まぁるい抱っこ

播州平野の一角で、ワンコと暮らすピースフル日記☆

大台ヶ原の絶景

2015年11月27日 | 山登り・ハイキング
大台ヶ原ハイク、後半です


もともとは深い森林だったお山

なぜ立ち枯れ木ばかりの大地になっているのか…それは、

昭和34年、伊勢湾台風により木々がなぎ倒されてしまった
それらを搬出したことがきっかけで 生体条件が悪化
木がなくなると笹が増える
笹が増えるととニホンジカが繁殖増加
すると、たくさんの樹木の皮が剥がされる
芽を食べられたり皮を剥がされた木はどんどん枯れていく 
悪循環の繰り返しの結果だとか…

なんだか切ないね


それでも 年間降雨量の多い山岳地帯なので、
ところどころでは 岩や木の枝が苔むしていたり



ころころと変わる風景は アタシたちを楽しませてくれます



時々出現する階段
上りが続くと 少し息切れがするわ(年のせい?)


イトザサの群生している牛石ヶ原をずんずん歩きます
延々と設置されているこの木道は、浸食を防ぐためだそう

イトザサの中に、小動物のけもの道がいくつもあったよ
ウサギやテンがどこかに潜んで こちらを見ていたかもね
ひとつ、テンのうんPらしきものも発見しました




パカっと開けた場所に建つ神武天皇像

初代天皇とされる神武天皇さん
神武天皇は、都を構えるため軍を率いて大和(奈良)へと向かいます
しかし、山深い道を行くことは大変困難なことでした
ある夜、天照大神が夢に現れて、八咫烏(やたがらす)を
神武天皇に渡します
翌日から、八咫烏に案内されるがままに行くと
この険しい山々を越える事ができ、
無事に大和にたどり着いた、ということだそうだ

八咫烏に案内されながら、見晴らしのよいこの場所で
都にふさわしい場所を国見したとか

この像は、昭和3年頃にできたらしい。。。 古っっ


ここで、下から靄があがってきました
あっという間にあたりは白く煙ったように。。。
山の天気は変わりやすい、とよく言いますが、
まさしく晴れたり曇ったりを 頻繁に繰り返す空模様



神武天皇さんに行ってきまーすと挨拶をし、
道しるべを見落とさないように進みます


目指すは「大蛇窟」 
だんだんと道幅が狭くなってきて…




今までの景色とは ガラリと変わってきましたよ
「山!」というか「岩!」って感じが強いでしょ


石ごろごろで 足場の悪いところを慎重に下りて…

崖っぷちに出ました!


白いのは雲海ですよ
すごかったです、何にも見えない


一人の男性が写真をパシャパシャ撮っていましたが、
男性のいるところが 崖っぷち一番先端!
柵の向こうは断崖なんですよぉぉ


果たして、あそこまで行けるのか? アタシ…




行けたもんねーーー 大蛇窟ですよーー
怖いよぉぉぉ  立ち上がるのは無理ぃぃ

hisaちゃんもおいでよ~


ふぇ~ん こわいこわいぃぃ、と泣きながら(笑)



hisaちゃんも来たーーっ


みゆきちゃんは「アタシ絶対にむりぃぃぃ」
で、手前で待機しとりました(^▽^;)


ここ大蛇窟は、大台ヶ原随一の絶景ポイントなんです

晴れた日の素晴らしい眺めの写真、お借りしました

もしも雲海がなくて 周りの景色が全部見渡せてたら…
断崖絶壁すぎて マジ、先端までは行けなかったかも


ガスで何も見えないってことも、なかなかの体験ですよね
スリル満点の大蛇窟でした~





来た道を半分戻って 途中から駐車場までの近道を行きました
女子3人の山歩き、お喋りは絶えることなく、
関西のおばちゃん丸出しで、
笑ったり歌ったり、こけそうになったり(>▽<;; アワワッ
元気に山を下りることができました

所要時間はちょうど5時間


楽しい楽しい大台ヶ原ハイクでありました~
さあ、次はどこを歩こうかぁ
来年の春を楽しみに、
あっちだ、こっちだ、と只今計画中~


また命からがら くねくね細い山道を
上っては下り、下りては上り
対向車との擦れ違いにハラハラドキドキしながら
戻ってきました



おつかれさーん
筋肉痛を感じながらも かんぱ~い


晩ご飯は ガッツリとラーメン・ギョーザ・チャーハン

無事にみゆきちゃん、hisaちゃんを送り届けて
午後11時、帰宅

バーバン保育園でお留守番してくれてたルンナとフルル
キャンキャン喜んで出迎えてくれました

いい子でお留守番、ありがとうね


つぎは うんなとふうるも つれてってなー

大台ケ原は ワンコNGだったけど、
今度の山歩きの時には ルンナとフルルも
一緒に連れてけるところに行こうね~


音楽サークル登山部女子会の、山歩きでした~(^◇^)/ ナハハッ



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