別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン8 雑感感想その13

2015-01-15 00:18:06 | シーズン8
第23話 兄弟愛はすべてを凌駕の巻

ミルズ保安官、出るたびにショートヘアになっているような。コバルトブルーのミニドレスお似合いです。かわいい。
しかしクラウリー、スーツは高級なのか知らんがピンクのネクタイはお洒落なのか? 実に魅力的な女だとか言ってますが、兄弟を脅すためでもデートする必要まではないと思うので、ほんとに奴の好みなのかもしれないね。

カスティエルとメタトロンはデコボコ試練行脚。メタはあらゆる本を読んでるからだろうが、やっぱり下界の下世話なこともわかってる。キャスはなんで何にも知らんのかね。ナオミに一切合財消されたとするには、あまりにも天然(笑)
キャスの言う、相手を見つけることを生業にしてるのって、シーズン5のあのキューピー? 裸ん坊オヤジと今回の宅配おばさんでは凄い差なんですが。
「お前、ちょっとアタマよわいんじゃないのか」(吹替え) メタったら、みんなが思ってることを口にした―!

悪魔王の前で痴話喧嘩する兄弟。しかし悪魔封じ文字って便利だな! 普通のコソ泥でも手錠外しできるってのに。クリシーなんてヘアピンで。
8時間にもわたる血の注射をクラウリーにするサムに、兄貴の懺悔のアドバイスは酷いぜ! ディーンは非常時にもジョークを言うけどさぁ。どういうつもりでこんなイジメセリフを言わせたか。今までの恨みを全部含める兄貴は、ヤな女子力が出てる(^_^;)
8回もの間、1時間何をして待ってたんだサム。昼寝くらいさせたい(涙)

キャスはまたも盛大な間違い。お人好しなのは美点でもあるし、自分が蒔いた種を狩りたいのはわかるけど、二人で天界を直すなんて口車に乗るのはまだ奢りがある。できるわけない。それにケヴィンにあんなにキツくあたるのもどうか。チャックの時は、「素晴らしい仕事をしておられる」なんて敬語を使ってたのに。あの頃の天界とは変わってしまったんだろうけど、預言者は大天使に守られてるどころか、悪魔に攫われるわ拷問されるわ、雲泥の差。福音書ライターと石板解読者の扱いの差よ…。ナオミも言ったようにまだ大天使は他にもいるはずなんだが、何やってるんだ彼ら。
メタトロンが攫われるとディーンに頼るのもね。兄貴はサムのそばに置いて自分でやれ! まあそのおかげで試練の弊害がわかるんだけど。

思わぬ縁結びに目が点の兄貴(笑) その前に、サムに行っていいよと言われた時のディーンのバックショット、つむじがかわいー! ジャレはいつもジェンのつむじを見てるわけだなこんちくしょう(話を戻せ)

アバドン姐さん、いつもルージュが鮮やかね。パンチも鮮やかね。ヒールでぐりぐりしてほしかった。
クラに気を取られてたとはいえ、騎士の背後をいつの間にかとるサム。忍びのものか。デカいのに。

ナオミとメタトロン。だからメタトロンは無名の天使じゃない! 大天使だって! スパナチュワールドで言っても無駄。
メタトロンの言い分が正当かどうか、この時点ではわからない。ただそれを聞いたナオミが突如改心して、人間を守るのが天使なのに忘れていたとなるのが解せぬ。どういう思考の流れか。
メタトロン、ナオミの隙をついて殺したり、キャスの恩寵を取り出したり、見た目より強力。

血が効いてきたクラウリーは人間味が出てきたけれど、そこは本来のキャラなのかネタが満載。アメドラ知らないのでわかりませんが。
サムはやつれきって顔色も悪く、汚れてヨレヨレで頑張り続けてる。健気。今回は兄貴の方がずっと楽で、バーでキャスとまた漫才してたくらい。

この最後の兄弟の会話のために、このシーズンはあったわけで。
消えた兄を捜さずに新しい生活を始めてたくせに、ディーンが自分の他に天使やヴァンパイアを相棒にしたことを、ずっと耐え忍ぶほど辛かったサム。

「僕がどんなに寂しかったか。惨めだったか」

おまえそんな勝手な可愛いぜこんちくしょう

ここは吹き替えがナイスな意訳をしてくれてるわけですが、いずれにせよ弟節には勝てない

兄貴も私もな…。サムの泣きべそ顔が可哀想かわいすぎる。ジャレが良い! クラウリーはこのアツい兄弟ドラマを実況で聞いてたわけだ。代われ!
毎度書いてますが、サムはディーンを失望させることを繰り返しては、それを補う以上の苦行もしてる。それで帳消しにできるか、そういう問題なのかはともかく。サムはサムの価値観で生きるしかない。これはどうしようもないんだよね。
“兄弟愛”と銘打てば、ディーンの方が正当で、探しもぜずに女と暮らしてた間に煉獄で味わったものは…とすれば、いつでも兄貴の方に同情は行く。
でも私は、今シーズン始めの総括感想にも書いた通り、サムの選択そのものは罪だと思ってない。ケヴィンをスルーしたことは無視できないけど。

「兄貴の為なら命も掛ける」とサッパリ言えた細っこいシーズン1のサミーからもう10年。サムは何度も大きすぎる務めを果たしてる。
ディーンも同じく。けれど二人の大事なもの、譲れないことは本来違う。お互いが大事なのは同じでも。
その問題は、このあとシーズン9で大きく立ちはだかる。その前に、ハグが多かった今シリーズでも最大にしてラストのビックハグ。

「おまえはよくやった。辛かったろうな」

吹替え訳者の人が好きになってきた(笑) 英語ではレリゴー言ってますね。
子ども扱いも、世話されるのも嫌がったサムが、満身創痍で兄の暖かい抱擁に身をゆだねるクライマックスは、やっぱり涙…!
シーズン後半は怒涛の試練ラインで、すっかり前半のサム・ラブ劇場も忘れ去られ、濃密な兄弟劇場に終わりました。
それがスーパーナチュラルってもんだよね

そして屈指の名ラストシーンになったと言われた、堕ちる天使たち。呆然と見上げるディーンとキャス、ボロボロのサム。
クリフハンガーの中でも、壮絶にうつくしい終わり方でした。

ラスト2話、メタトロンに騙されて行動するキャスにはどうもイラッとした。彼が騙されやすいというより、天使内のあれこれが毎度ツギハギで無理感がある。これは新ショーランナーでもいかんともしがたいラインだなぁ。
設定があやふやなのはナオミだけじゃなく、キャス以外の天使全員。ただメタトロンは、ラスボスとして次シーズンでも番張ります。
憎らしいけど、憎らしい筋は通すキャラになりそう。


シーズン9、正月に駆け足で見ました。こ、これは…!
S9ショックと言われ、もう見てられない、離れるかもと、日本のナイーブなヲトメファンに激震を与え、海外のうるさ型のファンガールたちを炎上させたというシーズン。
心して見たせいもあるでしょうが。
あー。私、全然平気でした(^_^;) つうか燃えた!
ただ、大きな衝撃の場面はあります。あれはきつかった…。ほんと辛い。
ただし兄弟間に関しては、私はストレートじゃないんで(笑) ああ言ったこう言った、だからどちらかが傷ついたとか、そんなんそのまま受け取らない。
今さらそんなことでビビりません(笑) キャスもシーズン9の方が好き。恩寵失くして頑張ります。

まだ見てない人は、自分で見て判断すべし。何でも自分の感性が大事です。

ジェンとジャレはニューイヤーも一緒だったようだし、先日には早々にシーズン11続行の知らせも! やっぱり続くんだな(笑)
何やかや言いつつ、嬉しいです。スパナチュライフはこれからも続く。最後まで付き合うぜ!


見苦しい事情は下げました(笑)
いずれまたお会いできる日を願いつつ、とりあえずはお別れです。
お付き合いいただき、ありがとうございました!






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