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農家の食卓

子どもの頃は大嫌いだった家のごはん。
けれど、それが素晴らしいことだと。
農家の食卓や作物の生育を紹介していきます。

いつも仕事しながらラクする方法考えてます。ネギの土寄せなしに挑戦

2010年05月20日 | ネギ
先日、定植したネギにそろそろ土寄せ1回目をやるぞ!
ネギは直売所での定番の野菜なので作らない方が損損

けど、西区には砂丘地帯がありそこがネギの産地でもあります。

そこに、水田の転作でネギを作っても・・・作業効率の差で
あまりもうかりません。



そんな時、現代農業4月号に「長ネギの土寄せはもういらない!?」
の特集にクギヅケ

自分なりに考えて、少しだけ実験することに挑戦です。
こんな事ばかりやっていると師匠に「ラクすることばかり考えて!」と
いつも嫌みを言われます。

ラクしないことを考えなくなったら・・・終わりだと思うんだけど
いつも心の中でブツブツ呪文を唱えます。

早速、畦づくりから・・・
これが大変。少しだからと鍬で畦立てしたのでヘトヘト。
この時点で、土寄せやった方ががラクかもとネガティブな
思考回路が働きます。

もちろん施肥は緩行性の肥料を計算して施肥します。
10aあたりだと150㌔

穴あけ作業
これも結構しんどい。
さらに、土寄せの方が・・・ラク?

ラクするためにこんな道具を考案。
先の尖った棒(直径2.5㎝)とイボ竹の抜き差しがラクになるハンドル
この二つを合体させて穴を開けます。



足で踏みます。


最後は、その穴にネギの苗をポンと入れておくだけ!
これはラクです。



土寄せなしの作業をやってみて、穴をあける作業は機械化できないので
粘土質の土壌では大変、砂地は砂がが崩れてしまうのでこの方法は無理。
いろいろ改善すれば、メリットも多いかもしれないです。


それと、このネギは土寄せしないから、ストレスなく太るので「やわらかい」
と言うのが売りらしいです。
このネギが成功するかは・・・11月のお楽しみです。


え!今日ネギ植えるの?予定外の作業にトラブルが…けど、ひっぱりくんに助けられる

2010年05月04日 | ネギ
今日は、天気もいいし、キャベツの畦を作ってそれから
ネギの畦でも作ろう!ハウスを片づけて~なんて
のんびり作業してたら、「師匠がネギ植えたい」

急な作業になると何かトラブル起こるんだよね。

それでも急いでネギの畦をセッセと作ります。
まずは、ネギを植える溝をほります。
そのために、畑に紐を張りその上を歩いて足跡をつけ
管理機が走る目印をつけます。



いよいよ管理機の登場!
マメトラ号
私が物心ついた時には、家にいた気がするくらい
丈夫で長持ちです。




溝を掘ります。一度では上手く掘れないので
往復して深くして行きます。

結構時間がかかります。
そして事件は起きた!
「あ~」とバランスを崩して隣の田んぼに
「ズボリ」
マメトラが田んぼに落ちてしまった。

泥がついてしまったマメトラ
「ごめん」


けど、しっかりこの後も畦をたてます。

そして、人生初のひっぱりくんです。
親戚の元ネギ農家から借りてきました。


噂通り凄い!
単純な構造なのに、ガンガン植え付けます。



今日から私も、ひっぱりくんファンです。
なんとも言えない引っ張る時の感触
虜になりそう