わが家の庭にことしもミヤコワスレが咲きはじめました。名前もいいけど、花びらの淡い色柄が印象にのこる花です。
このミヤコワスレの由来として広く知られている逸話があります。1221年、後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)が鎌倉幕
府を倒そうと兵を挙げましたが、およそ2カ月であっさりぼろ負け、家臣達もことごとく処罰を受けたということです(承
久の乱)。後鳥羽上皇は隠岐の島へ、三男順徳天皇(じゅんとくてんのう)は佐渡へ流罪され、そのとき順徳天皇は
この花を見てその可憐さにみやこを忘れることが出来た、というお話だそうです。
しかし、いまミヤコワスレ(都忘れ)と呼ばれている花は、江戸時代以降に作られた園芸品種ですから、順徳上皇が
見たのは別の花、アズマギク(東菊)だったのではないかとの説が有力です。写真をクリックすれば拡大します。



PENTAX K-7(”雅”) + Sigma 24-70mm F2.8 EX DG MACRO で撮影。
このミヤコワスレの由来として広く知られている逸話があります。1221年、後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)が鎌倉幕
府を倒そうと兵を挙げましたが、およそ2カ月であっさりぼろ負け、家臣達もことごとく処罰を受けたということです(承
久の乱)。後鳥羽上皇は隠岐の島へ、三男順徳天皇(じゅんとくてんのう)は佐渡へ流罪され、そのとき順徳天皇は
この花を見てその可憐さにみやこを忘れることが出来た、というお話だそうです。
しかし、いまミヤコワスレ(都忘れ)と呼ばれている花は、江戸時代以降に作られた園芸品種ですから、順徳上皇が
見たのは別の花、アズマギク(東菊)だったのではないかとの説が有力です。写真をクリックすれば拡大します。



PENTAX K-7(”雅”) + Sigma 24-70mm F2.8 EX DG MACRO で撮影。
でも、このミヤコワスレの花は、由来にふさわしいみやびやかな、雰囲気がします。そんな気持ちにさせてくれる、お上手な撮り方です。ステキです。
そうでしょうね、ミヤコワスレの方が、なじみ深くて、きれいですから。
そのうえ、この淡い色合いがなんとも言えず奥ゆかしさをも感じさせてくれます。
私も好きな花です。
有難うございます。花の由来や、歴史上の人物の話しは、とても興味深いものですが、構成の人が都合よく、
あるいは脚色して文書化されたものですから、それなりに読みとらなければならないのでしょう。