スキーのアルペン競技ではターンの大きさで滑降・スーパー大回転・大回転・回転の4種に分けられ、このうち、スキー部では大回転(ジャイアントスラローム)と回転(スラローム)の練習を行います。ただし、部員がスキー上級者や経験者ばかりというわけではなく、入部時には未経験者や学校などでのスキー教室に行ったことがあるだけというような初級者も居ます。スキー経験者であっても、家族でスキーに行ったことはあるけど競技の経験は無いという者がほとんどです。
雪上のトレーニングではポールで規制されたコースで練習することで、スピードのあるなかでも効率良く滑れるようになり、結果的にどんな斜面・バーンでも安定した滑りができるようになります。
また、夏休みにも合宿を行います。これは雪上での練習ではなく、スキー板の代わりにタイヤがついたものを履いて滑走するもので、斜面における動き方を練習します。長野県諏訪郡原村にあるグレステンスキー場で実施しています。
学校での陸上トレーニングでは縄跳び、鉄棒、バランスボール、メディシンボールなどを用いて行っています。トレーニングにおいて単調に筋力に頼るのではなく、骨格や重心をどのように動かせばより効率的にその運動が出来るようになるか、ということを意識しながら行うようにしており、普段からそのようなことを意識することが雪上でのスキー技術にも生かされていきます。また、バランス系の練習を行うことで、スキー滑走時の対応能力も高めるようにしていきます。
スキーが上手くなりたい気持ちと、そのために必要なトレーニングを積極的にこなす姿勢があれば、充分やっていける部活です。