| 作 者 | (題名) 初 句 [出 典] | 写 真 |
2012年
3月号 | 大伴部麻与佐 | 天地のいづれの神を祈らばか---[万葉集] | 鳥海山 雲上の日の出 |
宮澤賢治 | (生徒諸君に寄せる)新らしい風のやうに---[宮澤賢治詩集] | 紺色のやまなみ |
ラフカディオ・ハーン | ただあなたの話、あなたの言葉---[小泉節子「思い出の記」] | 京都市動物園 オオバタン |
4月号 | 大伴家持 | 妹が見しやどに花咲き時は経ぬ---[万葉集] | 桜花 |
宮澤賢治 | かなしみはちからに、欲りはいつくしみに---[宮澤賢治全集] | 木津川市州見台からの夕照 |
吉丸一昌 | (故郷を離るる歌)園の小百合 撫子 垣根の千草---[世界名歌集] | 野辺の白百合、石祠 |
正岡子規 | 菜の花や はつとあかるき町はつれ | 南伊豆 川添いの堤 |
5月号 | ー | 形は既に異土に埋むるとも、魂は故郷に---[井真成墓誌] | 葛井寺白藤 |
宮澤賢治 | 東洋人はいかなる物質の条件でも---[宮澤賢治全集] | 相模川 鯉のぼり群泳 |
源 実朝 | たまくしげ箱根のみうみ けけれあれや---[金槐和歌集] | 箱根大観山より芦ノ湖、富士山 |
6月号 | 河辺宮人 | 風速の美穂の浦みの白つつじ---[万葉集] | 白つつじ |
会津八朔郎 | 行く春や 水に雨ふる信濃川 | 越後川口 信濃川 |
後大徳寺左大臣 | なごの海の霞のまよりながむれば---[新古今和歌集] | 日本海日没 |
7月号 | 小林一茶 | 亡母や 海見る度に見る度に | 日本海海岸 |
(作者不詳) | この夕 降りくる雨は彦星の---[万葉集」 | イルミネーション合成 |
(作者不詳) | 天の川 霧立ち上る織女の---[万葉集] |
ー | 常に新しい美、あなたを信じます---[花言葉] | ハイビスカス |
8月号 | 皇女和宮 | 空蝉の唐織りごろもなにかせむ--- | 帯 |
白楽天 | 勝地はもとより定まれる主なし---[和漢朗詠集] | 八ケ岳山系硫黄岳 |
野沢凡兆 | 渡り懸けて藻の花のぞく流哉 | 梅花藻の花 |
9月号 | 藤原定家 | たまゆらの露も涙もとどまらず---[新古今和歌集] | 野花、ススキ、水玉 |
(作者不詳) | 祇園精舎の鐘のこゑ、諸行無情のひびきあり---[平家物語] | ブカレスト「国民の館」 |
(作者不詳) | 伎波都久の岡のくくみら 我れ摘めど---[万葉集] | 野のニラの花 |
10月号 | 柿本人麻呂 | 去年見てし秋の月夜は照らせども---[万葉集] | ススキ |
荘子 | 蝸牛角上の争い [雑篇則陽第二十五] | かたつむり |
松本たかし | 玉の如き小春日和を授かりし | 秋の里 |
11月号 | ー | 仏説摩訶般若波羅密多心経 | 渚の遍路道 大岐浜 |
空海 | 土州室戸の崎に勤念す---「三教指帰] | 室戸岬 |
空海 | 法性のむろ戸といへど 我すめば--- | 室戸 御厨人窟 |
12月号 | ー | (賛美歌111番)神の御子は今宵しも--- | クリスマスツリー、エッフェル塔 |
ー | (賛美歌405番)神ともにいまして 行く道を--- | モンサンミッシェル島 |
レオナルド・ダ・ヴィンチ | 鉄が使用せずして錆び、水がくさり--- | ルーブル美術館「モナリザ」 |
2013年
1月号 | 源 宗干 | ときはなる松のみどりも春来れば---[和漢朗詠集] | 奈良県新公会堂庭園 |
山本敏子 | 追ひつきて夫に手袋渡し得し | 初雪(山本公弘氏提供) |
ー | (おほなほびのうた)あたらしき年の始に---[古今集] | 南天冠雪 |
2月号 | 長屋王 | 山川異域 風月同天 寄諸佛子 共結來縁 [全唐詩] | 長屋王木簡出土地の碑 |
長屋王邸跡(イトーヨーカドー) |
平城宮跡、日没の生駒山系 |