読書とかいろいろ日記

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『師父の遺言』 松井今朝子

2018年04月11日 | 読書日記

『師父の遺言』 松井今朝子
¥1,600+税 NHK出版 2014/3/20発行
ISBN978-4-14-005649-3

松井今朝子が一生の師と仰いだ武智鉄二。
松井自身の生い立ちから始まって、武智師との出会い、出会いのバックボーン、そこから始まった松井のそれまでとは違う生き方。

私は演劇の世界にまるきり疎いので、武井鉄二という名を知らなかったし、そもそも歌舞伎が苦手。基本的に芝居ッ気のあるものは合わないんだよ。文楽だけは好きだけど、これは「人」が演じてないからだと自分では分析している。
そんな私なのだけれど、松井今朝子描くところの歌舞伎界が好きなんだよねえ。いや、見るのがダメなだけに、読むほうにハマるのか。

この本で描かれている業界の話を多分私はほとんど理解できていないのだけど、それでも滅法面白かった!
松井今朝子の人生ってすごいわ。
武智師もすごいけど、松井今朝子自身がすごいよ。
読んでるだけでくらくらします。