まぁるい抱っこ

播州平野の一角で、ワンコと暮らすピースフル日記☆

レスキュー・ケリベイビー

2018年06月27日 | Weblog
ケリのその後。。。



野生の鳥ケリの巣作り~抱卵~孵化~引越しの続き、
もう一回だけアップしたいと思います


ケリファミリーが、向こうのほうの田んぼに引っ越して、
もう窓際のデスクから姿を見ることができなくなって、
なんとなーく寂しいな、と思いつつも、
ケリがいないことに慣れてきた頃・・・



6月20日(水)
朝、会社に着いて駐車場から社屋へ入ろうとすると
ケリの激しい鳴き声が

キキキッキキキッ キキッ キキキッ

それはもう、めっちゃ鳴いてたんです


いったいどーしたんだぁ???ヾ( ̄0 ̄;ノ




畦の丸印のところに立って、
駐車場や建物に出入りする人間に向かって
けたたましく鳴くケリ

ただ事じゃない!と、ケリの居るあたりまで行ってみた


で、ビックリポンッッッ
えらいこっちゃ~~~
ケリベイビーが1羽、水路の中に落ちてしもてるぅー



その水路にはフタがあって、フタには穴が開いてて、
その穴から落ちちゃってるんだよぉ
コンクリのフタ、重くてアタシじゃ持ち上げられなくて




男子を呼びに行く間、たらちゃんに見守っててもらった


タオル持って、Kくんをひっぱって畦へ向かったよ


ケリベイビーが落ちたフタのところに立つたらちゃんを
親ケリが ものすごく威嚇してました!
2~3mぐらい近くまで飛んでくるのよ


ケリ、分かるかな?



親ケリ、グルングルン、バッサバッサと
アタシたちの頭上を飛び回ってる



Kくんにフタを持ち上げてもらうと、中には2~3㎝浅く水が溜まってて
そこにケリベイビーが身をかがめて丸くなってた
お目目、きゅぅぅぅって瞑っちゃって びくともしない
背中をチョンチョンってしても動かない

死んじゃったんかなぁ…


そっと手で包んで 畦道に置いてみた
とても軽くて柔らかくってふわっふわなケリベイビー
まったく動かない



親ケリが 田んぼの中に佇み、ずっと キキッキキッ鳴いてる

「体が濡れちゃってるから 持ってきたタオルで拭いてあげよう」
「タオルで包んで温めたら息を吹き返すかも…?」
そう思って、立ち上がってポケットの中のタオルを取り出そうとした瞬間、

キキキッ

ひときわ大きく親ケリが叫んだかと思うと、
ケリベイビー、すっくと立ち上がり 一目散に田んぼの中へ走ってったーーー



それはそれは すごいスピードで タッタッタッタッタッタッーー
田んぼを突っきって走ったーー

まるで、あの、エリマキトカゲが2本足で走る姿にソックリ!
あわててシャッター押したら、かろうじて写ってた
 ↑ 写真下方の中央にケリベイビー



するとね、親ケリがサササッて飛んできたの!

まるで映画を観てるようなワンシーンだったよ


ケリベイビーは 親ケリのあとをトットコついて歩いて行きました


水路の穴に落ちてしまったケリベイビーのそばで、
敵が近づかないように威嚇し続けていた親ケリ
アタシが救い上げた時、きっと親は「じっとしてるのよ」って
そう子供に言ってたんだと思う
そしてアタシが子供の傍から離れようとした瞬間に、
「今よ!逃げるのよ!」って。。。
そして子供は 猛ダッシュで親のいる方向へ。。。


すごいなぁぁ  
真の親子の絆をまざまざと見せつけられちゃったよぉぉ

感動と、ケリベイビーの走り方のあまりにも可愛いさに、
涙が出るほど笑ってしまいました



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