木工作家と絵描きのgakubuti:diary

只今追い込み中!
木工作家Katsuと絵描きNobuのモノ作りをクリエイティブ?におとどけします。

漆刷毛

2011-07-17 | 木工
前回の刻苧、ひたすら研いで次の「捨て摺」です。

姫々重箱三組分と切溜一組、汗だくになりながらも終了。

ただし、これは次の行程「錆付け」の下地になるので、錆付け後に全部研ぎ落としてしまいます。
まだまだ下地行程は始まったばかり。
つくづく漆って大変。

そうそう刷毛、新調しました。

ぢつは初めてのちゃんとした漆刷毛。

使いはじめの「おろし」が大変だったり、手入れも面倒だけど
やっぱり全然塗りやすいです。
道具って大事といまさら実感。


明日は捨て摺の空研ぎと錆付けに入れるかな。
台風来てるみたいだし、気候が安定してる内に出来るだけ進めたいなと。

刻苧

2011-07-15 | 木工
気が付いたら梅雨が明けて、夏真っ盛り!
連日の猛暑、皆様いかがお過ごし?

2月(!)の個展や去年(!!)から受けていた注文分も無事納品が済んで、ちょっと一息。
でも、大物やちょっと面倒(失礼!)なモノなどまだまだありますが…。

さて、今はオーバル中。
注文分や新作の試作、新しい技法の実験も兼ねてます。
んで全部、漆仕上げになるので下地の作業を進めてるんですが、
今回から「刻苧(こくそ)」を使い出しました。

この刻苧、漆と米糊と木粉と麻布屑を適量混ぜるという怪しいものですが、
いわゆるパテになります。それも強力な。
これを隙間や合わせ目に詰め込むと木地が強固になるわけです。

まだ扱い慣れてないので、塗り付けがはみ出しまくりで
これがまたいらんくらいガチガチに固まってくれちゃうわけです。

そう、
これをひたすら削って均していく作業が続くわけです。
削っていく作業がひたすら…
ひたすら削る…

はぅ~!


明日も暑くなりそうです。
水分と塩分と睡眠をしっかり取って頑張りましょう!