読書とかいろいろ日記

読書日記を中心に、日々のあれこれを綴ります。

急性低音障害型感音難聴

2018年05月30日 | 日記

ここ何日か、耳が詰まったような感覚があって、特に今日は人の話し声が頭蓋の中で反響するかのようなうわんうわんとした感じがひどくて、不本意ながら耳鼻科に行ってきました。
検査の結果が、急性低音障害型感音難聴。
え、そんな病名がつくようなシロモノだったの。これって難聴なの。えええー?

薬が3種類。
生まれて初めて「お薬手帳」なるものを目にしました。
夕食後、服薬したら眩暈が。おい、症状悪くなってるんだけど!


『年金問題は解決できる!』 鈴木亘

2018年05月29日 | 読書日記

『年金問題は解決できる! 積立方式移行による抜本改革』 鈴木亘
¥1,200+税 日本経済新聞出版社 2012/8/24発行
ISBN978-4-532-35518-0

『経済学者 日本の最貧困地域に挑む あいりん改革3年8か月の全記録』がたいへん面白かったので、鈴木先生の他の著作も読んでみました。
しかしこれは~。

> 自民党や公明党、民主党といったこれまでの年金政策の失敗を取らされる既存政党は、このように責任が明確となる改革を望むわけがありません。厚生労働省にしても、過去の先輩官僚たちや、現在の幹部たちの失敗を認めるところから改革をスタートさせなければなりません。「無謬性の原則」(官僚は間違いを犯さないという神話)を誇りとする厚生労働省としては、このように過去を否定する改革を行うことはほとんど無理というものです。(174頁)

ホントにねえ。
タイトルは「解決できる!」とあるけれど、「理屈としては!」ってことだよね。
現実的には、今の官僚と今の政治家では解決できないってことだ。

私自身は、払った保険料と受け取る予定の年金が大きく赤字にはならないだろう年代に含まれるのだけど、だからといって、逃げ得だからこのままでいいや、とは思えない。この先の間違いなく損をするとわかっている若い人たちに対して「残念だったね」で済ませるような恥知らずでいたくない。ていうか、今の老人たち、よく平気だな! 政治家たち、官僚たち、よく恥ずかしくないな!


ものづくり文化再発見ウォーキング

2018年05月27日 | ハイキング、登山、ウォーキング

毎年恒例の「ものづくり文化再発見ウォーキング」に参加してきました。

今年のコースは東別院スタート、大須、長者町経由で名古屋城ゴール。

 スタートの東別院。一人500円払って出発です。

 お隣の崇覚寺。門柱の上のハトがかわいい。

 お菓子の不老園。やっとかめ文化祭でお邪魔してます(笑)。ここの干菓子はおいしいんだよ~。

 門前町通りの美濃佐商店。歴史を感じる。

奥村佛具店で和ろうそく見て、ちょっと購買欲くすぐられる。ウチじゃ使うとこないもんな。

 西別院。去年11月に大だるま絵を見に来たとこ。今日展示してあったのは1/26サイズの、本番前の試し描きのやつですな。
本堂内で、名古屋仏壇の展示と、仏壇の部品作りの実演も。

 大須演芸場。

   若宮八幡社。

雀おどり總本店も寄りたかったけど、混んでたのでガマン。ここはスタッフさんがみんな感じがいいから好きなんだー。

 安藤七宝店。蔵の中の七宝作品を見学できました。きれいだった~。

ウォーキングルートからは外れるけど、ちょっとだけ足を延ばして妙香園画廊も覗いてきました。アフリカ美術の「ティンガ・ティンガ展」をやってたんだよね。一人じゃちょっと勇気が出ないけど、今日は連れがいたので。
いやー、アフリカっぽい原色がきれいだった!
でもやっぱり一人じゃ覗きにくい雰囲気だった!

ナディアパークでデザインギャラリーとクリエイターズショップ・ループ。
すみません、これはちょっと関心からずれるわ。

 御園座。

碧海信金のデザインは、私はけっこう好きだなー。
岡崎信金には寄るのを忘れた! からくり人形見逃した!

 長者町繊維街。

桜天神社によって、「私はこれをおうてん神社と読んでた」「私もだ!」という会話をする。仲間だ(笑)。もちろん正しくは「さくら・てんじんしゃ」。

やよい軒で昼食。焼き魚定食。うまうま。
今日は市内一斉防災スピーカー放送訓練があったはずなんだけど、すっかり忘れてた。時間からいってこの店で食事中にサイレン鳴ったはずなんだよな。歩いてる時だったら気付いただろうけど、建物内ではなー。


 少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)の御朱印。

どう見ても無人の小さな神社で、今日だけ特別って感じにテント出して神職さんがご案内してくださってる。この小ささでは御朱印はないだろうと思ったけど、念のために訊いてみたら書置きが用意してあるとのこと。わーお! ありがたや~。(近所に社務所があって、普段はそっちにいらっしゃるそうな)
これがまた、ウサギさんがかわいい!
こちらの少彦名神社さん、10月16日が祭礼だそうです。平日か……。

 伊藤圭介出生地(現:名城小学校)では、ボランティアガイドさんが熱心だった。愛を感じたわ。

 愛知縣護国神社で軽く参拝。
ここの神社は好きだけど、右翼が根城ってんのがきらい。まあ、護国だもんな……。

能楽堂見学して、名古屋城行って、ゴール!

金シャチ横丁義直ゾーンを横切って、栄まで歩いて帰りました。

 

午後はカラオケ。
追悼西城秀樹。このところYoutubeで聴きまくってたのさ~。
同時代の沢田研二等、懐メロ大会でありました。

 


『ゲームの王国 (下)』 小川哲

2018年05月23日 | 読書日記

『ゲームの王国 (下)』 小川哲
¥1,800+税 早川書房 2017/8/25発行
ISBN978-4-15-209701-9

クメール・ルージュの粛清の嵐が吹き荒れる上巻から打って変わって、下巻の舞台は近未来2023年。
潔癖症の天才少年ムイタックは大学教授になり、生徒のひとり脳波オタクのアルンと共にゲームを開発する。脳波で攻撃するバトルゲームだ。意図する攻撃をするためには安定した脳波を出さねばならず、そのためにプレイヤーは使える思い出をストックする。いつしかそれは本当の思い出ではなくなって……。

これは壮大なボーイ・ミーツ・ガール物語なのだけど、とにかく細部の書き込みがすごいので、うっかりするとストーリーそのものを見失う。


『ゲームの王国 (上)』 小川哲

2018年05月21日 | 読書日記

『ゲームの王国 (上)』 小川哲
¥1,800+税 早川書房 2017/8/25発行
ISBN978-4-15-209679-1

カンボジア、クメール・ルージュ。
……と言うと、個人的に篠田節子『弥勒』を連想する。子ども医者の衝撃を思い出して戦慄する。いや、『弥勒』では架空の国なんだけど。

SFだということを忘れて読みふける。



栄と名駅をうろうろ

2018年05月20日 | 日記

丸栄百貨店へ狂言を観に行ってまいりました。
演目は「鐘の音」。……去年のやっとかめ文化祭で、円頓寺商店街でやったやつだ。
狂言の演目なんて山ほどあるのに、どーして被るかな。
演じるは大蔵流、善竹富太郎さん。ちなみにやっとかめは和泉流。
善竹さん、前説でストーリーを完全に説明しちゃって、観てるうちに「ああ、そういうことか!」って笑うとこがなくなっちゃってちょっとつまんない……。
いや、わかりやすくて良かったんですけどね。
あとは好みの問題ですね。私は和泉流の、去年観たバージョンが好きだな。鐘の音もよかったですよ(笑)。

丸栄のあゆみ展を見学。うわー、時代を感じるチラシや写真にちょっと感動。

 これは模型。

その後、ロフトに行ってアランジ・アロンゾ見てー。
名駅向かう途中で「乃が美」の食パン買ってー。
御園座1Fのショップで御園焼(鯛焼きみたいなの)買ってー、公園で食べてー。
ミッドランドスクエア寄ってー。
タカシマヤでキルト展見てー。
KITTEナゴヤでういろうパフェ食べてー。

乃が美すごかった、近くまで行ったらすれ違う人がみんな乃が美の袋持ってんの。
どんだけ売れてんだ。
おかげでつられて買っちゃったい。明日の朝ごはんが楽しみだ。

キルト展、今年は新聞屋さんからチケットもらえなくて、行けないかと残念に思っていたのだけど、Fpandaちゃんのおかげで観られて満足! やー、毎年のことながら、すごいねー、人間技とは思えない。美しい! 細かい! センスいい!
そーだなー、定年退職して時間を持て余したら、もしかしたらあの100倍くらい荒いタッチでなら何か作れるかも。しかしそのころには今よりさらに目が悪くなってるだろうから、やっぱ無理かな。

KITTE名古屋の青柳総本舗でういろうパフェをイートイン。
お会計しようとして、スマホがないことに気付く。えーっ、どこで落とした!
とりあえず現金で支払って、まずは食べる。うまうま。
シロップに白と黒があって、白は甘酒、黒は黒蜜だそうです。私は白を選択。おいしかった! ういろうとアイスクリームが合う~。ていうか、ソフトクリームがめちゃ濃厚ですごくおいしいんだよ! カエルサブレとクリームも合いました~。

その後、記憶をたどってミッドランドスクエアへ。
1Fのインフォメーションのお姉さんが、さすがのプロの応対でした。
そしてここで見つかりましたよ、無事に。よかったー!
スマホ本体よりも、カバーに差してあるカードが問題。ちゃんとカードも戻ってきて、日本の治安の良さに万歳。

というような、盛りだくさんの一日でした。ちゃんちゃん。

 

 これは朝、近所で撮った桜の貴。桜の実がいっぱい生ってる!


『モリのいる場所』

2018年05月15日 | 日記

試写会に行ってきました。
Fpandaちゃん、ありがとう!
熊谷守一好きなので、この映画は気になっておりました。見られて嬉しい!

会場は東宝ビルの試写室。
試写会にありがちな公会堂とかと違って、音響はいいわ、シートはいいわでたいへん心地よく見られました。前の席の人の頭が邪魔になるようなことは一切ないし、前席からテーブルが出るし、なんか諸々すごく良かった。この試写室でまた映画見たい~。映画館で見るよりいいくらいだよ。

日本映画を見るのはいったい何十年ぶりだというくらい久しぶりだったのだけど、さすがのベテラン俳優ぞろいのせいか、これまたすごく良かった。
山崎努、樹木希林、すごい。

虫や鳥や魚などの映像がすばらしかった。アリやカマキリや尺取虫やイモリやヤモリやその他よく名前のわからない虫たち。これはNHKスペシャル生き物万歳か、というレベルだった。
「アリは左の二番目の足から動き出すんだよ」
名セリフ(笑)。
名セリフといえば、映画の冒頭、昭和天皇の「この絵を描いたのは何歳の子どもですか」から始まったのには笑えた。モリ好き大喜び。

しかし宇宙人はよくわからん……。
あの展開は必要だったのか……?

嶋田久作さんがどこに出演してたかもわからんかったよ! エンドロール見て驚いたよ!


あおなみウォーク

2018年05月12日 | ハイキング、登山、ウォーキング

「あおなみウォーク2018春 第2回 ラムサール条約登録湿地である藤前干潟をとおり、ものづくりをテーマとした「メイカーズピア」へ向かうコース」約5Km

前回のあおなみウォークでは藤前干潟でエイを目撃。今回も見られないかなーと期待したんだけど、まあ、そんな都合よくはいかないよね。残念。

スタート受付が9:30~。たった5Kmのコースだから、一時間そこそこで歩けてしまう。ゴールは10時半を少し回った頃でした。
とーこーろーがー。メイカーズピアのお店の半分以上が、オープン11時なんだよ。なんだそれ。なんかイマイチ閑散としてて盛り上がらなかったよ。ちょっと楽しみにしてたんだけどな。

 レゴランド・ジャパン。じゃなくて、レゴランド・ジャパン・ホテルか? 

もう帰っちゃおうと思って金城ふ頭駅に行ってみたら、そういえばここから「リニア・鉄道館」が近いよね、と気がついて。
行ってみました。
楽しかったー!!
行ってよかった! メイカーズピアよりずっと盛り上がったよ。
展示車両はどれも状態がすごく良くてかっこいいし、鉄道ジオラマは見ごたえあるし、リニア展示室では実際のリニアの座席に座って速度体験ができる。ていうか、速度体験……あんま体感できんけど。在来線シミュレータは、見てるだけでも楽しそう。大人なので我慢しましたが、空いてたからチャレンジしてもよかったかなあ。うーん、また行っちゃおうかなあ。
新幹線シミュレータは抽選制。私が見学したときには外国の方が運転席に座ってて、男性スタッフが流暢な英語で説明していた。さすがJR広報スタッフ。かっこいいな!
全体に展示がどれも質が高い。JR東海、金持ってんな……。これは鉄道好きにはたまらんと思うよ。

  ただいま「東海道新幹線の誕生」展開催中。
0系新幹線前頭おおい特別開放。

   かっこいいっす。


『歴史をつくった洋菓子たち』 長尾健二

2018年05月10日 | 読書日記

『歴史をつくった洋菓子たち』 長尾健二
¥2,400+税 築地書館 2017/12/22発行
ISBN978-4-8067-1549-8

> 日本ではパイ・ドーもショート・ペーストもパイ生地とは呼ばない。日本でパイ生地と言っているのは、フランスでパートフイユテと呼ばれている生地とほぼ同一のものである。[…]
> このパート・フイユテが、日本ではなぜかパイ生地と完全に混同されているのである。
> パート・フイユテとパイ生地は、もちろん本来は別物である。(85頁)

 

> ショートケーキのショートというのは長さや範囲とは関係なく、サクサクとした食感を表す言葉なのである。[…]
>  油脂がたくさん入ってサクサクとした食感のお菓子だからショートケーキ。この実に単純明快なネーミングが、日本ではあっさりと無視された。(「216頁)

 

いろんなお菓子の生い立ち、考案者についてはほとんどが謎。諸説紹介されるけれど、どれもこれもどこかがつじつまが合わない。「謎である」と言い切るのが潔い。
表紙のアップルパイがおいしそう……。ナッツとレーズン入れて、焼いてみようかな。