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Enjoy アコギ! Love Guitar!

アコースティックギター 弾き語り ライブ などを気の向くままに書いてみます。

手持ちギターのご紹介(4)~ Gibson J-45 The59

2025-03-10 07:40:42 | アコギ
この週末は花粉症の中でのゴルフだったのでトッピクスがありません。
こういう時は手持ちギターのご紹介で場をつなぎたいとおもいます。

今回で4回目。
第1回 Martin D-28CSTM 第2回 Gibson J-45 True Vintage 第3回 Gibson Hamming Bird 1968でした。

いろいろと考えた結果、今回は Gibson J-45 The59 をピックアップすることにしました。

The59 は2012年に大手楽器店である黒澤楽器さんの企画で誕生した機種で、黒澤楽器の社員さんが実際に
所有している1959年製のVintageをキャドで採寸して図面に落とし込み忠実に実機を再現したという逸品です。
日本初の企画物カスタムショップ製ということで他のJ-45(カスタム品)とは一線を隠しているものだと思います。
それ以降、数年にわたって何回か限定100本程度の販売が行われていましたが、いずれも完売するという人気商品です。
最新版はネックジョイントなどがニカワ接着になるほどの拘り方で、年々グレードアップしていました。
ということで、中古品もそこそこの高値で取引されており、新品価格を上回る金額が当たり前になっています。

それではここで、The59と通常のJ-45との違いについて少しだけ触れてみます。
①まずは59ネックと呼ばれるちょっと太めのネック。
 確かに太いですが決して握りにくいという感じはなくて、むしろしっかり感があって手に馴染みます。
 ネックの太さは音にも影響するということなので、この点でもThe59のキャラクターに大いに貢献していると思います。
②ジャンボフレット
 ネックの関連として、当時採用されていたジャンボフレットが採用されており、見た目的にも少しアクセントがあります。
③サウンドホールのパーフリング
 通常のJ-45はサウンドホールのネックよりのパーフリングはネックが覆いかぶさっているので完全な円形は見ることが出来ません。
 しかし、The59はパーフリングが完全に見えます。これはサウンドホールが少しだけ(2~3ミリ)後方に下がっているためです。
 The59はこの点も忠実に再現しています。
④アジャスタブルサドル両脇のネジ(スタッド)が極端に大きい。
 これは1958年~59年頃の特徴です。
 実は、このネジはアメリカで作れなかったため日本で制作したものをGibsonの工場に送って取り付けたという拘りの部品です。
 余談ですが、実際弾いてみるとブリッジミュートの際かなり左手親指の付け根辺りに当たるので演奏中結構気になります。
 これも所有感を満たすという意味でちょっとした快感です。

通常のJ-45とThe59の違いは概ね以上ですが、音はかなり違うと思います。
音に関してはあくまでも主観なので何ともいえませんが、ジャキジャキ感が相当強いのは間違いないです。
単音弾きでの音もクリアーでいろんな使い方が出来る機種だと思います。

私が所有しているThe59は。。。
実は2本持っています。それほどこの機種が大好きということです。が、2本ともほとんど弾いていないのが現実です。
まあ、今のところ手放すつもりはないのでシリアル番号を紹介させてもらいます。ここに感動があります。

①J-45 The 59 10553002 2013年の55日目(2月24日)に2本目に制作されたもの。
②J-45 The 59 10553011 2013年の55日目(2月24日)に11本目に制作されたもの。

※Gibsonのシリアル番号(8桁)の読み方は YDDDYNNN(年日日日年番番番)と読みます。
  私の10553002 は 13年(2013年)の55日目の2番目に生産されたものというように解読します。
    10553011 は 13年(2013年)の55日目の11番目に生産されたものということです。

2本とも新品同様の中古品をそれぞれ2014年と2015年に購入していますが、なんとシリアル番号がめちゃくちゃ近い。
なんと両方とも2013年2月24日に生産されたものと言うことが分かりました。
おそらく同じ日に同じ工場で生産されて出荷を待つために並んでいたんだと思います。
Gibson工場ではThe59以外にも生産される訳ですから、もしかするとThe59としては連続で生産されたものである
可能性が高いかも知れません。その2本がはるばる海を渡って一旦は誰かの手に渡って、そして今は私の部屋にある
という不思議。なんという偶然でしょう。

このブログを書きながら久しぶりに弦を張り替えて2本を並べて弾き比べでもしようかなという気になりました。
なにせ1本はまだピックガードの保護シールも貼ったままの新品状態で購入後も1回鳴らしたくらいなので状態も気になって
きました。


宅録で使用した際の写真しかありませんでした。
写真のThe59は以前は年に1回は宅録で使う時に弾くことがありましたが、最近は全くさわってないですね。



アコギ・弾き語り用機材

2025-03-07 16:17:39 | アコギ
ライブで演奏する時に必要となるもの。
いわゆる「機材」についての独り言です。

私はライブの主催者になるほどの機材もなければ PA としての知識もありません。
もっぱらアコギ1本を持って会場に出かけていって唄わせて頂くという立場なので
主催者の方々には感謝しかありません。

そういう私にとって必要な機材は? 次のとおりです。 機材と呼べないものもあります。

①Ipad 12.9インチサイズでこれに Piascore というソフトをインストゥールして使っています。
    このサイズにしたのは老眼対策ですが、これになれると本当に便利です。
    約1,200曲のコード譜が入っていますのであらゆるリクエストにも対応可です。(一応ですが)
    ちなみに足で操作するページめくりも必須です。
②Pick Up 基本はPick Upが内蔵されたエレアコを持って行きますが、たまにピックアップがない機種
      を使う場合は L.R. Baggs M-80 を使っています。
      Fishman の Rare Earth Blendも持っていますが、購入後2回使ったんですが2回とも本番前の電池切れが
     何回で使えなくなったのでそれ以来お蔵入りしています。売却か?
     
③DI   L.R. Baggs Para Acousticの出番が一番多いです。
     ZOOM Acoustic Creator AC-3は買ったものの期待したほどではなかったので自宅で数回鳴らしただけでお蔵入り。
     ZOOM A1 Four これも操作がちょっと難しくて断念。
     結局一番操作が簡単で音色が好みのParaを使っています。

④ルーパー BOSS RC-30 一回も使っていません。


まだなにかあるかも知れませんがとにかく使い方が難しいのと説明書が理解出来ない。これは致命傷。
ということでほとんどが使われないままで保管されています。

YouTubeを見てるとマルチエフェクターを簡単に操作している方やルーパーを使い切ってライブ演奏をされている方を
見かけますが尊敬しかありません。

考えてみるとかなり無駄遣いしているのがよく分かりました。
自分を振り返ってみるいい機会になりました。

追伸 : 誰か使い方を教えて下さい。





バンド? セッション? 

2025-03-06 10:10:54 | アコギ
昔のフォークソングは大概 2~3人 のグループが多かったですよね。

思い出すところでは、かぐや姫、ガロ、アリス、風、ふきのとう、NSP、グレープ、赤い風船、
その他にも沢山ありました。

でも、70年代後半からはどちらかというとサザンオールスターズに代表されるようなバンド形式の
グループが主流になって来たのではないかと思います。

そうなるとアコギを中心とした弾き語りからエレキ前面に出した構成への変化が明確になってきました。

私は元々吉田拓郎さんのファンで弾き語りを始めましたが、やはりどこまでもアコギの音に拘っていたので
「元気です」「今はまだ人生を語らず」以降のアルバムはほとんど聞くことがなくなり、だんだん吉田拓郎さんの
音楽からも離れて行きました。これが70年代中盤以降だったと思います。

たまに吉田拓郎さんのコンサートの記事などをみても大オーケストラ、コーラス部隊を引き連れたステージには
大いに興ざめしたものです。本当のファンの方にとってはこの移行も良かったんだと思います。

しかし、年齢を重ねて弾き語りをやってみるとアコギ1本のステージはもちろん良いんですが、何人かでグループ
を組んでセッションをやってみたいという欲求に駆られるようになりました。

今は間に合わせの感じで数名でのセッションを楽しんでいますが、もう少し本格的にやってみたいなと思っています。
構成は①アコギ(ボーカル)②エレキギター③ベース④ドラム(カホーン可)⑤可能であればキーボード といった
ところでしょうか。 
なかなかメンバーが集まらないんですが、今年は何とかバンド形式でのステージが出来ることを目標に頑張っていきたい
と思っています。



フォークイベント(Live)に行きたい。

2025-03-05 11:30:45 | アコギ
弾き語りを趣味にしている方は思いのほか多いというのが私の実感です。

10年ちょと前にギターを再開する時、楽器屋さんの方に「Liveをやるんですか?それならPick Up付きがいいですよ」
と言われたのを覚えてますが、その時はそんな機会があるとは思ってもいなかったし、アマチュアの人が弾き語りをする場所が
これほどあるとは考えもしませんでした。

しかし、いざ弾き語りを始めてみると各地にフォーク酒場と呼ばれる場所があり、同じ趣味を持った方が気軽に集まって
唄っていますし、参加することも出来ます。そして〇〇フォーク村のような趣味を共有する皆さんの集まりもよく耳にしました。
実際私がフォークLiveを始めて見たのも「四国フォーク村」という香川県のグループが道の駅で開催している定期演奏会でしたし、
出演している方の演奏を聴いて刺激を受けるとともに是非参加してみたいという欲求にもかられました。

今、私のLive活動は徳島県が中心ですが、徳島県は特にこうした活動が盛んだという印象があります。
そして、何よりフレンドリー。他県からの参加者も暖かく受け入れてくれます。ありがたいことです。

さあ、これからは日に日に暖かくなってきます。各地で様々なイベントが企画されているのではないでしょうか。
私も暖かさに誘われて可能な限りいろんな会場に足を運んで様々なジャンルの演奏を聞かせてもらいたいと思っています。

なかなか遠方へ出かけることは難しいですが四国4県であれば可能な限り出かけようと考えています。

イベント情報がありましたら是非共有させて頂ければと思います。


所有しているアコギの紹介(3-2) Gibson Hamming Bird 1968 Vintage

2025-03-04 16:06:16 | アコギ
前回に引き続きGibson Hamming Bird の紹介をさせていただきます。

前回お話したとおりこのギターは2022年5月にLive仲間が個人売買で買おうとしていたものです。
仲間内では最もアコギに詳しい?とされている私の所に購入の是非に関する質問があったのが事の始まりです。

私はメールで届いた写真から1968年のハミングバードに間違いないと思いましたが、何分写真だけでは状態の
確認が出来ません。個人売買の場合は後々のトラブルを避けるためにも現物確認を行い、双方が完全に納得した
上で売買が完結するという手続きが最も大切です。特に仲間内での売買となるとこの手続きを踏まなければ
その後の関係にもひびが入る可能性もあります。

そこで、6月の定例Liveの会場に持参してもらった上で現物確認しましょうということになりました。

現物確認の当日。
①ケースは当時の純正品だと思う。
②本体はピックガードの特徴やオレンジラベルのシリアル番号から1968年のGibson Hamming Bird と考えて
 間違いない。
③ネックの状態は概ねストレート。弦高はアジャスタブルサドルで調整可能。
④ボディーの割れ等はなし。
⑤フレットは3~4割残りでオリジナルフレット(バインディングから判断)
⑥指板のへこみはないが1弦1フレット部分欠けあり。
⓻ブレーシングの剥がれがあるかもしれない。(異音)
⑧ペグの歪みがある。トルクが重め。
⑨ボディーの汚れはあるが経年を考えれば妥当。クリーニングで改善見込み。
⑩音は主観ではあるが枯れ切ったVintage soundそのもの。
⑪購入した場合若干の修理は必要となるが値段次第では購入することは問題ない。
⑫Vintage が高騰しているので個人売買で安く入手できるのであればいい機会と考える。

私からのアドバイスはこんなところでした。

しかし、購入を考えていたご本人さんは購入後の修理費の心配や修理をお願いするお店に心当たり
がないとの理由で購入を辞退してしまいました。

そうなると見立てをした以上私が購入せざるを得ない雰囲気が醸成されてきたという感じで
「じゃあ私が買います」ということになりました。

購入金額は店頭との比較であればとにかく破格でしたので即決しました。

購入後は東京のなじみのお店で修理をお願いしましたが、10万円ちょっとでいい感じに仕上がりました。
ただし、フレットはオリジナリティーを優先して交換しなかったので安く上がったということも言えます。

外観はバリバリのVintageで、サドルをセラミックに交換したのでさらにジャギジャギ感が増したような気がします。

修理完了後Liveで演奏しましたが、売主から「売らなければよかった」という怨嗟の声が聞こえました。

今では私の宝物です。