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Enjoy アコギ! Love Guitar!

アコースティックギター 弾き語り ライブ などを気の向くままに書いてみます。

ギター談義  ~いと楽し~

2025-04-02 09:02:42 | アコギ
いろんなライブに出かけて行く楽しみのひとつが「アコギとの出会い」です。
そして持ち主の方との「ギター談義」。

ライブ会場では出演者の皆様の様々なギターを目にする機会に恵まれます。
アコギの王道といわれるGibsonやMartinはもちろんですが、それこそ内外問わずいろんな
ギターを直接目にすることが出来ます。そして音を聞かせてもらうことが出来ます。

私が常連として参加しているライブでも出演者の皆さんがいろんなアコギを持参して参加されています。
「今日は〇〇〇ギターですね」とか「こんなギターも持ってたんですか」という会話がそこここで聞かれます。
そしてちょっと弾かせてもらうことこよくあります。もちろん人様の大切なギターですから細心の注意を払いながら、
決して傷つけることがないように丁寧に扱うということは肝に銘じています。基本はアルペジオで激しいコードストローク
は決してやりません。
そうこうしている内に持ち主の皆さんとの「アコギ談義」へと続いていきます。

先日のライブでは長年井上陽水さんのカバーをしている方がGuild D-55を使って演奏されていました。
もちろん井上陽水さんが使っていた機種そのものです。
1979年製とのことでしたので既に55年が経過したギターですが、大切に丁寧に扱って来たことがよくわかる素晴らしい状態を保っていました。
本人曰く「このギターとS Yairi YD-304は陽水さんが使っていたものなので絶対に手放せないんです。」そのお気持ちよく分かります。
たしか井上陽水さんがデビューした時は1971製のS Yairi YD-304を使ってたはずです。
陽水さんのファンにとっては特別な1本ということだと思います。

私にとっての一本は?
やはり吉田拓郎さんが使ってたGibson J-45(1967年製)かな。
今では価格が高騰して80~100万円くらいするんじゃないでしょうか?
とても手が出ません。

ところで、フォークソング好きの仲間も年齢を重ねてきていますので「断捨離」としてギターを手放す方が増えているという話をよく耳にします。
でも、そう簡単に思い入れのあるギターを手放すことってできるんでしょうか?
私にはまだその覚悟がありません。
もう少し手持ちのギター達と楽しい弾き語りライフを続けていきたいと思っています。

話は逸れましたが、ライブ会場の裏側ではギターにまつわるいろんな話が聞けますし、演者の皆さんの想いをお聞きすることも出来ます。
実に楽しい時間を共有することが出来るのです。

Gibson J-45 The 59





たからだの里 ライブ 2025年3月30日

2025-03-31 07:53:50 | アコギ
桜満開の道の駅でライブに出させていただきました。

「大黒屋一門 With まんのう陽水」さん主催のライブで香川県財田町にある
道の駅 たからだの里 のふるさと伝承館で開催されました。

野外ライブなので天気が気がかりでしたが幸い晴れ後曇りといった空模様で
雨が落ちることはありませんでした。

出演者は合計10組。
朝11時からオープニングアクトとして地元の愛好者による太鼓演奏があり、
早速雰囲気を盛り上げてくれていました。
子供たち中心の演奏でしたが、「ふるさと伝承館」という会場名にふさわしい
実演でした。かなり練習を重ねていることが見て取れる見事な演奏でした。



そして11:30からはフォークソングを主体とする演者の皆さんの競演が始まりました。
すこし肌寒い中熱気のこもった演奏が繰り広げられており、花見で訪れた一般の
方々も思い思いに足を止めて聞き入る光景が見られました。



私は中島みゆきさん、小田和正さん、さだまさしさん、Beatlesといった感じで5曲演奏させていただきました。

とにかく桜満開の中、立派な野外ステージで思いっきり唄えることの楽しさを満喫した一日でした。

そして、同じ趣味を持つ仲間たちとのギター談義やよもやま話も欠かすことが出来ない楽しみです。

主催者の大黒屋一門さん、まんのう陽水さん、そして素晴らしい音響を提供していただいた黍田さん
本当にありがとうございました。


アコギの材質 

2025-03-28 08:18:17 | アコギ
アコギは木工製品ですが楽器としての側面が強いのでこのことは普段は忘れがちです。
Ovationや一部のメーカーでは木材以外の材料を使って制作されたギターもあるので
アコギ=木工製品ということが必ずしも正解ではありませんが、ネックまで異素材で
作られたギターはないと思いますのでやはり木工製品なのでしょう。

それではアコギの材質は何が優れているのか?
これも正解はないんだと思います。

一般的にはTop はスプルース系、Side Back はローズウッド系とマホガニーと系ということ
になります。その他にもメイプルやコアなどの木材が使われることも多いと思います。

しかし、スプルースと言っても原産地によって名称が異なりますし、音響特性も違います。
これは原産地の気候によって樹木の成長速度が違いことや、これによって材の硬さ等の特性に
差が生じことに起因しているのだと思います。
日本の国産材として有名なのものは、1970年代にYAMAHAが使っていたエゾ松が有名だと思います。
これは名称のとおり北海道原産の材ということになります。
海外ではホワイトスプルース(イングルマンスプルース)やレッドスプルース、アディロンダックスプルース、
ヨーロピアンスプルース、ジャーマンスプルース等々が有名どころかと思います。

次にサイドバックの材ですが、最も有名なものはローズウッドとマホガニーです。
これも原産地によって様々な樹種が存在し、それぞれが異なる音響特性を持っていると言われています。

私は材質による音を違いを完璧に聞き分けるほどの耳は持っていませんが、ロースウッドとマホガニーの
音の違いは分かりますし、メイプルのカリッとした音も聞き分けることが出来るかな?と思います。

で、私の好みはというとスプルースとマホガニーの組み合わせ。つまりJ-45のサウンドです。

とにかくアコギにはいろんな種類の木材が使われていますし、その違いによって様々な音を奏でてくれます。
もちろん弾き手によって音の出し方は変わりますので、音色の好き嫌いは個人の嗜好だと思います。

とにかくいろんなギターを試奏したり聴かせてもらったりする中で好みの音を探し続けることがアコギの
楽しみ方のひとつだと思っています。
これからもいろんなギターとの出会いがあればいいなと思っています。


ハワイアンコアです。木目がなんとも言えません。


YAMAHA LL86 弾いてきました。

2025-03-24 07:44:10 | アコギ
先週木曜日からの東京出張にかこつけてギターのメッカ、お茶の水界隈を散策してきました。
今回の最大の目的は神保町の楽器屋さん(RIMSHOT)にあるYAMAHA LL86を弾かせてもらうことでした。
そしてこの目標は見事に達成出来ました!

それでは憧れのLL86を試奏した結果はどうだったか?
一言で言うとありきたりの「素晴らしかった。素晴らし過ぎた」ということに尽きます。

今回試奏をお願いしたRIMSHOTさんは10年以上通わせて頂いているお店で、これまでに売りと買い
併せて8本くらいお世話になっているので店長さんとは気さくに話が出来るようになっています。
それでもLL86は店頭表示価格は137万円という高額なギターなのでさすがにちょっと躊躇いながら
試奏のお願いをしました。

ちょっと離れた所でチューニングしている時から張りがある低音の響きが「ただ物じゃない」という
雰囲気を醸し出していました。
そして実際に手に取るとまずその華やかな装飾に感動!
これまでにアバロンのインレイはいろんな機種のものを見てますし、実際にマーチンやYAMAHA,TAYLOR等の
実機も所有していますが、YAMAHAのアバロンはちょっと違います。明らかにきらびやかさが異なります。

この印象はインレイの幅は少し広いことから来る視覚的効果が一番かなと思います。そしてソリッド感あふれる
輝き方は他のメーカーを寄せ付けない高級感があり、全く別物という印象です。
余談ですが、インレイの幅は広い順にYAMAHA MARTIN K YAIRIというkとになるのではないかと思います。

そして材質。
LL86はもちろんサイド、バックはハカランダの単板が使われており、アコギマニアにとっては垂涎の仕様です。
現在販売されているものはトップがARE加工されていますが、今回弾かせてもらったものは2005年製造ということで
ARE加工がされていないものになります。それでも製造から20年経過していますので、自然乾燥が進んで(ナチュラル
ARE)という感じではないかと思います。

それでは音のインプレッションです。
音をどう感じるのかは個人の感覚差がありますのであくまでも私の個人的な見解に過ぎません。
その点はご了承下さい。
では。
①音色はとにかくパリッ(早くも感覚です)としていて音抜けがいい。
②私は個人的に低音弦(5弦、6弦)の重厚感に惚れこみました。
③高音弦は俗に言うキラキラ感に加えて芯がしっかりしている印象です。
 音が細いキラキラ感とは少し違う印象です。
④全体の音のバランスはさすがにYAMAHAという感じ。
⑤唄のバッキングにもソロギターにも使えると思います。さだまさしさん のカバーには最適でしょう。
⑥弾きやすさは抜群です。ネックもYAMAHAシェイプでほんの少ししっかり目かなという印象でした。

そして最大のインプレッション。
この日は私の他に1名のお客さんが商談していたので、その間ゆっくりと弾かせてもらいました。
弾き始めて約15分くらいたった頃、明らかに音色が変わってきたことに気づきました。
これは絶対に錯覚ではないと思います。イヤー、素晴らしい音色の変化でした。

30分程度弾かせてもらいましたが、とにかく欲しくなる1本です。
さすがに137万円となると手が出ませんが、断捨離をかねて手持ちギターを処分することを真剣に
考えさせられるギターでした。

ちなみに、この時にD-42も弾かせてもらいましたが、全くキャラクターが異なる印象でした。
YAMAHAとMartinの違いが明らかに感じられる2本でした。






久しぶりの東京。

2025-03-19 07:50:02 | アコギ
明日から週末まで久しぶりに東京出張です。
昨年までは毎月2~3回程度東京出張があったのでその機会を利用して楽器屋さん巡りをするのが
恒例になっていました。

今回は3ヵ月ぶりの東京ですが、金曜、土曜は終日会議で日曜が四国への移動日なので実質的には
木曜日の祝日だけがフリーということになります。

ただし、木曜日はしばらく会っていない息子君と食事をする予定もあるのでそれほど時間に余裕
がないのが実態です。
その間隙を縫ってお茶の水界隈を散策することにしています。

今回の第一の目的は神田小川町にあるRIMSHOTさん。
このお店では過去10年くらいの間で購入と売却合わせて8本程お世話になっていますのですっかり
顔馴染です。
目的のギターは YAMAHA LL86 。
これを見せてもらうこと。あくまでも見せてもらうことです。
お値段はなんと135万円。とてもとても手が出ません。
ちょっと前にJ-Guitarに新品が出てましたが、確か210万円だったと思います。

RIMSHOTさんのギターは2005年製造とのことなので使用感もあるようですが、ハカランダが使われている
YAMAHAの楽器としては決して高くはないんだろうと思います。

もし可能であればちょっと音出しくらいさせてもらいたいなと思っています。


私のLL36です。