”造影剤漏れ”から落ち着いて、担架で病室へ運ばれた。
消灯時間を過ぎていたので、廊下は静かだった。
そして、希望したわけではないのに、なぜか、個室へ。
脇腹から胸にかけての苦しさがあって、ベッドに移っても、
”天井を向いて(仰向けに)寝る”姿勢が とても苦しかった。
左肩を下にして、身体を少し”斜め左”に傾けた姿勢が一番楽だった。
少し背中を丸め、足を丸め・・・。
その微妙な身体の傾きが一番楽な姿勢ということを伝えたら、
ナースが、クッションを、背中にセットしてくれた。
そのクッションに寄りかかるような形で、点滴をした右腕は、意識して延ばしていた。
また、漏れると怖いから・・・。
事故後、何も飲んでいない & 乾燥した病室
喉がとても渇いていた。
ドライバーのFさんが、飲み物を買ってきてくれた。
・・・が、 医師の判断で飲み物は、×
まだ内臓に損傷があるかもしれないから、水分は× とのこと
代わりに、湿ったガーゼを口に加えることが許された。
それで、少しは、違ったけど、やっぱり口を濡らした程度なので、
喉の渇きは、消えなかった。
病室に、付き添い用の「補助ベッド」が置かれた。
Fさんは、眠らずに、座って、私の様子を見ていた。
私が、身動きすると、近寄ってきて、「大丈夫?」と心配そうに声をかけた。
私の両手はふさがって使えない。 身体は斜めに傾いている。
湿ったガーゼが口から落ちると、Fさんが口元に置き直してくれたり、
クッションを私の身体の傾きに合うよう、調整してくれたり、
とても気遣ってくれた。
嬉しかった。 心の底から有り難かった。
でも、Fさんだって、めちゃくちゃ疲れてる。
補助ベッドの寝心地は、決して良くないだろうけど、身体を休めてほしかった。
「 お願いだから、眠ってほしい。 私は大丈夫だから。 」と精一杯、伝えた。
事故という大ショックで、お互い、疲れている。
少しでも疲労を回復できるよう、Fさんが眠りにつくことを願った。
「 看病しているFさんが倒れたら大変! 私は、ホントに大丈夫だから、
今は、ゆっくり休んで。 一晩中起きていたら、明日が大変だよ。 」
Fさんは、やっと横になってくれた。
それでも、私が、ゴソッと身体を動かすと、起きて、声を掛けてくれた。
「 大丈夫? 何かしてほしいことある? 」
「 大丈夫。 身体を傾けているから、左側がしびれるだけなの。
私が動いても、気にしないで。 起きないでね。 」
そんな会話を繰り返し・・・
私は、いつの間にか、眠りにつき・・・・
時々様子を見に来る看護婦の気配に気付いたり、気付かなかったり・・・・
気が付くと、夜が明けて、朝になっていた。
Fさんは、2時間の睡眠だった。
←雪道、気をつけよう
事故関連の日記をまとめました
1: 交通事故
2: 事故分析
3: 事故の相手方
4: 事故直後
5: 救急車で運ばれて…
6: 入院初夜
7: 入院生活の楽しみ
8: 肋軟骨骨折
9: 山好きにはたまらない
10: +α アルファ の苦しみ
消灯時間を過ぎていたので、廊下は静かだった。
そして、希望したわけではないのに、なぜか、個室へ。
脇腹から胸にかけての苦しさがあって、ベッドに移っても、
”天井を向いて(仰向けに)寝る”姿勢が とても苦しかった。
左肩を下にして、身体を少し”斜め左”に傾けた姿勢が一番楽だった。
少し背中を丸め、足を丸め・・・。
その微妙な身体の傾きが一番楽な姿勢ということを伝えたら、
ナースが、クッションを、背中にセットしてくれた。
そのクッションに寄りかかるような形で、点滴をした右腕は、意識して延ばしていた。
また、漏れると怖いから・・・。
事故後、何も飲んでいない & 乾燥した病室
喉がとても渇いていた。
ドライバーのFさんが、飲み物を買ってきてくれた。
・・・が、 医師の判断で飲み物は、×
まだ内臓に損傷があるかもしれないから、水分は× とのこと
代わりに、湿ったガーゼを口に加えることが許された。
それで、少しは、違ったけど、やっぱり口を濡らした程度なので、
喉の渇きは、消えなかった。
病室に、付き添い用の「補助ベッド」が置かれた。
Fさんは、眠らずに、座って、私の様子を見ていた。
私が、身動きすると、近寄ってきて、「大丈夫?」と心配そうに声をかけた。
私の両手はふさがって使えない。 身体は斜めに傾いている。
湿ったガーゼが口から落ちると、Fさんが口元に置き直してくれたり、
クッションを私の身体の傾きに合うよう、調整してくれたり、
とても気遣ってくれた。
嬉しかった。 心の底から有り難かった。
でも、Fさんだって、めちゃくちゃ疲れてる。
補助ベッドの寝心地は、決して良くないだろうけど、身体を休めてほしかった。
「 お願いだから、眠ってほしい。 私は大丈夫だから。 」と精一杯、伝えた。
事故という大ショックで、お互い、疲れている。
少しでも疲労を回復できるよう、Fさんが眠りにつくことを願った。
「 看病しているFさんが倒れたら大変! 私は、ホントに大丈夫だから、
今は、ゆっくり休んで。 一晩中起きていたら、明日が大変だよ。 」
Fさんは、やっと横になってくれた。
それでも、私が、ゴソッと身体を動かすと、起きて、声を掛けてくれた。
「 大丈夫? 何かしてほしいことある? 」
「 大丈夫。 身体を傾けているから、左側がしびれるだけなの。
私が動いても、気にしないで。 起きないでね。 」
そんな会話を繰り返し・・・
私は、いつの間にか、眠りにつき・・・・
時々様子を見に来る看護婦の気配に気付いたり、気付かなかったり・・・・
気が付くと、夜が明けて、朝になっていた。
Fさんは、2時間の睡眠だった。
←雪道、気をつけよう
事故関連の日記をまとめました
1: 交通事故
2: 事故分析
3: 事故の相手方
4: 事故直後
5: 救急車で運ばれて…
6: 入院初夜
7: 入院生活の楽しみ
8: 肋軟骨骨折
9: 山好きにはたまらない
10: +α アルファ の苦しみ