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始めよう 平飼い養鶏入門ログ

このウェブログは南信州のりんごのさとに移り住んだ娘夫婦とその友人たちのために作成した庭先でできる平飼い養鶏入門ブログです

平飼い養鶏 餌を準備する

2017年05月23日 | 準備
市販のニワトリ用のエサはおすすめしません。なぜなら輸入穀物ほぼ100%で、すべて遺伝子組み換えの作物。ポストハーベスト農薬が施されていると考えられます。遺伝子組み換え・ポストハーベスト農薬についてはいろんな考え方があるのでしょうが、ここではスルーします。我が家はアレルギー系の一家ですので「おふくろや子供、孫に少しでも害の少ない卵にしたい」という思いで取り組んでいます。結果的にこのこだわりが多くの方たちに支持していただけることにつながっているのかもしれません。理想は自家配合ですが原料の入手が難しいという方には簡単な方法を・・・

・自分たちが食べている安心な食品の残り、いわゆる残飯を1羽あたり150gくらい与えるという方法。
その場合の注意点
① 腐敗した生ごみは絶対ダメ。毎日の食べ残しを必ず腐敗する前に与えてください。
② できれば添加物の多い市販のデリカ(スーパー・コンビニで購入した弁当・惣菜・パンなど)は避けましょう。
③ いままで捨てていた大根・キャベツの葉などの野菜くずは大好物です。野菜や雑草などの植物は必須です。市販の卵を産んでいるニワトリたちは生ではなく乾燥の植物(もちろん外国産)が入れられた配合飼料を食べています。生ではないので植物に含まれる多くの有益な成分が失われます。その補てんするために薬剤や抗生物質が与えられているそうです。ニワトリにとって野菜や雑草は生薬であり、抵抗力を保つための生ワクチンのようなもののように感じています。
④ てんぷらなどの揚げ物の残り、天かすなどもOK
⑤ だしを取った後の煮干しやかつお節はニワトリにとっては卵を産みたくなるスタミナ源です
⑥ 固くなってしまったご飯の残りや食パンのみみ、食べ残しのパスタやピザなどの穀物類は基本の主食です。
⑦ マイ精米機があるなら毎日出る米ぬかは高栄養飼料です。
⑧ とはいえ漬物に使用したぬかみそなどの塩分の多いものはNGです。
⑨ 料理に使用した後に残るタマゴの殻はカルシューム補給のため必ず還元してやってください。
⑩ タマゴの殻を作るための貝が必要です。海に近い方は海岸でカキガラ系を選んで集めかなづちで砕きます。山に住む方は農協で購入できます。安価です。
⑪ 消化のための砂利を与えます。砂利といっても砂粒の大きいもの1~2mm位のものを時々与えます。市販のものでも感染症が心配なので使い古しのフライパンなどで乾煎りし殺菌をしたほうがよいでしょう。ときどき放し飼いにできるならその時自分で補給できます。

必要な備品

2017年05月23日 | 準備
餌箱
一羽一日150g位の餌を食べますのでそれが入れられる容器ならなんでもOK。

飲水器もしくは常に水が飲める環境
ニワトリは歯がないので丸呑みです。餌は水を飲むことで流し込みます。
流水が理想ですが無理なら養鶏用の飲水器を自作で作るか購入が必要です。10羽くらいならバケツでもかまいません。

止まり木
ニワトリは家畜化されていても鳥類ですので夜間は高いところで安心して過ごしたいようです。地面から30~50cmの高さで止まり木を用意します。

腐葉土が入ったら

2017年05月23日 | 準備

稲わらを農家さんから譲っていただいて鶏舎に入れます。量は一坪に一束でOKです。稲わらを入れる理由は
稲わらに生息する納豆菌の力で床土に残る病原菌を駆逐するためです。稲・米・納豆菌スゴイ!!

この写真は多すぎです。多くても別に問題ありません。

腐葉土の入手方法および自作

2017年05月23日 | 準備
・冬から初春、山林にドライヴに行ったときに山道にたまっている落葉樹の落ち葉を集めてくる。(山林内は私有地ですので落ち葉といえども勝手に入って採取してはいけません)

自作方法
おすすめだけど時間と手間と行動力が必要な方法
・直近の農協の営農センターへ行きお米を出荷するまでにできる米くず

(くず米ではありません。収穫したあともみ米のみにするためにブロウして出たゴミです)を大量にもらいます。廃棄するだけのものなので無料でくれると思いますが手間になることですので丁重にお願いします。ちなみにもみ殻ではありません。もみ殻は分解しにくく腐葉土になりにくいのでお勧めしません。

・たっぷりの水を散布しブルーシートなどでおおい足で踏み込みます。
・水をかけると体積が半分くらいになりますのでさらに追加し同様に踏み込みます。
・時々水を追加したり混ぜ込んだりしていると2~3か月で発酵しお風呂の温度くらいに発熱しできあがり。

床土のこと

2017年05月23日 | 準備
平飼い養鶏で最も大切なのが床土です。昔からの土の地面なら安心ですが新たに造成された住宅地の庭なら自然に戻してやることが必要になります。以下にその方法を。

① 砂利や除草剤などが含まれている土を深さ約30cmほど取り除きます。
② 消石灰を真っ白になるように散布し2週間ほど待ちます。
③ 掘り下げた分だけの安心な土、できれば腐葉土(ホームセンターで購入すると高価だし安心できないので自作をお勧めします。)を入れる

平飼い養鶏に必要な用地・鶏舎

2017年05月23日 | 準備
舗装されていない土の地面(10羽に1坪=3・3㎡=1.8m×1.8m・・5羽ならその半分)用地イコール鶏舎です。屋根と害獣を防ぐ網が必要です。害獣とは・・犬、いたち、きつね等です。網はホームセンターで販売されているグリーンの鉄網や防獣用の農業用ネットでOKです。犬は鉄網を噛み破りますのでさらに強固なステンレス製のフェンスで囲うと万全です。