今日は2回目の腰痛治療に行きました。
一昨日に、初回の治療をしてもらって、かなり楽にはなっていたのですが、昨日が仕事だったので、また痛みが出ていました。
今日も前回と同じく、痛い部分の筋肉をほぐすことと、骨盤の位置を正しく矯正する治療の二本立てでした。
今週はあと2回、詰めて通う予定です。
さて、スッキリしたところで、近くの喫茶店で読書タイムにしました。
もう三ヶ月くらい読んでいる千利休の物語『利休にたずねよ』です。

この本を読み始めて驚いたのは、最初のページが、今まさに千利休が切腹をしようとしている場面から始まるということです。
千利休が秀吉に対して、なぜあんな奴のために切腹しなければいけないのかと腹を立てている様子が描かれていました。
それまでの経過は、まだ書かれておらず、すでに切腹の当日を迎えているのです。

こういう書き出しもあるのかと、少し驚きました。
そして、第二章では、切腹の前の日になっていました。
次の章は、半月前、その次は一月前と、物語が進むにつれて、時間がさかのぼっていきます。
それにつれて、なぜ利休が切腹をすることになったのかという、経過が明らかになってくるんです。
なかなかの大胆な展開ですね。
途中、何人もの武将や茶人、僧などが登場し、それぞれの視点で、千利休について語らせています。
千利休は、茶道を愛し、徹底的に美を追求したということが語られています。
秀吉はこの時期、全国統一をして、すべての人がひれ伏すという状況にありました。
しかし、、、一人千利休だけが、自分の思い通りにならなくて、いまいましくてたまらなかった、、、そんなことが書かれていました。

いつも思うのですが、歴史作家と言われる人たちは、その時代について、相当の勉強をされていますね。
本当に秀吉が言ったのか!と思うほどに秀吉らしく書いてあります。
利休は利休で、こんな人がいたら、秀吉も腹が立つだろうなあと、思うように描かれています。
今日も頑張って読みましたが、まだまだ終わりませんでした。
でも、ここまで来たら、早く読み終えてしまいたいと思える展開になってきました。
通勤電車だけでは読み切れないので、寝る前にも頑張ってみます!