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いいかげんにいい加減

大P学ホ

2020-08-18 16:12:39 | 大人ならわからなくてもいいPTA学入門

PTAをコントロールしたがる校長は多い。そういう校長はコントロールしやすいし、されやすい。下は平成28年6月16日(木)朝5時ごろ(https://www.朝日.com/)に載った記事。

▼部分イ(書体はオリジナルと別)▼

▼部分ロ(同上)▼

 

▼無改行無空欄文字塊▼

(私の視点)PTA改革保護者の意見、反映必要神戸市教育委員会事務局首席指導主事前神戸市立本多聞中学校長福本靖タレントの菊池桃子さんが「働く親にとって、PTA活動の負担が大きい」という問題を提起し、ネットを中心にPTAへの批判が噴出している。加入を任意としたり、真剣に不要論まで議論したりするような学校が現れる一方で、根本的な改革で、保護者と学校との新たな関係を築こうとする学校はほとんどない。私は3年前、中学校長としてPTA改革を始めた。「押し付け合い」の象徴のくじ引きやじゃんけんによるクラス代表選びを変えたいと思い、「すべて立候補で決まるようにする」という目標を設定した。まず、保護者にアンケートし、意見を聞いた。保護者から「不要」の意見が多かった校区内の見回りパトロールや研修などの活動は徹底して廃止・縮小。一方で、「子どものために学校に意見を言いたい」という保護者が多いことも分かった。そこでPTAのクラス代表らが、学校運営について、校長や教員に自由に直接意見を言える場を定期的に設けた。結果は目標以上だった。クラス代表が立候補で決まるようになっただけでなく、学校運営の様々な場面に保護者の意見を反映できるようになった。例えば「組み体操のタワーは必要か」「取りやめていた1学期の中間テストを復活すべきかどうか」といった課題をPTAに問いかけ、保護者の意向に沿って、組体操のタワーは「安全配慮を万全にして続ける」「中間テストを復活させる」ことにした。PTAはいま、学校運営の大きな推進役を坦ってくれる。そもそも、PTAは児童・生徒のために学校と家庭が協力するための組織で、大きな役割を果たせる。しかし、現実は形式的、儀礼的な活動が多く、結果的に、PTA活動への不信や悪いイメージだけが残ってしまっているのが現実だ。そうなってしまった責任は、学校にもある。いまは保護者も学校現場も余裕がなくなっているのに、数人の保護者の代表たちに活動を丸投げするという、PTAへの基本的なスタンスは変わっていない。学校現場は近年、児童・生徒一人ひとりへの丁寧な対応が求められ、物理的にも時間的にも厳しい状況にある。教員は多忙を極め、学校はもはやPTAの協力なしに成り立たなくなっている。まずは校長がPTA活動を学校マネジメントにおける大切な柱と位置づけることが重要だ。学校と保護者の協力が大切なことは今も昔も変わらない。保護者の意見を採り入れず、学校だけの判断で教育が成り立つはずもない。PTA改革を進めれば保護者は学校の強固な応援団となる。校長は、勇気と決断力をもって改革を先導し、PTA活動や組織を再構築してはどうだろうか。