goo blog サービス終了のお知らせ 

 かんりにんのひとりごと

日々の出来事や季節を感じる野鳥や花々の写真を載せています!
お出かけ先の寺院や趣味の卓球についても書いています!!

狩野永徳『洛中洛外図屏風』(複製)

2025-02-28 | 観光・旅行・京都検定

先日、平安京跡を歩いた際に、以前から見たかった絵を見ることができました。

平安京創生館の展示されている『洛中洛外図屏風』の複製です。

狩野派のエース狩野永徳さんが描いた絵です。

昨年、狩野永徳を主人公とした物語「花鳥の夢」という本を読みました。

本によると狩野派の家に生まれた永徳は、幼いころより祖父の元信に絵の才能を見込まれていました。

ネタバレになりますが、室町第13代将軍の足利義輝からこの絵を描くように頼まれたのでした。

永徳は、この絵を描くために京都中を歩き回ります。

そのころの京都は争いが続き、京都は荒れ果てた状態にあったようです。

しかし、永徳は荒れた果てた京都ではなく、活気に満ち溢れた京都の四季と人々を描きたかったというストーリーになっていました。

詳しい話は省略しますが、最終的にはこの絵は上杉謙信に手渡されることになります。

この絵は戦国時代の贈り物にされたということになります。

そういう経過があって、現在は米沢市の美術館に保存されているそうです。

この絵の運命も不思議な感じがします。

今、読んでいる本が同時代の絵師「海北友松」の物語ですが、その中にも狩野永徳が登場します。

名門の狩野派に産まれたプライドと苦悩が感じられるようなストーリーです。

いつか、本物の絵が見られたら良いなと思いますが、ちょっと遠いので、難しいかも・・・。

とりあえず、もう一度平安京創生館に行って、じっくりと見直したい気がします。

洛中洛外図屏風 文化遺産オンライン

洛中洛外図屏風 文化遺産オンライン



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。