BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

輝く日の宮

2022-09-21 | まさしこと

半世紀とはどういう計算結果かと改めて考え直してタイトルと内容があっていたかどうかと今年から50年を引き去って1973年となるので研究会参加のときからとは事始めのときとなってのことである。何ができるか、何になれるか、なにもかもが未知数のままだったから、その時から導かれたこと、ものに対する思いである。興味ある問題の解決に実証のたのしさを追及するようになる。
このときはすでに源氏物語の作者を複数説にして原案となる帚木三帖を原本で読む探求心に大成の校本のうちの別本の一本を見出して合成本文ができるプロセスを解明しようとしていた。すなわち写本という作業で古典文学の作品として女房によって作り出される過程である。取り合わせ本の河内本はそれで解釈の読み込みとわかるし流布本系となるのは読みやすさにある。そこに校定本としての青表紙が三條西実隆の書写によって伝えられて今日の活字本の底本と位置づけを得る。
研究会の雑談で定家本に対する異本読みをする必要があることを叫んでしまって顰蹙を買ってしまった。何しろ突拍子ないと思われたのだが、むりからぬ、恩師は谷崎源氏の訳定作業にて本文研究に造詣があったのだから、それを知らずして、校本研究実証に、大成とは違ってそのパラダイムを逆転して、青表紙本を異本にする仮説であったから、いかに対校新釈の便利さがあったとはいえ、3本系統による対照は無謀だったのだろう。しかし、それで女房文学の新発見があった。

ウイキペディア

輝く日の宮(かがやくひのみや、かかやくひのみや)とは、『源氏物語』においてかつて存在したが失われてしまったとされる帖の巻名である。
いくつかの説があり、
 現在の桐壺の巻の異名。
 現在の桐壺の巻の後半部分がかつて桐壺とは別の巻であったころの巻名。
 桐壺の巻のあとにかつて存在したが失われてしまったとされる巻の名前。本項で詳述。
 『源氏物語』に登場する架空の人物である藤壺の作中での呼び名。
などである。また、丸谷才一による『源氏物語』の成立事情を題材にした小説作品のタイトルでもある。

いずれもあたらないので、つまり証拠がないが、わたしには証明根拠が見えた。


2006年9月南京の記録


万歩計
2006年09月19日
万歩計をベルトにつけて歩いている
健康のバロメーターに贈ってもらって、3000歩も数字が出るか、出ないかの毎日だったから、こちらに来て金曜日の動物園までの散歩に1万歩数を超えて、なんだか感激した
そして日曜日の市内観光にも1万6000歩を記録して、ちょっと歩いた気分だ

もともと中国ではよく歩くのでそれほど驚くことではないが、昔はバスと自転車とのあいだで、歩き回っていた
南京にも地下鉄が出来ているので、これで動き回るのが便利だと分ったので、これからは歩こう、と、思ったら、もうこの実習は後、残すところ4日しかない
万歩計を日に日に記録して、1万歩前後で行く
もっとも仙林校舎に来れば、それくらいは歩いている

晴れが続いて、気持ちよい、というのだけれど
ニュースを見た,台風が九州に上陸して、日本海を北海道へと
東京は朝は雨で、昼からは晴れとか、秋の嵐が襲っている
天気の行方がきになる

留学はそれだけで一つの能力だ、外国語学習、異文化体験、刺激的な毎日に知的興奮もあるだろうし
だから留学は異次元の世界になってしまう可能性があるけれど
いまは、そういう時代でもなくなった
ネットに電話、交通に郵便、考えられないくらいに便利になった

中国へ来ると大体が、わたしの場合、6時に起きる
これは日本でも変わらないが、ちがうのは、飛び起きて外へ散歩に出ることだ
もう少しはやく目覚めて、1時間ぐらいは歩き回って、7時の食堂の食事に帰る
そのリズムが出来ると、いわば健康的になる

食事は軽く済ませられるので、わざわざ、作ることもしないし、中国食は美味しく食べていけるほうだ
作るのを時間的に許せばするかもしれない
洗濯は毎日やっているし、シャツもアイロンがけの要らないものを着て気軽く過ごす
午後の時間に昼寝が出来るときは、これは最高だ

ここへ来て慣れたころにいつも、帰国になるので、滞在をしている人よりも、まあ、楽しく過ごしていることになるのだろう

南京滞在、実習3週目
2006年09月18日
からりと晴れた、残暑なみの暑さというのもおかしいけれど
秋の風の気持ちよさがある、みんな元気になった、エンジン全開の様子になって
この週の教壇実習に向けて、ごー、ごー

秋の空の深い色に、吸い込まれるような鐘山の緑の濃さが映える
マンジュシャゲの赤花の色が霊谷山に似合った
週が開けて月曜日は1時間目から始まる
ホテルのバス乗り場に息せき切って走ったら7時のバスが出てしまった

1台、乗り過ごしてしかたなく、時間の途中で教室に入る
4年生の閲読の時間に既に先のバスで来ている学生が見学していた
木曜日に教壇でするから、緊張が高まる
そこへ、休み時間となって、中国の学生から、質問があった

次が読める?
難升米
どこに出てくるかというと、魏志倭人伝の人名だ
これはむずかしい

すると、さらに源氏物語の歌は何首ありますか
これには正確に答えないといけない
古今和歌集が 千首あまりで、源氏物語54冊として、平均10あれば540、1冊に20あれば2000首あまり、記憶をたどってそんなにはなかった、800もなかったかなとか、と、おもいつ
次の時間に教室を抜け出してネットで検索、すぐに引き返して答えた

ちなみに答えは、なしめ、759首


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