次の世代のために 今できることを

6月定例会一般質問①雨の日の親子の遊び場

6月定例会の一般質問が昨日から始まりました。

議員となって12年、46回目の一般質問になりますが、初めて1番目に登壇しました。

今回の質問の1つ目は、益田市公共施設総合管理計画の進捗状況について質問しました。

公共施設総合管理計画には、今後、現存している公共施設の維持管理コストが膨大になることから、必要な行政サービスを維持・確保するため、施設の多機能化、複合化、統廃合を推進することが明記されています。

そして、将来に向けての社会情勢やニーズを的確に捉え、かつ財政状況を加味し、中長期的視点から必要な施設の整備を計画的に行うという方針はありますが、実際に新たなニーズを的確に捉えるための全庁的な仕組みは整っていません。

財政が厳しくなり公共施設を減らしていかなければならないことは総論としては理解が得られますが、個別具体的に「この施設を廃止します」と方針が出された時にはその関係者から一斉に反対の声が上がります。

象徴的だったのは3年前に「児童館の廃止」という方針を出した時でした。

「児童館の廃止」という方針に対し、地元からたくさんの反対の声が上がり、廃止はするものの、子育て支援対策事業という形で、児童館が担ってきた機能を地域の中で新たな形で継承してもらうための3年間の期間を設けて、今年度から子育て支援対策事業という新規事業を行うこととなりました。

「児童館の廃止」という方針出す前に、様々な角度から現状を把握をしておく必要がありましたし、単に減らされたという捉え方にならない新たな提案もあったのではないかと思っていました。

今後、更に人口が減っていけば、利用者が少ないなどの理由で、更に公共施設の廃止等が検討されることは間違いありません。

ただ、社会環境の変化に伴い、公共が担うべき新たなニーズも出てきます。

今回の質問では、その一例として、今後必要となる公共施設として、乳幼児を育てるご家庭が雨の日に遊びに行ける屋内型遊戯施設の必要性と、中高生の「やりたい」に応える中高生向けの施設の必要性について提案しました。

1つ目の乳幼児を育てるご家庭が雨の日に遊びに行ける屋内型遊戯施設については、昨年子育て中の全世帯を対象とした「第2期益田市子ども・子育て支援事業計画策定にかかるニーズ調査」の報告書に、求める声が多く出されていたものです。

以前から益田市保育研究会が行っている保育所利用者へのアンケートでも雨の日に子ども達の遊びたい気持ちに応えるのが大変という声は多く上がっていて、保護者会連合会が行ってきた市への要望もこの2年は続けて要望しています。

そのこともあってか、今回市が行ったニーズ調査の項目には雨の日の遊び場についての設問も入れられていました。


実際に、独自にこうした遊び場を開設する自治体も出てきています。

近くでは広島県三次市の「森のポッケ」
全国的に見ると青森県三沢市の「三沢キッズセンターそらいえ」のような大きなものもあります。

子育て家庭の新たなニーズに応えるこうした施設について、市としても研究をしていくという答弁でした。

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