今日は、久しぶりに国立博物館へ行きました。
今年で、法然が浄土宗をひらいてから850年になるそうで、「法然展」が行われていました。
若い頃は、法然も親鸞も全く知りませんでしたし、宗教についても全く関心がありませんでした。
なぜか、京都検定を勉強するようになってから、歴史や昔の人たちの思いに関心が向くようになりました。
久しぶりの博物館、新鮮で綺麗に見えました。
長い間来たことが無かったと思います。
この建物は、明治に建てられた明治古都館です。
いかにも明治らしいレンガ造りの建物です。
今日のテーマになっている法然さんです。
法然さんは、それまでに行われていた頭の中で阿弥陀様や浄土を思い浮かべて修行する「観想念仏(かんそうねんぶつ)」対して、声に出して念仏を唱えるという「称名念仏(しょうみょうねんぶつ)」をひろめた方でした。
浄土宗では、「南無阿弥陀仏」と唱えることで救われると説きますが、その考えに至ってから850年ということらしいです。
法然さんの生い立ちや、数々の絵伝を一つずつ見ていきました。
今日は勉強の意味もあったので、ノートを持って行って、大切なことはメモをしながら、展示場を歩きました。
失敗したのは、ボールペンをもって、書こうとしたら、係の方が走ってきて、ボールペンはダメなので、この鉛筆で書いてくださいと言って、貸してくださいました。
それは、気が付きませんでした。
浄土宗では、死に際して、阿弥陀如来が極楽から迎えに来てくれるとされますが、この絵は「山越阿弥陀図(やまごしあみだず)」です。
永観堂にあるものが有名ですが、他のお寺にも同じような絵が何枚も残っているようで、たくさん展示されていました。
これは、マグネットで、冷蔵庫にメモなどを貼り付けるものですが、絵は「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」通称「はやらいごう」というものです。
これも知恩院所蔵の絵が有名ですが、同じような絵が各地に残っていたので、驚きました。
ありがたい絵なので、みんな真似をして描いたのでしょうね。
阿弥陀様が、大勢の菩薩を従えて、死が迫っている人たちのもとへ、大急ぎでやってくるんですね。
明日をもしれない、庶民にとっては、阿弥陀様が極楽浄土へ連れて行ってくれるということが、心の救いになっていたのかもしれません。
一か所だけ、写真撮影オーケーと言う場所がありました。
あまり有名ではないようですが、たくさん飾ってあり、カメラマンが大勢撮影されていました。
最近、仏像などにも興味が湧いてきました。
つい最近までは、野鳥ばかり撮影していたのですが・・・。
いろいろなものを撮影してみるのも面白いものですね。。。
今日は卓球にも行かずに、一日のんびりして過ごしました。
良い休養になりました。。。。