<日時>10月5日(水)10時~11時30分
<場所>市役所北庁舎2階第4会議室
<出席者>
市役所側: 教育部学務課課長、子ども家庭部子ども育成課課長、栄養士
市民側:子どもの未来を考えるゆるやかなネットワーク、ガイガー東村山の2団体から7名のメンバーが参加
1、学校給食についての現状・取り組み(小中学校)
●肉類
牛肉⇒H13年より狂牛病のため、使用せず。
豚肉・鶏肉⇒主に青森・長野・山梨産のものを市内精肉店を通して購入。大量仕入れの関係で、他県のものを入れる場合がある。福島県産しか無い場合は、栄養士が校長と相談して決定する。今のところ使用は無い。
●野菜類
地場産の使用も増えてきたが、市内青果店と契約、献立にあわせて発注。肉類と同じく福島県産しかない場合は、栄養士が校長に相談。野菜は三層構造(三回)水洗いを行っている。90%は放射能が落ちると東京都から指導あり。
●牛乳
東京都で指定されたメグミルク海老名工場から納入。独自購入は費用の面から難しい。原乳の段階で自社検査していて不検出との報告。市長の要請を持って所管が川越の検査所を視察、公表を要望したが、数値の公表はしないとの回答。給食用の赤ラベルに関しては福島産の原乳を入れていない。白ラベルは混合されている。小金井市でもメグミルクを入れていて放射能測定を行っている。検出無しとの連絡が担当課にあった。
●パンなど
一松パン(田無工場)より一括購入小麦の産地は、埼玉県、北海道。学校で焼く場合もあるが、材料は共通。強力粉→アメリカ
●卵
青梅・奥多摩産を年間契約している。産地証明をとっている。
●お米
姉妹都市柏崎産の「コシイブキ」を市内米穀組合を通して年間契約。ブレンド米ではない。
市内の精米店で玄米の状態で保管し、その都度精米する。不検出とのこと。姉妹都市ということで購入している経緯もあり、現状では変更難しい。
● 乳製品
バター⇒北海道
粉チーズ⇒ニュージーランド
チーズ⇒十勝
ヤクルトソフール→内容問い合わせ中。後日確認。
調理用ヨーグルト→メグミルク。
●魚貝類→ほとんど海外産。アサリは中国産。
【食材の決定について】
栄養士会議で納入先検討の専門会議を年3回もち、現物なども確認、主な食材の検討、仕入れの決定などをしている。野菜・肉類は、学校ごとに、給食の献立を決めている栄養士が、市内の業者に毎日発注、業者は注文に合わせて、仕入れている。魚類、卵などは、栄養士会にて年間の購入先(産地など)を決定。栄養士会などの傍聴は可能。牛乳は、都の指定業者からの納入している。中学校は栄養士が指定した食材を発注し、業者が調理業務を行っている。青果、食肉(牛肉不使用)は、各学校ごとに青果店、精肉店と契約、学務課、栄養士と青果店、精肉店代表者との話し合いの中で、福島県産のものは使用しないことを確認(福島県産しかない場合は栄養士、校長との話し合いをもつ・・・今までになし)。
【産地公開について】
4月14日から学校で紙媒体による表示。他市よりも速い対応。あまり知られていない。8月17日から1ヶ月遅れでHPにアップ。
市の放射能対策の経緯詳細はガイガー東村山のHPへ
http://geigerhm.web.fc2.com/index.htm
*あくまでも私たちの聞き取りの報告ですので、ご了承ください。