ウクライナに跋扈する悪魔⑩タッカーカールソン×プーチンインタビュー

2024-02-22 | 裏社会

プーチンインタビュー(2024.2.16) 概略     

ーーー()内はインタビューの内容ではなく、解説などーーー

 

P(プーチン):「第2次大戦はドイツのポーランド侵攻をきっかけに始まった。

それは正しいが、チェコスロバキアの分割に際して、ポーランドがドイツにけして譲らずダンツィヒ回廊を侵攻していった点は学校で誰も教えない」

(バックにはイギリスがいたはずだ。第一次大戦を企画したチャーチルという戦争狂が首相になっていたのだから。)

 

(ベルリンの壁崩壊に際して)

P:「ロシアが共産主義と決別して、西側は我々を仲間として迎え入れてくれると思っていた。

そしてNATOは東方には1インチも拡大しないという約束をした。

にも拘わらず、NATO拡張の波は5回あった。我々はそれをすべて容認した。

我々は彼らを説得しようとしていた。やめてくれ。と」

 

P:「私は、欧米と対立したくないので、ロシア自身がNATOに入ることや、アメリカとミサイル防衛システムを共同で開発することも提案してみた。

だが、彼らクリントン、ブッシュなど大統領の後ろにいる人たちはそれを拒否した。」

 

P:「マイダンクーデターの時に米国が使ったカネは5ビリオンダラー(7千億円)だった」

(マイダンクーデター=2014.キエフで起きた反ロシアを標榜するクーデター)

 

P:「ウクライナ大統領はミンスク合意のすべて気に入らなかった。

 フランスやドイツ首脳は、確かにミンスク合意はサインされたがキエフ政権がそれを履行するつもりはないとわかっていたと言った」

(ミンスク合意=独仏が仲介した親米NATO派と親ロシア派間の和平合意)

 

P:「ミンスク合意によって、市民権のないロシア語系住民にも年金が支払われ、社会福祉がウクライナ語住民並みになれば、徐々に傷が癒えると思っていた」

 

P:「彼らキエフ政権はステパーン・バンデーラ(ソ連と闘ったことでネオナチに信奉されている)らの記念碑をたて、英雄に祭り上げている。

バンデラ主義者はポーランド人、ユダヤ人、ロシア人を大量虐殺した」(今もドンパスの親露住民を虐殺している。)

P:「私はウクライナ人もロシア人の一部だと思っています。彼らウクライナ人は別の民族だと言うでしょうが。

 しかし、ナチズムを国是としてはいけません」

 

イスタンブールでの和平交渉の際(22年3月)「頭に銃をつきつけられながら交渉できるか」

そういわれて私はキエフ近郊から軍を撤退した。(ブチャ撤退)

そして、ウクライナのナチズムを禁止する法的措置のもとに和平案の幾つかは署名された。

( ウクライナに跋扈する悪魔②ブチャの虐殺参照)

 

しかし、ウクライナが署名した和平にボリス・ジョンソンがあわてて阻止しに行った。(そしてロシア軍が撤退したブチャで親ロシア住民を虐殺)

 その後ウクライナ人がどれほど死に至ったか。

 プーチンは「和平をつぶした英元首相は今どこにいますか」とつぶやいた。

 

P:「ウクライナではその後、ロシアと交渉することを禁じた法律ができた。

我々ロシアはいつでも交渉の門戸を開いている」

 

T:「この戦争を止めるには?」

P:NATOが武器支援を止めれば戦争は終わる」

(西側メディアはタッカーインタビューにおいてこのフレーズしかなかったかのように、耳タコ解説しているので誰でも知っているだろう)

 

P:「ウクライナに傭兵を送り込んでいる国のトップはポーランド、以下米国、ジョージアと続く」

 

アメリカを誰が動かしているのか。

P:「バイデン大統領ではない。誰が見ても明らかなことでしょう。

私たちを敵対者としておくことが利益になる強力な金融団体が存在する」

(ブラックロックはフォックス株を16%まで買い増しして、タッカー・カールソンをフォックスから排除した。この金融団体はロッキードなど軍産複合体の巨大なスポンサー)

 

T:「あなたの敵はジョー・バイデンではなく、彼の背後にいる人々だと言いたいのですか?」

P:「その通りです。ジョー・バイデンは何が起こっているのかさえ知らないかもしれない」

 

BRICSについて、ドルが国家に対して武器化されれば(アメリカの敵対国がドル決済をすることができない仕組みがあった)、ドルに代わるものが自然に生まれる。

 

イーロンマスク氏について

P:「彼にも敵がいる。(宇宙にある)数台のインターネットアンテナをその敵(米国政府)に供与せざるをえなかったが、それでロシアを打ち負かせるはずがない。

 マスク氏はユニークな思想家で、買収されることがない。続けることだ。困難な状況に陥ったとしてもロシアがある。私たちは喜んであなたに門戸を開くし、マスク氏の様な人を高く評価する」

 

24年アメリカの大統領選挙について、

P;「選挙結果が信じられる形で実施されることを願っています。ロシアには郵便投票はありません」

 

ガザの悲劇について

「ひどいダブルスタンダードを示している」

 

T:「ロシアはメキシコ国境の状況を利用しているのでしょうか?」

P:「何もする必要はありません。アメリカは自滅している。ナポレオンが言ったように、敵が自滅するのを邪魔してはならない」

 

「気候変動を心配するのは、天気に文句を言うようなものだと言いたい。気候が嫌なら引っ越せばいい。天気が心配なら傘をさしましょう。地球は自らを調整するためにかなり良い仕事をしています。 シベリアが少し暖かくなれば万々歳だ。ロシアの農地が増えるのですから」

 

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以上

 

 序盤では長々とおそらくウクライナ人、ロシア人向けに歴史を講義した。

 

 政治家にはなんちゃって宗教家が多い。プーチンもその一人かと思いきや、宗教、歴史、哲学に対する造形の深さには恐れ入った。

 プーチンは、東方正教会では「神」は世情をただ見ているだけだという。

 アメリカのキリスト教は、神が世情を動かしている。

 だから「神」を思い通りにしたい願望が「祈り」として体現される。

 宗教的作家ドストエフスキーの話も持ち出した。

 

 敵対している欧米の指導者に対してすら、けして罵倒せず、汚い言葉でののしることもなく。一歩も二歩も引いた言葉遣いでただ事実を淡々と述べる。

 プーチンの人間性を顕す上でよく引用されるのは、2014年のノルマンディー上陸記念式典だ。

広島、長崎での原爆投下が映し出されると ガムを噛みながら拍手をするオバマ、対して十字をきるプーチン 。

https://www.youtube.com/watch?v=jGpgeYXDF0U

 

 メルケルの悲しそうな顔も印象的。最近彼女はプーチンの言うことにも真摯に向き合えと言い。それだけで欧米メディアに盛大にバッシングされた。

 メルケルはミンスク合意が単に時間稼ぎのものだったことを暴露している。

 

 西側諸国のリーダーはプーチンを評するに「狂人」「マーダラー」「独裁者」「クソ野郎」と、汚い言葉で罵る。

 シオニスト達は事実の暴露のみならず、このプーチンの真摯な人間性が世界に拡散することも酷く恐れたのだろう。

たかがインタビューに恐怖の叫びがあちらこちらで上がっている。

 

 このインタビューで感じたのは、プーチンは欧米DS、シオニストの本質について、それほど詳しく正体を知っていたとは思われないということだ。

 マイダン革命が起き、ミンスク合意が破られたとしても、なお徐々にウクライナ内戦の傷が癒えることもあり得ると考えていたという。

 多くの金銭労力を使ってきた英米は、目的がロシアを弱らせ、解体することであるならば、ロシアを戦争に引きずり込むか、親ロシア系住民をジェノサイドで消し去るまでこの紛争を続けることは容易に推察できたはずだ。

 グローバリストというのは、ロシアのように非従順な国家を許さない。彼らにはカネはある。権力を欲しているのだ。

 そしてプーチンは2022.2月に英米の特殊部隊を含むアゾフ大隊などがジェノサイドの準備をするまで軍事作戦を控えていた。

「特別軍事作戦」を敢行した時には既に、親露住民数万人の死傷者をだし、ドンバス、ルガンスク地域の街は廃墟となってしまった。

 

 また、プーチンはヒットラーが亡くなってから80年経った言った。

 確かにヒットラーは、教科書やネット辞書では1945年自殺したとある。

 これは通説にすぎない。実際には30年前までアルゼンチンで生きていたという説もあるのだ。

アルゼンチンは独、伊、スペインの枢軸国の移民が多く、ナチスに好意的であり、ナチス集落があった。だが、そこに隠れる必要もなく、街で快適に暮らせていたらしい。

 老年のヒットラーの写真画像らしきものもネットでは出回っている。

 

 それに、ユダヤ人大量虐殺ということで、現在は大戦時に600万人が殺された事になっている。

 死体は焼却炉で焼かれたというが、これは全く不可能な数だ。戦時なのに貴重な石油を天文学的な量、消費せねばならない。

 ユダヤ人などが牢の中で流行りのペストで数多く死んだことは知られている。

 ドイツに住んでいたユダヤ人は50万人。これがすべて殺され、さらに他国で550万人が殺されたことになる。

 プーチンはどうも、この「ホロコースト物語」を信じているふしがある。

 

 ヒットラーはネット辞書では教科書通り「1945自殺」と書かれていた。ここで、思い立ってネオナチが信奉する「ステパーン・バンデーラ」もネット辞書で調べてみると、「ナチスの誘いを断った」というフレーズが目についた。普通ここまで細かく辞書に記すものなのか。と、逆に不信感を覚えた。WIKIなどでDSの都合の悪いことを曲げて書くことが多いと聞く。

 確かに、バンデラがナチスとかかわりがありや無しや、2022年以降は大注目なので彼がナチスとのかかわりを記す事は重要だろう。しかし、ナチスと交渉したことを誰が見て、知っていたのか。(彼がリーダーであったウクライナ民族組織がナチスと協力協同の交渉をしたことは事実だが)

そして、それが正確なことなのか誰も知らない。それを「辞書」という正確がモットーなものに記すものなのだろうか。

 2年前にも ステパーン・バンデーラとナチスの関わりを調べた際と今を比較するとナチスとのつながりが丁寧に削り取られている傾向にある。

教科書や辞書に嘘を書き込んだとしてもいずれそれが真実となってしまう。

 推測だが、バンデラについては、DSの指示でネット辞書に近年あれこれと書き入れた確率が高いように思う。

 

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インタビュー余波ーーー箇条書き

 

悪魔は(真実の)光の中では生きられない。世界中で悪魔達の恐怖の叫びが響き渡った。

 

インタビュー直前

 ヒラリー・クリントンーーー「プーチンは嘘つき、タッカーはそれをオウムのように伝えるだけだ。タッカーはプーチンの犬。便利な愚か者だ。」

 汚い言葉で罵倒した。

 

http://takahata521.livedoor.blog/archives/23443161.html

タッカー・カールソンは、プーチン大統領のインタビュー後、ウクライナ政府系の団体の殺害リストに掲載された。

 

タッカーは、EUから懲罰的措置で脅かされるかもしれない。プーチンと話すことはユーロクラートにとって禁じられている。元ベルギー首相で現欧州議会議員のギー・フェルホフスタットは、米誌『ニューズウィーク』に対し、タッカー・カールソンの入国禁止を検討すべきだと語った。

グローバリスト・メディア 「タッカー・カールソンは民主主義にとって極めて危険だ!」

 

EU議員で元エストニア外相ウルマス・パエトはタッカーの入国禁止を提案。

 

ロシア・モスクワ郊外のショッピングセンターで29日、大規模な火災。

 

2月16日、反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)がロシア刑務所内で死亡したと発表した。

マスメディアは「妻が突然死症候群といわれた」と連呼している。それはロシア当局の公式発表ではない。

ナワリヌイ氏はエール大学出身、英国MI6との関わり深くナチズム過激主義での逮捕。

終身刑の可能性もあり、ロシアが消したい人物でないことは明らかだ。

一方、欧米や傘下メディアは狂喜しているように見える。

きっと世界中でロシアに反感を持った人は多いだろう。

この出来事をプーチンインタビューの「余波」という範疇に入れる資格は十分だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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