「サンタ・プロジェクト~ラップランドからの贈り物~報告会」へ行ってきました
12月9日(金)、18時半より有楽町の日本外国特派員協会で、サンタ・プロジェクトの報告会へ生徒会役員と新聞部で行ってきました。主催は、福原義春さんが委員長を務め、フィンランドの辞典編集にも関わった谷垣禎一さんらの委員で構成されたサンタ・プロジェクト委員会でした。
皆さんは、フィンランドのロヴァニエミ市をご存知でしょうか。ロヴァニエミ市は、サンタクロースに会える、ということで評判の観光地である「サンタクロース村」があることで知られています。北極圏に位置し、気温がマイナス20℃になる こともある地域です。そのロヴァニエミ市から、サンタクロースとベルカント合唱団、カンテレというフィンランドの弦楽器の演奏者が日本にやってきました。サンタ・プロジェクトとは、サンタクロースや合唱団、カンテレの演奏者たちと日本の約30人の大学生たちが4日間にわたって東日本大震災の被災地を巡り、被災された方々の「心のサポート」をする、という企画です。
今回の報告会に、藤嶺藤沢から高校1年の伴捷人さんと高校2年の西田響さん、道久慶介さん、加藤優羽さん、そして新聞部(中野・佐々木・松岡)が出席しました。報告会にはサンタ・プロジェクト実行委員の皆様、実際に被災地へ行った大学生の方々、フィンランドから来た合唱団、カンテレというフィンランドの弦楽器の演奏者から報告や合唱、演奏がありました。その中でもカンテレの演奏や大学生たちによる『フィンランドの森から』と言う絵本の朗読、ベルカント合唱団による合唱は 真剣な空気を感じさせ、被災された方々の心にもきっと届いた、素晴らしい発表でした。『フィンランドの森から』は、作家であり、ロシア語の絵本の翻訳なども手掛けている三木卓さんが震災後に書き下ろし、フィンランドのヴィーヴィ・ケンッパイネンさんが絵を描いた物語です。それらが終わるとサンタクロース本人が登場し、実際に4日間サンタ・プロジェクトに参加して「日本でとても親切な人たちに会えた」と、日本人との交流を通して感じたことのメッセージを参加者に送られました。
このサンタ・プロジェクトは、被災地復興のためにサンタクロースたちが被災地を訪問する、という内容でした。その中でも、私は日本の大学生たちのサンタ・プロジェクトに懸けた熱意と努力に感動しました。彼らは4日間という短い期間の中で被災地を転々とし、それに加えて夜中の3時までホテルで作業したとの報告がありました。彼らはこんな大学生になりたい!と思わせる、本当の意味で格好いい大学生たちでした。
ベルカント合唱団 大学生による朗読と、カンテレ演奏者による演奏
サンタ・プロジェクト参加者の皆様、取材にご協力して下さりありがとうございました。
サンタ・プロジェクトの報告会の様子は次号の新聞に載せる予定ですので、そちらも合わせてお読みください。
藤嶺学園藤沢高等学校 とうれいふじさわ 藤嶺中学 tohrei-fujisawa