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「王手」

2009-05-27 21:10:02 | Sports
 ファイナルへ、スーパーマンがキングに王手をかけた。。。

 スーパーマンがまさに時間に間に合って舞い降りてきた。ドワイト・ハワードが延長戦に10得点をあげ、フロリダの雷雨のように3ポイントの雨を降らせたオーランド・マジックが、116-114とクリーブランド・キャバリアーズを撃破。レブロン・ジェイムスに44得点は許したものの、ラストショットを封じ、イースタン・カンファレンス・ファイナル・シリーズに3勝1敗と衝撃的な王手をかけた。

ハワードは全体で27得点、14リバウンドをあげ、苦手なフリースローも9本中7本を成功。バランスアタックを繰り返したマジックはチーム全体でフランチャイズ記録となる17本の3ポイントを決め、後半以降うち11本を成功させた。レイファー・アルストンも12本中6本の3ポイントを決めて26得点、ラシャード・ルイスも4本中2本の3ポイント、マイケル・ピートラスも11本中5本の3ポイントを決めてそれぞれ17得点をあげる奮闘を見せた。マジックは28日クリーブランドで行われる第5戦に勝てば、1995年以来初となるNBAファイナル進出を決定することができる。

レブロンは12リバウンド、7アシストも記録し、またも素晴らしい活躍をしたが、8つのターンオーバーも犯した。今季ここまでリーグダントツの目覚しい快進撃を続けてきたキャブズだが、まさかの王手をかけられ、初優勝への夢が消滅しつつある。

「自分が頑張らなくてはいけなかった。チームメイトが最適な場所にいる自分を見つけてくれたので得点を続けることができた。負けるのは大嫌いだ。特に自分のコートで負けるなんて真っ平だ。我々は勝利を目指してファイトを続けた」と、オーバータイムに3本のダンク、ティップイン、2フリースローと奮闘したハワードは話した。

オーバータイム残り3.2秒、ルイスがフリースロー2本中1本に終わり116-114とした後、キャブズにファイナルチャンスが巡った。アムウェイアリーナを埋め尽くす全員、テレビを見ている何百万人という人は、誰が最後のショットを打つか、レブロンしかいないことを知っていた。

今季のリーグMVPであり、第2戦でミラクルブザービーターを決めて勝利に導いたレブロンは、ダブルチームに来られながらインバンドパスを手にして何とかフリーになった。パスを手にしてドリブルを始めると、マジックのファンは固唾を呑んで見守った。バスケットへのクリーンルックを得たレブロンは、10.5mのところからジャンプしてリングに向かって放ったが、ボールは無情にもリングに跳ね返った。大事な勝利を逃したクリーブランドのドリームシーズンは、来季に向かうことになったかもしれない。

「レブロンは疲れているようには見えなかった。ハーフコートから15mのショットを打ったような感じだった。レブロンと相対してプレイするのは楽しい」とハワードはレブロンの飛距離を少し誇張気味に言い、笑顔を見せた。

キャブズが第4戦を勝ち、シリーズも制することを保証すると言っていたモウ・ウィリアムスは18得点をあげたが、第3Q以後は無得点と精彩を欠いた。デロンテ・ウェストも17得点、ジドリューナス・イルガウスカスも12得点をあげたが、あと一歩の押しが不足した。

試合が終わった後、満員のマジックファンは「あと1勝!」と大声で叫んでいた。NBA史上、3勝1敗としたチームは1947年以来182勝8敗とほとんどのチームがシリーズを制しており、マジックがファイナル進出を果たす確率が高まった。

試合は絶対に2勝2敗にしたいキャブズが第1Q終盤に逆転して25-21とリードして終了。第2Qには逆転を許したが、再度リードを奪い返して58-50で折り返した。だが第3Qに入ると、マジックのポイントガード、ジャミーア・ネルソンがシーズン絶望となる肩の手術を行った後、トレード期限にヒューストン・ロケッツから獲得したアルストンが、3本の3ポイントを決めて第3Qだけで15得点とスパーク。78-79とマジックが1点差に追い上げて最終クォーターに突入した。

ニューヨークのストリートボール出身で“スキップ・ツー・マイ・ルー”の愛称で知られるアルストンは、マジックのオフェンスの驚異となる働きをした。キャブズはレブロンにペイントを守らせ、ハワードを寄せ付けなかったが、その作戦はアルストンにジャンパーで惑わされることになり、裏目に出た。

ハワードは第3Q残り4分11秒にレイアップを決めた後、アンダーソン・バレージョを嘲弄したとして6個目のテクニカル・ファウルを取られた。バレージョはハワードのショットを止めようと腕を絡ませたが、ハワードは跳ね除けて決めた後、テクニカル・ファウルを取られた。7つ目のテクニカル・ファウルで自動的に1試合出場停止になるため、ここから十分気をつけなくてはならない。だがハワードは「バスケットを決めたから、ただ感情的になっただけだ。誰も嘲ったり、ののしったりはしていない。コート上では我々は感情的になるが、そんなことでテクニカルを取るべきではない。ちゃんと見て欲しいとs」と話した。

第4Q残り4.1秒、ルイスがインバンドパスをキャッチ&シュートして3ポイントを決め、全体で38本の3ポイントを放ったマジックが100-98とリードした。キャブズはレブロンのプレイをセットしたが、ピートラスに残り0.5秒にレーンでファウルされた。フリースローの1本目を決めた後、2本目はリングの周りを跳ねた後入り、辛くも土壇場で100-100の同点とした。

タイムアウトを取ったマジックは、ハワードへのロブプレイをしようとしたが、ゴール下でバレージョの激しい抵抗にあい、2人とも外に転がり出た。腕を絡ませる接触があり、2,3のファウルがあったが、オフィシャルは笛を吹かず、延長突入となった。ハワードは叫んで抗議したが、認められなかった。「嘘だろ?」とハワードはメディア席に向かって言った。「もしあれがレブロンだったら…」

オーバータイム最初にキャブズのダニエル・ギブソンが2フリースローを決めた後、ハワードの番が来た。最初の2本をダンクで決めてその度にバックボードを揺らせ、その後のティップインで、マジックは残り1分11秒には6点差とした。

だがレブロンがそこで終わるわけはなかった。左手でスクープショット、2フリースローを決め、残り4.6秒には見てみろとばかりに3ポイントを決めて111-113と2点差に追い上げた。そのすぐ後ファウルしたルイスがフリースローの最初の1本を外し、キャブズは生き延びたように見えた。だが最後レブロンは3ポイントを決めることはできず、第2戦のような劇的な勝利を呼び込むことはできなかった。

キャブズはこれで今季43勝3敗とするホームに、まさかの王手をかけられて戻ることになった。フランチャイズ史上最高のシーズンを送った今季を生き長らえさせるためには、第5戦に絶対に勝たなくてはならない窮地に立たされた。

 まさかのキング、敗退か?ハワードは、絶対に第5戦でテクニカルファウルを取られないようにしないとだね。。。果たして、運命の1戦の行方は。。。


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4 コメント

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Unknown (tk)
2009-05-28 01:20:47
これからBSで観戦します!、もう既に結果は分かっていたのですが(笑)、試合後のコメントなど非常に助かります!、キャブスとのシリーズはピートラスが良いみたいですね、私もどちらかと言えばマジック寄りなんですよね・・・、
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はじめまして! (DN-melo15)
2009-05-28 01:38:21
今のMagicの調子はすごくいいですね。
個人的にはDENvsCLEが見たいんだけどなぁ(笑)
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tkさんへ (obukorikori)
2009-05-28 18:37:57
 どうやら、ハワードのテク二カルが1つ取り消されたようですね。前の記事で書きましたが、ターコルーがマジックを去る可能性があるだけに、今季はファイナルまで行きたいだろうなぁ、マジックは。

 自分も、キングにはまだちょっと苦労してほしいなぁと。
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DN-melo15さんへ。 (obukorikori)
2009-05-28 18:41:09
はじめまして。いらしてくれて嬉しく思います。

 マジック、スリーが入りまくった時はやばいですね。

 自分は、マジック対ナゲッツを期待しちゃってます。

 また、遊びにいらしてくださいね。
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