『 こまちの散歩道 』

子供時代、よく転んでは膝小僧に生傷が絶えなかった私。
今では山登りが大好きです!
好きな言葉:一期一会

山岳映画 『 雪の薬師、槍越え 』

2007-06-10 | 山ネタ
山岳映画 『 雪の薬師、槍越え 』 (50分)
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<作品紹介>
撮影者:伊藤孝一。明治25年名古屋生まれ。

 大正末期、伊藤は大町の百瀬慎太郎・有明の赤沼千尋と共に大規模な登山撮影隊を編成し、映画を撮りながら雪の立山黒部を横断、日本初の本格的雪山映画撮影に成功した。

伊藤は大正12年12月~翌13年4月にかけ3度にわたる雪山行を企て、上ノ岳冬期初登頂、薬師岳厳冬期初登頂を果たし、越中から奥黒部領域を踏破して槍ヶ岳に到達する。

これらの準備から山行までの行程がこの映画に克明に記録された。

 この映像記録は、昭和40年に報道カメラマン上田竹三が見出すまで、信州有明の赤沼家で眠り続け、発見された後も映像は断片的に公開されたのみで、未編集のまま撮影以来70余年が経過した。

 この映像には、雪の北アルプスに挑戦したパイオニアたち・それを支えた山案内人たちの活躍・当時の服装や装備など、山岳史のみにとどまらず資料映像としての評価は大きい。

 当該フィルム資料は、伊藤の遺した日誌等による考証を経て、2000年に立山博物館と羽田栄治によって作品化された。


<特に印象に残ったシーン>

・ 当時の撮影機材は非常に重く三脚使用。クルクルと手動で回しての撮影。
・ 冬期登山の様子
・ 83年前の槍ヶ岳山頂からの360度パノラマ眺望
・ 雪の真川を渡る様子
・ アイゼンを装着する様子
・ 山小屋を造る人の姿、その資材を運ぶボッカの姿
・ カモシカを背負う人の姿
・ 有峰湖に沈む以前にあった村の当時の様子  などなど


<こまちのひとこと>

  すっごい感動した!  一見の価値有り!

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