絵画展

数週間前、父親に絵葉書と共に
個展の招待状が届きました
霧島市在住の長丸修一さん(38歳)
お世話になった方々へ感謝の気持を込めて
そう記されてました。
せっかくなので、国分で開かれている
絵画展を、家族で見に行くことに

会場には長丸さんとお母さんの姿も
「あの泣いてた頃から、もう17年になりますよ」
微笑みながら、そう話されたお母さん

長丸さんは学生、頃不慮の事故により
頸髄損傷となり、首から下の運動障害があります。
「母の日父の日のプレゼントにと思い
　口で絵を描き始め、それから10年になります」
長丸さんの手紙に書かれていました



展示してある絵は、すべて口で描いた作品です。
絵筆をくわえるのは1日2時間が限界。
花を1つ描くのに1ヶ月、風景画で半年かかることも
「途中で飽きちゃいそうになる事もありますよ」
なんて、笑って話されました。

どの絵も、暖かくて優しい印象です



「たとえ手足が動かなくても頑張れば何かができる
　自分の可能性を信じて頑張ることを
　絵を通じて多くの方に伝えていくことが
　私の生きがいです。」



当たり前の様に、海や山に出かけたり
身体を動かすことができる自分が
ちょっとした事で、凹んだり悩んだり…
私ももっと強くならなきゃなぁ

長丸さんの個展に行くことができて良かったです。
素敵な作品を、部屋に飾りたいと思います