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いいかげんにいい加減

2020年度OKI第1回定例会

2021-04-21 20:23:22 | その他なんだかんだ

▼文字塊▼

 

令和2年度第1回定例教育委員会会議録

1 とき 令和2年4月22日(水)14:00~15:10

2 ところ  大垣市役所6階教育委員会室

3 出席委員 山本譲教育長、河合保孝委員、堀哲也委員、山川隆司委員、平野晶子委員

4 事務局  寺嶋事務局長、山下庶務課長、渡邊学校教育課長、神谷教育総合研究所長、堀社会教育スポーツ課長、中井文化振興課長、中山南部北部上石津学校給食センター所長、加代図書館長、吉安庶務課主幹 天野庶務課主査

5 傍聴者 3人

6 議 題

 議第 1号 大垣市教育振興基本方針評価委員会委員の解職及び委嘱について

 議第 2号 大垣市教育支援委員会委員の委嘱について

 議第 3号 大垣市特別支援教育推進協議会委員の委嘱について

 議第 4号 令和2年度岐阜県教科用図書西濃地区採択協議会の規約について

 議第 5号 令和2年度岐阜県教科用図書西濃地区採択協議会の設置について

 議第 6号 大垣市社会教育委員の委嘱について

 議第 7号 大垣市公民館運営審議会委員の委嘱について

 議第 8号 大垣市社会教育推進員の解職及び委嘱について

 議第 9号 大垣市青少年育成推進員の委嘱について

 議第10号 大垣市留守家庭児童教室運営委員会委員の委嘱について

 議第11号 大垣市少年支援員の委嘱について

 議第12号 大垣市教育総合研究所運営委員会委員の委嘱について

 報第 1号 専決処分の報告について

 報第 2号 専決処分の報告について

 報第 3号 専決処分の報告について

 報告事項

 1 新型コロナウイルス感染症に関する教育委員会の対応について

 2 令和2年度校長・教頭・教務主任等一覧について

 3 学校支援コーディネーターの委嘱について

 4 寄附採納について

 5 その他

 6 令和元年度不登校児童生徒の状況について

7 その他

 報告事項6については、事務局は担当課(庶務課・学校教育課・教育総合研究所)のみ出席し、14時45分~15時10分に非公開にて開催した。

開会 14:00

 

発言者

発言内容

 

山本 教育長

それでは、ただいまより、令和2年度第1回定例教育委員会を開催します。

はじめに、前回会議録の承認を求めます。会議録については、既に原案を配付しておりますが、会議録に記載した内容についてご異議ございませんか。

 

河合 委員

4ページの私の発言で、上から4行目でございますが、日本経済新聞の切り抜きをお持ちしましたが、「中学校の」とありますが、「小中学校の」という形に修正をお願いしたいと思います。

 

山本 教育長

その他よろしいでしょうか。それでは、会議録についてご指摘いただいた点を訂正させていただいて、承認させていただきます。

 

山本 教育長

これより、議事に入ります。本日の委員会は、報告事項5まで、個人情報など非公開に該当する事案がないことから公開といたします。

本日は傍聴人の方が3人いらっしゃいます。中にお入りください。

(傍聴人入場)

それでは、議第1号「大垣市教育振興基本方針評価委員会委員の解職及び委嘱について」説明をお願いいたします。

 

山下 庶務課長

議第1号「大垣市教育振興基本方針評価委員会委員の解職及び委嘱について」、別紙のとおり承認を求めるもの。

<別添資料にて説明>

 

山本 教育長

これについて、よろしいですか。

<異議なしの声>

第1号議案は承認されました。

次に、議第2号「大垣市教育支援委員会委員の委嘱について」から、議第5号「令和2年度岐阜県教科用図書西濃地区採択協議会の設置について」まで説明をお願いいたします。

 

渡邊 学校教育課長

議第2号「大垣市教育支援委員会委員の委嘱について」、議第3号「大垣市特別支援教育推進協議会委員の委嘱について」、議第4号「令和2年度岐阜県教科用図書西濃地区採択協議会の規約について」、議第5号「令和2年度岐阜県教科用図書西濃地区採択協議会の設置について」、別紙のとおり承認を求めるもの。

<別添資料にて説明>

 

山本 教育長

これについて、よろしいですか。

<異議なしの声>

第2号議案から第5号議案は承認されました。

次に、議第6号「大垣市社会教育委員の委嘱について」から、議第10号「大垣市留守家庭児童教室運営委員会委員の委嘱について」まで説明をお願いいたします。

 

堀 社会教育スポーツ課長

議第6号「大垣市社会教育委員の委嘱について」、議第7号「大垣市公民館運営審議会委員の委嘱について」、議第8号「大垣市社会教育推進員の解職及び委嘱について」、議第9号「大垣市青少年育成推進員の委嘱について」、議第10号「大垣市留守家庭児童教室運営委員会委員の委嘱について」、別紙のとおり承認を求めるもの。

<別添資料にて説明>

 

山本 教育長

これについて、よろしいですか。

<異議なしの声>

第6号議案から第10号議案は承認されました。

次に、議第11号「大垣市少年支援員の委嘱について」、議第12号「大垣市教育総合研究所運営委員会委員の委嘱について」説明をお願いいたします。

 

神谷 教育総合研究所長

議第11号「大垣市少年支援員の委嘱について」、議第12号「大垣市教育総合研究所運営委員会委員の委嘱について」別紙のとおり委嘱を求めるもの。

<別添資料にて説明>

 

山本 教育長

これについて、よろしいですか。

<異議なしの声>

第11号議案、第12号議案は承認されました。

次に、専決処分の報告に移ります。

報第1号「専決処分の報告について」から報第3号「専決処分の報告について」説明をお願いいたします。

 

山下 庶務課長

報第1号「専決処分の報告について」、報第2号「専決処分の報告について」、報第3号「専決処分の報告について」

<別紙資料にて説明>

 

山本 教育長

報第1号から報第3号まで専決処分をさせていただきました。このことにつきましてご質問、ご意見があると思いますが、コロナ関連につきましては、この後も報告させていただきますので、そのあとご意見等お伺いしたいと思います。

 

山本 教育長

それでは次に、報告事項に移ります。

報告事項1「新型コロナウイルス感染症に関する教育委員会の対応について」説明をお願いいたします。

 

山下 庶務課長

報告事項1「新型コロナウイルス感染症に関する教育委員会の対応について」

<別紙資料にて説明>

 

山本 教育長

いまご報告させていただいたように、子どもたちの健康安全を考えながら、どうしても学校で預かる必要があるお子さん、あるいは、留守家庭で預かる必要があるお子さんについては、取り組みをさせていただいているというのが現状です。5月6日まで緊急事態宣言が出ていますので、それ以降については、状況の変化を見ながらの対応になろうかと思います。ご意見、ご質問等があればお伺いしたいと思います

 

山川 委員

子どもたちが休みになっているということに関して、希望を持てない親御さんから相談があります。教育委員会としてあまり暗いものばかりではいけないので、今後こういうプランがあるということを示していくべきではないかと思います。運動もある程度抑制されて、家庭環境も非常に変化している中、精神的な相談を受け付けるようなシステムを作っていかないといけないのではないかと思います。それから、休業が明ける時に、今までの休業を取り返すような、また夢あるような目標を立ち上げることができたらなと思います。

 

山本 教育長

今の山川委員のご発言に対し、事務局の方から何かありますか。

 

渡邊 学校教育課長

ありがとうございます。子どもたちの生活や学習については、出来る限り見届けをしようということで、手段としてはメール、電話等による連絡を、必ず各週1回は取るようにしています。と同時に、学習へのケアという形で教材等の配布を進めているところです。心のケアについては私たちも心配しておりまして、窓口としては困ったことがあったら学校に相談してくださいという形で保護者の方には伝えております。学校にはスクールカウンセラーがおりますので、そういう心のケアを勧める形で進めております。今の環境の中では十分なことは出来かねるところがございますけれども、出来る限りのことはして参りたいと思います。

また明けてからのケアについても、学習をどう進めるかについては、現在作戦を練りながら考えておりまして、同時に、心のこともありますので、始まったら早々に心のアンケート等を実施して、心のケアに努めて回りたいと思っているところです。また色々ご指導ください。

 

堀 社会教育スポーツ課長

社会教育スポーツ課ですけれども、スポーツイベントを6月ぐらいから体育連盟と一緒になって実施する事業がございましたが、中止ではなくて、来年の1月から3月の間に出来ないかということで、順延しております。いまやれる準備をして、イベントが行える際には、喜んで頂けるような企画にしたいと体育連盟の方も言っておりました。

またもう一点、社会教育部門の方では、家庭教育の相談窓口、電話直通のサービスをやっておりまして、そこへ誰かに話を聞いていただきたい保護者の方からお電話をいただいて、答えは出ないですが、お話を聞いて寄り添っていくというような相談窓口もやっておりますので、これからも引き続き相談窓口については、しっかり進めていきたいと思います。

 

山本 教育長

他よろしいですか。

先ほどの山川委員のお話にもありましたように、一番悩ましいのは、子どもの健康安全と、その一方で、学習の遅れをどうしていくのかということです。

とりわけ、学習の遅れについてご心配の保護者の方もたくさんお見えになると思いますので、その辺についてきちんとご説明しながら対応していけるように取り組んでいきたいと考えております。

また、教育委員会からのメッセージということで、私の名前でメッセージを出させていただいていますが、あらゆる手段を講じながら、教育委員会、学校の意向を保護者の方や子どもたちに伝わるような形で考えていきたいと思います。またご意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

次に、報告事項2「令和2年度 校長・教頭・教務主任等一覧について」説明をお願いいたします。

 

渡邊 学校教育課長

報告事項2「令和2年度 校長・教頭・教務主任等一覧について」

<別紙資料にて説明>

 

河合 委員

講師の方はこの中に入っていますか。

 

渡邊 学校教育課長

講師は含まれておりません。

 

河合 委員

新任51名とおっしゃいましたが、その中に講師の方は含まれていますか。

 

渡邊 学校教育課長

新規の教諭ですので、講師は含まれておりません。

 

山本 教育長

次に、報告事項3「学校支援コーディネーターの委嘱について」説明をお願いいたします。

 

堀 社会教育スポーツ課長

報告事項3「学校支援コーディネーターの委嘱について」

<別紙資料にて説明>

 

山本 教育長

次に、報告事項4「寄附採納について」説明をお願いいたします。

 

山下 庶務課長

報告事項4「寄附採納について」

<別紙資料にて説明>

 

山本 教育長

このほか、全体を通じて、何かございましたら、ご発言をお願いいたします。

特に、ご発言もないようですので、本日の公開案件はこれで終了させていただきます。

 

山下 庶務課長

ありがとうございました。本日の公開案件はここまでとなっております。

続きまして、非公開の案件に入りたいと思いますが、その前に、傍聴者および、報告者以外の所属長におかれましてはここで退出となります。

よろしくお願いいたします。

 

山下 庶務課長

ただいまから、非公開の議案に入ります。

教育長よろしくお願いいたします。

 

山本 教育長

これよりの報告は、大垣市情報公開条例第6条第2号に規定する個人に関する情報が含まれるため、これについて非公開としたいと思います。

報告事項6「令和元年度 不登校児童生徒の状況について」

非公開としてよろしいか。

<異議なしの声>

それでは、報告事項6「令和元年度 不登校児童生徒の状況について」については非公開といたします。

それでは、説明をお願いいたします。

 

神谷 教育総合研究所長

報告事項6「令和元年度 不登校児童生徒の状況について」

<別添資料にて説明>

 <非公開>

 

山本 教育長

ありがとうございました。

それでは第1回の定例教育委員会を、以上で終わります。

 

山下 庶務課長

<次回開催>

と き 令和2年5月29日(金)14:00~

ところ 大垣市役所6階 教育委員会室

 

閉会 15:10

 

以上、本日現在、今年度スケジュール未公表のOKIサイト(参照)で読めるPDF資料()に基づきました。ちなみに、このエントリはエントリ『フライング=不正スタート』と少しだけ関係があります。


2019年度第1回IER運営委員会

2021-04-21 15:22:47 | その他なんだかんだ

▼文字塊▼

 

令和元年度 第1回 教育総合研究所 運営委員会(記録)

期日:令和元年5月20日(月)

会場:大垣市スイトピアセンター学習館7階会議室2

 

1 開会あいさつ

・研究所のリニューアルに伴い、教育総合研究所、教育情報センターを開かれた所内にした。

・昨年度いただいたご意見から改善点をもとに本年度の重点を中心に取組を説明していく。

・第2回は令和2年度の方向を示す必要があるため、この第1回では来年度に見通したご意見をいただきたい。

・運営委員の紹介

 

2 運営委員会 会長あいさつ

・小学校の学習指導要領も来年度から全面実施になる。

・令和の英訳をイギリスのBBC放送では Owder(秩序)&Harmony とした反面、日本ではBeautiful(美しさ)Harmony として、世界の領事会に向けて発信した。衝突そして矛盾のない平和なハーモニーな時代になるように願っている。

・いじめや不登校は大きな問題となっている。それだけでなく研究所は新しい教育についても積極的に引っ張っていく役割を担っている。

・本年度の重点を中心に新しい事業や働き方改革を中心とした取組を進めて欲しい。

・教育委員会全体として考えていきたい。

 

3 平成31年度の事業報告と令和元年度の方向

○全体構想

 ・教育委員会の組織の一つである。

 ・2グループ4担当制で組織している。教職員グループと児童生徒支援グループに分かれている。

 ・中期的な目標のもと本年度の重点と具体的な方策を示す。

○教職員支援グループ

『研究・研修』

<昨年度の様子>

・昨年度の課題は、「すべての研修で『大変よかった』と回答する教職員の割合が昨年度 64%」となった。多忙化解消の視点から、事業数を増やすことは難しいと考えられる。

・「校外研修」「校内研修(OJT)」「自己研鑽」を、個々の教職員が、自己課題に応じて、それぞれの機能を生かし、相互に関連を図りながら実施することが、効率的、効果的な研修につながる。

・今年度は、「校外研修」で使用した資料やパワーポイントを校内でも活用し、校内研修の効率化促進につなげる。

<今年度の重点>

(1)「訪問型悉皆研修の充実」

(2)「訪問型希望参加研修の充実」 特に だれもが研修(2)「特別の教科 道徳」

(3)「集合型希望参加研修の充実」 夏季研修講座の内容の充実。

『教育情報』

<昨年度の様子>

・ICTを活用して指導できる教員の割合は、全国、岐阜県を上回り、指標の90%に迫っているが、情報モラルの調査では、「家で携帯電話の利用の仕方を決めている」と回答した児童生徒の割合が全体で65%となっているものの中学校の割合はまだ低い。現在ネット依存やゲーム依存など心配される。児童生徒、そして保護者の情報モラルへの危機意識をさらに高めていく必要がある。

<本年度の重点>

(1)ICT機器を活用した授業の充実

(2)情報モラル教育の推進

○児童生徒支援グループ

『教育相談』

<昨年度の様子>

・30年度の30日以上欠席した児童生徒数は、29年度に比べて小学校中学校ともに増加している。

・集計結果から不登校の要因が複雑化、多様化していて要因がつかみにくくなっているため、個に応じた支援が必要となる。

・新たな不登校を生まないために早期発見・早期対応と魅力ある学校づくりが求められる。そして、不登校児童生徒への支援やそれに応じたほほえみ教室、HSS、SSSの役割が求められている。

<本年度の重点>

(1)不登校の未然防止

(2)不登校の早期対応、学校復帰に向けて

『少年支援』

<昨年度の様子>

・昨年度のスクールソーシャルサポート事業の支援状況は、次のようになった。

【小学校】・・・学級内支援や別室支援が大きく割合を占めた。本年度も集団生活適応のための支援や別室での対応支援の要請が考えられる。

【中学校】・・・別室支援・家庭訪問支援が中心となった。支援する数は少ないが、不登校傾向の生徒への支援が中心となった。

・新規不登校児童生徒数については、教育相談と同様、増加した。

<本年度の重点>

(1)学校支援訪問

(2)SSS事業の教室内、別室支援・登校支援

 

4 御意見

<教務主任代表>

・研究・研修について道徳について研修していただくことはありがたい。現場はどういう授業でどういう評価をするとよいかを考えるため参考になる。

・「これから研修」については、チームを組んでその後の意識向上にもつながる。

・教育情報センターには障害対応してもらい、助かっている。

・プログラミング教育について、他県の取組も知りたい。

・情報モラルについては校内でも広められていて、教職員にも児童生徒の取り巻く環境の中でどんな事案が起きているかを掴むきっかけとなっている。

・不登校の未然防止について把握していただくことはありがたい。らくらく校務支援システムの連携で欠席状況が調査できないか。

・学校職員が日頃できないことを、連携をしていただいているのでありがたい。

・プログラミング教育について、タブレットとアナログとの連携方法や活用方法が不安である。パソコンの扱いが小学校でどこまでできているのか。そして中学校でどんな接続ができるかを考えていけるとよい。

<大垣市PTA連合会代表(母親代表)>

・プログラミング教育については、昔の学習内容にはなかったので学校でやっていただくことはありがたい。

・デジタル教科書を扱う授業があると、授業参観に行った保護者にとってもどんな学習をしているかがわかってよい。また、子どもたちの目線も前を向くきっかけとなっているのでどんどん利用して欲しい。

・インスタグラム、ツイッターが流行っている。友だちと会話をしている時でもスマホを持って遊んでいる実態がある。各家庭での使い方を考えたい。「いいね」の数が気になってしまうことや投稿・掲載するという行為は、年相応の姿には見えない。情報モラルについては引き続きやって欲しい。

・チェーンメールが広がっている。対応の分からない実態があり、保護者が放っておくように言っても不安でしかないため、親子の話し合う場も必要となる。

・1ヶ月の不登校数を開示してもらったことがあり、現在の状況を知ることができた。

・昼夜逆転は夜中に誰とつながっているか怖い。いろいろな専門家の意見を聞く中で朝の不安さから影響することもあることは現代の問題であると感じた。

・不登校について、ケース会議に参加させてもらって分かったことだが、保護者が拒否する例もあるという実態から親の考え方を変えていかないといけないことも勉強になった。

・LINEのIDを教えてと言っても教えてもらえないことがあると、仲間外しになってしまうという実態があり、いじめなどの原因があることも現代の問題である。多感な時期であるので丁寧に指導していただきたい。

<学識経験者・青少年育成推進指導員>

・実態を踏まえて、各グループのカリキュラムがあり、こういうことができれば不登校なども出ないのであろうと考えられる。理想であるが、実現できるようにして欲しい。

・学期の途中で不登校になる段階を掴むようにして欲しい。保護者と子どもと学校の3者でネットワークを結び付けて欲しい。

・就職するために英語を覚えることと同じように生活に必要な力を身に付けることと同じように考えて押しつけにならないような対応をして欲しい。学校に行きたくないとなってしまう考えも子ども自身が自分で見出せないということを理解して欲しい。

・核家族の中で、夕食の時間の遅さや食事内容も心配されている。満足に与えられていない子どもがいることも知っていて欲しい。月2回の地区センターにおける食事の提供に子どもが多く来ている。

・保護者とのコミュニケーションが取れないまま、大きくなってニートになってしまったり引きこもったりしてしまう子どももいる。そして全国的にも増えてきている。

・国の方向は国で考えればよいが、大垣市としての独特の対策を考えていただきたい。

<生徒指導代表>

・家庭への対応は、第3者として学校職員以外の人が対応していただき現場ではできない支援ができるので助かる。

・オンラインゲームの広がりが気になる。時間が決められずに永遠に続いてしまう。殺人ゲームが発展していて小1の子でも楽しんでいることに違和感がある。それに対して保護者が何も言わず、ますますモラル低下につながってしまう。また、炎上騒ぎを何も思わない恐怖感がある。自分で撮った映像を簡単にSNSへ投稿することも抵抗なくやってしまう傾向にある。

・教員のモラルや知識も心配される。20~30代の先生方が自分のスマホで撮影していることを指導してほしい。

・不登校などの問題も保護者が「まだいいんじゃない。」「私も子どもの頃そうだったから」と考えてしまっている。いずれ復帰できるからと願いをもっているのならよいが、面倒だからやらないという保護者もいることは周知して欲しい。

・他校や他郡市との交流できてしまう中学生の実態も知って欲しい。

<教頭代表>

・研究所職員が来校して相談してもらうことや支援をしてもらえることはありがたい。

・オンラインゲーム内でトラブルがある。言葉の使い方もよくない。動画視聴して、模倣する子どもたちになっている。具体例をもとに情報モラル指導をお願いしたい。

・保護者には、機能制限だけではどうにならないことも伝えて欲しい。ある商店が店を閉じざるをえない状況になった例もあるため、指導事例として挙げて欲しい。

・若手世代のモラル意識が低く、困っている。

・ネットやSNSは、見えない相手とつながっていることを教職員にも保護者にも認識できるようにしたい。

・特に3月、4月が煩雑な作業となる。学校管理DB、校支援、らくらく校務支援システムの3つの連携がうまくいっていないため、一元化になっていくと現場の負担が減る。

・プログラミング教育については、中学校技術科の内容は小学校とのつながりを考えて進めて欲しい。小学校の方が中学校より進んでいるのでは、差が出てしまうので、よく吟味して欲しい。

<幼稚園・幼保園代表>

・幼児期の基礎がついていれば、小学校にもつながると感じた。

・職員や保護者の年齢層が若くなっているので、資質を向上させる取組がしたい。

・昼夜逆転の事実も小さいうちからの生活習慣が必要だと感じた。

・幼稚園や幼保園では、「たくましく生きる力を育成していく」ため、「いやなことはいや、分からないことは分からない」と言えることが後の情報モラルやいじめの問題に立ち向かっていける子どもの育成につながることを意識して指導に当たりたい。そのために思いを言葉で伝えることや遊びの中で心を育めるように努めていきたい。

・情報モラル指導についは、幼稚園・幼保園でもやっていただきたい。

・チェーンメールについては、どうしていいのか分からない子がいるということだったので、小さい頃からきちんと言えるようにしたい。

<校長代表>

・「これから研修」については、大きな価値がある。初任者には初任者研修があるが講師にはないので、このような機会があるのはとてもありがたい。しかしながら、受講者が少ないことが気になる。この研修の価値が分かっているのか、周知する方法がないのか、これから研修の仕方がどうか、検討して欲しい。

・保護者啓発はとても大切である。保護者説明会などの場の工夫をしている学校もある。学校からの要請を待っているだけでなく、PTA活動、地域の活動、母親代表、家庭教育学級、青少年育成などでもどんどんアクティブに広げていけるようにして欲しい。

・不登校については、家庭の教育力が低く、連携が取れない。家庭環境における不安さが子どもに影響を与えている。ケース会議の助言だけでなく、学校でできない家庭訪問や継続的な支援、昼間などの時間帯で家庭に働きかける支援をして欲しい。

・学校訪問時の認め励ます活動は、ぜひ継続して欲しい。

<学校教育課長>

・学校教育課と教育総合研究所の連携を図りたい。

・不登校の要因を分析するが、その後の未然防止はどんどんやって欲しい。そのときに学校教育課にできることを教えて欲しい。

・不登校の調査(教育総合研究所)、いじめの調査や生活安全課からの情報提供(学校教育課)となっており、情報共有ができていない。一体化しないとうまく支援できない。

・プログラミング教育を進めているが、体験することが目的にならないようにして欲しい。規模が違うので教育課程上で小学校は実施できればよい。今後は、市としてプログラミング的思考を育むための事例を各学校の教育課程上に位置付けて欲しい。実施するためには教員研修も必要となる。全国的には位置付いているが、どんな支援ができるのか考えたい。

・ICT機器も学校教育課と一緒に考えていきたい。「ICT機器を活用した学習」とした時に教員向けでなく、子どもにとってのいろいろな学習スタイルをうみ出して欲しい。

・働き方改革のため、教材、カリキュラム、指導案、教具の提供を進めて欲しい。

<教育長>

・研究所のあり方がどうか、学校でやれることは何か、研究所では何ができるか、これからスタッフが現在の人数でいるとは限らないのでどういう役割をもつか考えて欲しい。

・働き方改革の視点から、指導案を活用しているが、先生たちは利用しているのか把握して欲しい。働き方につなげて活用しているのか、活用していないのならどうすれば活用できるのか。もっとよい支援の方法はないか考えて欲しい。

・学校訪問して、学ぶ姿を見ていてもっと子どもの自己肯定感が低くなっているように感じる。認め励ます声かけを教師の指導の基本的な構えとして広めて欲しい。具体的な場面でもって伝えて欲しい。

<あいさつ>

・「成果として見えてこない」というご指摘から研究所がやっていることが学校にどう生かされているのかもう一度見直したい。

・今年度は、「できる理由を考えて実践する」というコンセプトを持っている。そのため、「すぐやる・必ずやる・できるまでやる」、どうやってやったらできるようになるかを考えるという姿勢で進めていく。本日はどうもありがとうございました。

 

以上、本日現在IERが公開しているPDF資料()に基づいた。

なお、つかぬことを申しますが、このエントリはエントリ『教育長の学力テスト』と微妙な関係にあります。