劇場版の武蔵について。
というか、鋼太郎さんのお芝居について。
あー、それにしても今さら過ぎる。(笑)
でも書いておこう。
劇場版の武蔵って、ジャスにビンタやグーパンするなど、ちょっと暴力的だという声もちらほら聞いた。(読んだ)
しかしこれは、「脱抑制」という言葉で説明出来る。
武蔵は階段から落ちて頭を打ったんだよね。そんで春田の事だけを忘れるという部分的な記憶障害を持つことになった。
脳への衝撃は、記憶面だけじゃなくて、「抑制が効かない」という高次脳機能障害の1つとしても表れたんだと思う。
たぶん、これはシナリオや設定にはないと思うんだけど……。
鋼太郎さん個人の演技プランなんじゃないかな。なんとなく。
アドリブのように見せかけて、グーパンは巧妙に練った鋼太郎さんの演技プランだと思うのよ。
だって凄く丁寧じゃない?記憶障害になる前と後と、同じ武蔵なのに顔が違うように見える。春田の記憶がないだけじゃなく、ちょっと人格が変貌したかのようにも思える。ほんのちょっと。笑いに納まる範囲でね。😉
春田と牧の2つの旋律をメインにしながら、低音で武蔵のパートがある一点に向けて奏でられていく。
そう、廃工場で春田の記憶を取り戻した時の「なんてこったーーー」に。
ここ、シンフォニーなら武蔵パートは一番の聴かせどころですよね。音量もフォルティッシッシモ。(笑)
微妙に調節しながらそのピークに向けて演じていく……。鋼太郎さんが「演じていて簡単なところは一つもなかった」って言ってたのは、こういう緻密なプランを一人実行してたからなのかな……って、私は思っています。
武蔵がただの道化に終わらないように、ベテラン俳優の意地と高い技術を見せて貰いました。😊
『おっさんずラブ』は春田と牧の物語かもしれない。でも、やっぱり武蔵も大事。メイン3人のお芝居が、濃密なあの世界を作っていたのだと思う。
昨年の9.27事変以降、色んな言葉を目にするようになって。中にはショックと哀しみのあまり、ちょっと暴言ぽいのもあったりしたんだけど、まあ仕方ないよね……と理解出来た。でも鋼太郎さんに対する的外れな暴言だけはさすがに納得いかなかったな〜。同じOL民として残念に思ってたよ。
とはいえ、もう過ぎたこと。😊
去年の今頃はお空篇を複雑な思いで見てたっけ……。1年って早いね!
劇場版を見るため10回以上映画館に通ったw。そのお陰で、劇場で映画を見ることがすっかり習慣になった。
いいよね〜。映画館。そんな習慣を作ってくれたOLに感謝したい。
でさー(ここからタイ沼です)、『I'm Tee,me too』が最終回迎えちゃったでしょう?あれ、続編を映画で見たいな〜。あの6人をスクリーンで見たいよ。推しを緑色のペンラ💚で応援するから〜!(応援上映も体験したオタク)😁