金原亭駒与志の世界

一天狗連の楽屋

捨ててもやらない

2012年12月24日 00時00分00秒 | 芸談
          


落語における芸談(5)

あたくしの先代は、食いものにかけちゃぜいたくな人でしてね。三度三度の食卓に、たべてもたべなくても鯛だの海老など、うまいものをズラリと並べて、弟子たちの前でいうんです。"くいたいか、くいたいだろうな。だけどお前たちには捨ててもやらないよ。くいたけりゃ、早くうまい噺家になれ。自分の力でくえるようになったら、たっぷりくえ"ってね。これにはこたえたもんです。ちくしょう、うまくっていう気分になって、やっぱり勉強しましたからね」 (三代目桂三木助)


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