ポツンと一軒家という番組は面白い。
以前は当たり前だった山間地の暮らしが消える寸前にあの様な番組が出来たのは有難い。
何故山奥に暮らしたのかというと以前は山仕事や炭焼きで生計を立てる事が出来たからだ。
勿論実入りは良くないが日本全国が貧しい時代には問題なかった。
街に出てスラムの様な所に住むよりも自分の家があり毎日働く場所がありコミュニティがある。
わざわざ出ていく必要がなかったのだ。
食住一体ともいえる環境は便利で現代人が考える様に山奥は不便ではない。
ところが高度成長時代を経て金が兎に角必要になった。
ボロ屋で家電製品も無く、光熱費もほとんどかからず食費も少ない。
そんな生活を送る事が難しくなったのが経済成長の証でもある。
こうして誰もが金回りの良い都会へ向かう、特に若者は顕著だった。
映画で見る都会の信じられない光景は憧れの的。
テレビが普及すればするほど故郷を離れたい、こんな所に一生住むのは嫌だと思う。
情報が増えて選択肢も増えれば致し方ない状況だったのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます