コーギーを飼われている方 変性性脊髄症 という病気をご存知ですか?
ここ数年 コーギーに多くなった病気です
我が家の虎鉄に 疑いが いやほぼ確定
なぜ確定ではなくて ほぼ確定なのかは
「現在のところ、DMに対する特異的な生前診断法は確立されていません」
という事なのです。なので
「その原因がはっきりと解明されていない現時点では、この薬を飲めば治る」
という病気ではなく
「コーギーの場合、症状は10歳くらいから現れます。病気は脊髄の真ん中あたり(前足と後ろ足の間あたりの脊髄)から始まりますので、症状は後ろ足から出現します。病気が進行すると、病変は脊髄の前の方にも広がり、前足にも同様な症状が現れます。さらに進行すると病変は首の脊髄にも広がり、呼吸がしにくくなります。通常、これらの症状は3年くらいかけて進行します。」
岐阜大学動物病院さんから引用
この病気に関して研究しているのが岐阜大学←詳細はこちらをご覧ください
虎鉄の場合
今年の春頃から 虎鉄の後ろ右足の動きが気になり始める
なんか変だな~と思いだした春
この1週間後に熊本地震が来るとは思いもせず 楽しむ虎鉄
4月熊本地震のバタバタでちょっと忘れ
5月落ち着いた頃 やっぱりおかしいなーと気になる毎日
6月「犬 足のふらつき」で検索して この病気が出てきた
症状が同じで ちょっとヘコム
7月に整体を受けることが出来たので 診てもらう
「頸椎が少しずれているけど 問題はない。後ろ右足の筋肉があまりついていないから、ゆっくり筋肉をつけていけば大丈夫」との診断で、トントントンと歪みは調整してもらいました
ただ、病気と体の歪みは別物。これで治ればいいけどな~としばらく様子を見てみることに
9月残念ながら足の違和感は変わらず
やっぱり 変性性脊髄症 なのかなと またまた飼い主ちょっとヘコム
ただ この病気を特定するためには
脊髄組織の病理組織学的検査が必要 でもこれは生前には不可能
そこでやれることは
①血液検査や脳脊髄液検査で炎症性疾患を否定
②MRIやCTまたは脊髄造影検査などの画像診断で脊髄の圧迫性病変を除外
(画像診断は、あくまでも椎間板ヘルニアなどの圧迫性病変を否定する目的)
ここまでで考えられる病気を除外し
③遺伝子検査を行い 変異したSOD1遺伝子をペアで持ち、臨床症状がDMと合致する場合に、DMに罹っている可能性が高いと診断する。
という流れ
この病気の特定が難しいのは、椎間板ヘルニアと症状が似ていたり、DMと椎間板ヘルニアを両方持っている事もあるそうです。
そして、ヘルニアの場合は安静に、DMの場合は足が動く間は運動をさせた方が良いと、対応の仕方も違うのです。
熊本ではCT検査を受ける病院はあっても MRIを受けれる病院はありません
もし受ける場合には 福岡か鹿児島まで行かないとならず
もちろん全身麻酔・・・
どれもこれも虎鉄の負担はかなり大きいので
私はとりあえずレントゲンを撮ってもらい そこで確認できる病気になっていないかを確認をしてもらいました。
レントゲンでは異常はなし
普通なら あーよかったと喜べるところですが
今回は複雑な心境
次に遺伝子検査と血液検査をお願いしました。
*参考までに 遺伝子検査(DMのための)は9千円
これは病院によって違うと思うので、される場合にはご確認ください
5日くらいで結果が出て
虎鉄は 対立遺伝子の両方に変異が見られ 確定 の文字が
ただ 両方の遺伝子に変異が見らていても、必ず発症するとは限らないのですが
虎鉄の場合はすでに、初期症状の後ろ足に症状が現れ、足のふらつきや起立時の開脚などが見られるので、やっぱり確定・・・
発症から約3年という余命宣告を受けたようなもの
でも発症から4年飼い主さんと供に時間を過ごしたコーギーちゃんもいるみたいだし
これからは 虎鉄との楽しい時間をもっともっとたくさん過ごすぞ と決めた私
今 他の方のブログなどで情報を得たりして とても助かっているので
私のつたないブログだけど 1人でも誰かのためになればと思い ブログを再開することにしました。
そして 私の周りにいる犬友さんも 色々調べてくれたりして
本当に 感謝感謝の日々です
虎鉄は元気に散歩にも行っています
9月には 水遊びに行ったり
10月はキャンプにも行ったし
まだまだ 楽しいことしていこうね~
次回は 今していることをUP予定です