スーパーナチュラル シーズン９ 雑感感想１２

第18話　メタフィクション

・タイプライターなのがメタトロンらしい。
・メタ版オープニングは美しい羽根。彼の羽だけは傷ついてないわけだしね。本来のメタトロンは３６枚の羽根があるという。
・兄貴のシャワー・シーン
・筋肉がムッチリしていて、ほんとにエロい。濡れたまつ毛が重そう。
・天使を呼び出す信号に向かって、工場のようなところにやってきたキャス。天使の死者累々。
・スマホ使えるようになったんだね。エライ。私より進んでる(笑)
・刺そうと襲いかかった女天使ハンナ。怪我を負い、他の仲間も新しい神の僕という天使に殺されたという。彼女の傷を治してやるキャス。
・英雄と祭り上げられるか、諸悪の根源と命を狙われるか。その両極端さはもうウィンチェスターしてる。
・そうか、メタトロンの命令でガドリエルがケヴィンを殺したことを兄弟は知らなかったんだっけ。
・ガドリエル、開き直った？　殺しを躊躇していた初めの頃とは雲泥の差。大勢の仲間を殺し、人間にも手をかける。でも一人で多勢の天使をやれる力がどこにあったんだ。メタが授けたか。
・キャスのいたモーテルのテレビが勝手に流れだし、不適切な映像には懐かしや！　ガブリエル！　リチャさん、なんかすっきりしたなー。
・「CASA EROTICA」ってイタリア語だけど、エロはイタリアという米の発想。イタリアンドラマは生胸や生尻はバンバン映るが、カソリックなので話は全然エロくないっす。
・相変わらずのロキ節がたのしい。「つまりおぬしのＩＱはちっとも高くないってこと」　
・兄貴はおっさんにナンパされる率が高いが、キャスは口八丁キャラにいじられる率が高い。突込み体質が見逃せぬ男。
・「くそクラエリーとあばずれアバドン」　　吹替え訳の昭和調がいつもしっくりいく吾輩かな。
・ガブに顔をつかまれ、ぐいっと捻じられるキャス。かわいい。こう書くとＢＬチックだがむろん全然違う(笑)
・天使同士のハグも多いシーズン。
・おまえはもう、死んでいる。
・残念ながらメタトロンの二次創作。
・しかしメタはなぜ老眼鏡が必要か。天使や。
・ハンナとその姉妹。キャスとその兄弟。
・一方毎度の原始的小芝居で兄弟にとっ捕まるガドリエル。
・殴りつけるサムを止めた兄。「リーアム・ニーソンになってる」　
・「お前を見ていると遊園地のミラーハウスを思い出すよ」　何千年も幽閉されていたわりに現世のことをよく知っているようだが、これメタトロンがバーテンを目の前にしたガドリエルinサムに言った言葉だ。ガド、調べたのかも。そういうところは真面目だから。
・「弟が強面でお前がほだす役か」　天界の刑務所にはテレビがあるのかい。もしかしてガドリエルもメタに知識を入れられたんだろうか、キャスのように。どうでもいいと静かに怒れる兄がカッコいい。
・サムがインパラを運転するのも多いシーズン。
・ディーンが切れた時の迫力！　ダーク・ディーンの表情って本当に怖くてカッコいい。(猫に叫んでたのと同じ人）
・でも天使は鋼鉄並みに固くて、殴った手が無事じゃ済まないというＳ４の頃の設定よさらば。ガドリエル血まみれで気絶してるし。
・メタトロン憎らしー！　まあ聖なるオイルですべてＯＫはもうそろそろ通じない。
・メタが言っていたスモアは、マシュマロを焼いてチョコレートと共にグラハムクラッカーに挟んだキャンプファイアーのデザート。
・日本的には聖なる炎で焼き芋したいところ。
・キャスとガドリエルを交換することには騙しもなく応じたメタ。なぜなら兄弟もキャスも「こわくないからさ」と。
・それリヴァイアのチンピラも言った。
・メタとガドが去って行ったあと暗転。次のシーンはすでに夜。会話は直後な感じなので時間がすっ飛んでるんですが…？

ガドリエルは初登場時はお堅い感じで、あんな人がましい悪口雑言を言うキャラには見えなかったんだけどね。ケヴィンを殺したことに罪悪感を持ち、仲間の天使を殺すことも随分抵抗していた（仇のコーレイ除外）　今はメタトロンの手先として天使の大量虐殺も厭わない。始めの頃とはずいぶん違ってしまった。
ガーデンへの侵入を許したことも、「人間を解放したんだ」と兄貴に言ってるけど、初めて聞いたぜ？　それなのにディーンを煽って殺されようとする。
彼の中ではもう、メタトロンについて天界を修正した英雄として汚名をそそげるという望みが薄れつつあるというのが本音か。天界を正すというお題目のもとの粛清。得れるかもわからぬ名声がそれを上書きできるだろうか。それよりもディーンに殺されて、殉教者として名を残す方がいいと思ったのかも。ラスト「あの兄弟に捕まるのも承知の上だったのか」とメタに聞いた時も、想定外だという返事を聞く表情は、怒りも既になく皮肉気。

彼の汚名挽回の悲願はわかるが、どうも言動が一定してない感はある。ファンが怒るサムの言動にはまったく動じないんだが、天使の矛盾点には引っかかる(笑)　サムは主役なので、彼が色々問題行動を起こそうが、それはシーズンを繋げていくためのイベントととしての制作側の試行錯誤だと思ってるから。
私がいつも気になるのは、ガドリエルに限らず、良き悪しき関係なく天使はみな器に承諾を取って入ってるわけで、人間は天使が素晴らしい愛の存在だと信じて身体を提供したのに、やることは殺傷ばかりってこと。殺す方も殺される方も、器は人生を持った人間なのに、そのことには思い至らないんだろうか。ガドリエルもサムの器での所業だけでなく、信心深かったのであろうバーテンの器(byタモさん）を使ってどれだけの人in天使を殺したのか。今回はハンター御用達の店の人間のにいちゃんまで殺した。

ガドリエルの、サムの気持ちを代弁したようなディーンへの精神攻撃。「自分がやらかしたヘマの後始末も出来ないでいる」「大切な仲間を死に追いやる犬畜生だ！」って、自分を責めるのに兄を使う奴がここにも(^_^;)
ガドリエルがサムに憑依して感じたのは、自分のしてきたことに落とし前をつけられずにいる苛立ちや苦しみ。自分の中にある同じ部分に共鳴したはず。そしてディーンから寄せられる愛情と業の深さを感じた時、やはりディーンに気持ちをぶつけるしかなかった。自分で死を選ばず兄に殺してもらおうとするなんて、弟気質がのり移ったとしか思えないよ(笑)　
「お前たち兄弟は弱点だらけだ」　その弱点こそがウィンチェスター兄弟をならしめてる最大の強みでもある。それはまだ理解してないだろうが、人間が天使と違うのはそこなんだよ。
　
ガドリエル演じるタモさんはイケメンかつ、あの厚みのある身体つきは素敵だよね。コンベンションで歓迎されて驚き嬉しかったらしいが、出るたびにケヴィンを殺したことは指摘されるらしい。そこで、あああっそうなんだよわかってる。彼の中にも葛藤があったんだよと言ってるらしいタモ氏が可愛いが、実際に殺す演技をしたのはジャレなのに、気の毒な(笑)


録画を見る時間からしてないです。チマチマ数行ずつ書いてますので散漫。残りの回をやれるか怪しいです。ご了承を<(_ _)>