こがねとはがねが
真剣に見つめるその先には
テントウムシ
何時紛れ込んだのか
窓辺の天井近くにいたそれを
最初に見つけたのはこがねだった
その熱い視線にほだされて
ついつい
ニャンコズの手の届くところへ差し出す
いけない飼い主ふたり
テントウムシさん、ごめんなさい
とても小さな相手に
匂いを嗅いで
ちょっかいを出す
そのまなざしは真剣そのもの
な~んていたずらをしてるから
テントウムシから仕返しをされ
手に付いた苦い液を
必死で舐めて落そうとするこがね
こがねに負けじと
ちょっかいをだすはがね
窓ガラスに阻まれつつも
必死で口をつけ
苦い液におえ~っとなる
いろいろやってはみたものの
相手はずっと死んだフリのまま
動かないし変な味
仕方がないので
テントウムシを間に挟み
動き出すまで
しばし休憩に入る2匹・・・
この後すぐ、テントウムシは外に逃がした
しばらくはそのまま死んだふりをしていたので心配したが、
その後気付いたら居なくなってたところをみると、無事だったようだ