加夜では、木遣りがあり、法被姿がかっこいい。
③祭典での笛・太鼓(勉強かな?)
④櫂伝馬の陸行列は、目の前なのでうっとりし気持ちが良くなる。
⑤町全体が活気あり元気になる。(各家では、明け広げて宴会が始まっている)
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阿太加夜神社の中日祭(あだかやじんじゃのちゅうにちさい)①

2009-05-23 05:29:31 | 紹介です
ホーランエンヤの神幸祭で阿太加夜神社の中日祭が5月20日に執り行われた。
櫂伝馬船(かいでんません)の踊りを、神社の参道で披露し奉納する。

近場で観る櫂伝馬踊りは迫力があり、感動した。

朝10時から祭典が始まり、入り申すからシャギリまで一連の曲が

神官によって神社本殿に流れた。

ここの笛方は、80歳ぐらいの老齢で味のある人だった。

笛は本人の手作りで、細い龍笛でなんとも言えない音色だった。
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祭り本番③

2009-05-22 06:22:49 | 紹介です

櫂伝馬船は、200年前の御神幸のとき、御神体を乗せた神輿船が

暴風雨のため危険になったのを、馬潟村(まかたむら)の漁師が助けて、

阿太加夜神社付近まで送り届けたことに始まっている。

この櫂伝馬踊りをホーランエンヤの唄声に合わせて、

船上で踊るのを目の当たりにして、笛君は歓喜で涙が出た。

それは、12年に一度の披露を町内あげて取り組んだ

伝統と誇りが生み出す人間力によるものだ!
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祭り本番②

2009-05-21 06:19:43 | 紹介です
5月16日の朝は、午前5時に起床し、朝ごはんを

何時もどおりにパンとコーヒーを食べて、6時10分に自宅を

出発した。 松江県庁駐車場に着くと、もうすでに30台ぐらい

駐車していた。 肩には自慢のカメラ(望遠付)を2台ぐらい

掛け、足早に城山稲荷神社に向かっていた。

笛君も負けじと、事前に調べておいた早道を駆け抜けるころ、

花火が十発ぐらい上がり、祭りの開始を告げた。

時計を見ると午前7時だった、社殿に着くとすでに観光客

カメラマンが10人ぐらいいた。

添付の写真は、祭典後の御神体を運ぶ行列の鳴り物隊だ。


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至福の時間

2009-05-20 05:30:48 | 独り言

先日、JRに乗って鳥取まで出張した。

会議終了後に、懇親会が設定されていたので

車では出かけられなかった。

おかげで往復3時間弱を、読書に当てることが出来た。

もちろん、兼続の描かれている‘密 謀‘だ!

帰りはちょっと酔っていたのであまり覚えていない?
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いよいよ兼続だ

2009-05-19 05:41:27 | 紹介です

NHK大河ドラマ‘天地人‘で活躍する直江兼続を、

「密 謀」で藤沢周平が描いている。

昨夜から読み始めた、入りでは、25歳で家老職となり

直江家に婿として迎えられたところから始まる。

信長が本能寺で、明智光秀に謀反を起こされ、続きざまに

秀吉が光秀を討ち取る。 このような混乱の中で、

兼続は知将として働く。彼の元には、草(忍び)がいた。

こんな感じで、夜も眠れない!!
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連休の過ごし方

2009-05-18 05:39:08 | 独り言

休みが続くと、読書が進む。

今回は、藤沢周平作‘回天の門‘を読みきった。

倒幕を策した志士を克明に描いた力作だった。

読み始めた頃、つまらなくて表紙ばかり眺めていた。

それは、暗い冬空の下を3人の旅人が坂を下っている、

遠くの海には、黒舟が止まっている。

またしても、後半の内容に時を忘れてしまった。
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祭本番①!

2009-05-17 07:24:47 | 紹介です

昨日、松江は朝から晩まで祭尽くしだ。

朝一で城山稲荷神社に出かけ、神事をかぶりついて見ていた。

朝早くから、こんなに人を見たのは三社祭以来だ。

境内では、あのエジプト研究家吉村先生もなぜか来ていた。

(写真内の右・中央付近の茶色いジャケット姿の吉村先生)

祭典後、神社から御神体が運び出され、沿道を行進曲「シャギリ」の

流れる中、松江大橋北詰まで行進した。

大橋は沢山の観光客で、今にも落ちそうなぐらいの人出だ。

櫂伝馬船は白潟公園近くにきれいに整列し、満を持していた。

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