十和田湖へ
八戸駅を降りると小雨がぱらつく天気。そこからバスに乗って、進むほどに雪になり、奥入瀬に入った頃には、雪景色になっていた。八ヶ岳以来、よくよくお天気には恵まれないなぁ・・と落胆したのだけれど、それが、ほんとうにラッキーだったと思えたのは後のことだ。
十和田湖にいる白鳥にえさをやる。雪がパラついて結構寒い。
十和田湖から宿に向かうバスに乗ると、なんと私たちだけの貸しきり状態。
十和田湖沿いに走るバスの中から見た景色がとても美しかった。このあたりは標高が高く、乾いた雪が降ると葉の落ちた枝に積もり、花が咲いたようになるのだ。「雪の花」というらしい。昨日か一昨日ころ降った雪でこのようになったとのことで、そういつも見られるものでもないとバスの運転手さんが教えてくれた。また、春先、新芽が出る頃の枝に積もるとほんのりピンク色になり、それは「雪の桜」というそうだ。
ただただ見とれる美しさに、「私たち逆に運が良かったんだね!」と喜んだ。
雪景色の奥入瀬渓流
翌日、せっかく奥入瀬に来たんだからということで、石ゲ戸(いしげど)から十和田湖に向かって歩く。雪景色の奥入瀬だ。
木に雪が積もってこんな感じ。
間近で見ると、まさに、雪が咲いているといった感じだ。
雲井の滝に到着。奥入瀬渓流には滝がいくつかあるが、葉の散った頃の方が滝が良く見えるのだそうだ。
ここから、また、十和田湖に向けてバスに乗る。昨日と同じ運転手さんだった。
十和田湖に近くなってくると、いっそう雪の花がきれいだ。
瞰湖台(かんこだい)からの十和田湖の眺め。ここからだと、絶景だ。今回、紅葉がとっくに終わってせめて奥入瀬渓流を歩ければ、と思っていたけど、紅葉に代わる素敵な雪景色に出会えて良かったと思う。それと、この時期乗降客が少ないので、気を利かせて途中停車してくれたJRバスの運転手さんにも感謝!!