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等身大の国士舘大生の姿、ありのままの学生生活を感じて欲しいので立ち上げました。

産経ニュース 針路を聞く 国士舘大学・大澤英雄理事長

2017-02-05 | 大学紹介

http://www.sankei.com/life/news/161221/lif1612210009-n1.html

針路を聞く 国士舘大学・大澤英雄理事長

□世のため、人のために尽くす人材

 ■本学の力、災害現場で生かす

 来年、創立100周年を迎える国士舘大学。東京都世田谷区のほか、町田市、多摩市にキャンパスを有し、「世のため、人のために尽くす人材」である「国士」の養成を教育方針に掲げている。学校法人国士舘の大澤英雄理事長に目指す方向性などを聞いた。(編集委員 高橋昌之)

 --これまでの国士舘大学の歩みをどう考えるか

 「伝統を守るということからすれば、強い若者をつくること以外にない。教育理念の四徳目『誠意・勤労・見識・気魄(きはく)』を、時代や社会にマッチした形で良い方向にもっていくことに尽力してきたし、これからも努めていきたい」

 --今後のビジョンは

 「根本はこれまでと全く変わらない。ただ、日本だけでなく世界が何を求めているか、敏感にキャッチしていかなければならない。これまでの成果をさらに豊かな内容あるものにしていく」

 --具体的には

 「本学の理念からすれば、防災で役割を果たしていきたい。専門と同等の防災教育を一般学生に対して行い、知識をもってもらうことによって地域、国に貢献することが必要だと考えている」

 --平成24年に大学組織の防災・救急救助総合研究所を設置した

 「防災においては災害に対する準備、予測、対応策をあらかじめ考えておかなければならない。それについて学内の力を結集し、学生に知識や技量を身につけてもらうのが、設置の目的だ。本学の力を災害現場で生かす一方、そこから新たなものを得て研究するというサイクルを構築してきている」

 --来年の創立100周年に向けて力を入れたいことは

 「15のプロジェクトがある。施設面ではすでにでき上がっているものもあるが、これから内容面も充実させていきたい。自分として力を入れたいと思っていることのひとつが環境整備だ。例えば、もっとも日常的に近い環境であるトイレをきれいに整え、使いやすくすることで学生の心が豊かになる。本学は女子学生の比率を増やしたいと考えているのだが、そういう面でもイメージチェンジになる」

--理事長就任後の平成22年度に創設した「成績優秀奨学生制度」とは

 「私立大学の場合はその理念、精神が自分の人生のビジョンに合致するということで志願してくる。その貴重な若者たちが経済的な理由で諦めるのは非常に残念なことだ。そういうことのないようにできるだけ協力したいということで創設した。制度は受験者の成績上位者に対して原則4年間、入学金・授業料・施設設備費・教材費を免除するというもので、返済義務はない。対象の学生を増やしてきており、今後も充実させていきたい。また、受験時の成績だけではなく、入学後の向学心なども考慮した制度にできればいいと考えている」

 --地域で果たすべき役割は

 「これからの大学は地域密着型であるべきで、そのひとつが施設の開放だ。たとえば平成25年に創立100周年記念事業として世田谷キャンパスにプール、フィットネスセンター、アリーナなどを備えた複合施設『メイプルセンチュリーホール』を建設した。学生のためだけではなく、地域にも還元する施設にしようということで、会員制にして運営している」

                   ◇

【プロフィル】大澤英雄

 おおさわ・ひでお 昭和11年生まれ。35年国士舘大学体育学部卒業後、56年同大体育学部教授、平成4年同学部長、15年から18年まで同大学長。学校法人国士舘常任理事、副理事長を経て、21年から現職。全日本大学サッカー連盟顧問。日本私立大学協会理事。北海道出身。80歳。



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