“摺差第二踏切”です。湯の花トンネルの先、小仏トンネルに入る手前、東京都内最後の踏切です。『するさし』と読みます。平行して走る旧甲州街道よりかなり高いところに線路が敷いてあり、踏切の前後はかなりの急坂になっています。ここも列車の撮影地としては有名どころです。
踏切データ: №45 中央線56k082m 巾員6.0m
“新井踏切”です。駒木野踏切から西へ700m行くと、上下線が離れ、中央本線は湯の花トンネルに潜り込みます。その手前に存在する小さな踏切です。草道を上がって行くと踏切に着きます。また、1945年、米軍機による銃撃がこの地で行われ、多数の死傷者を出す痛ましい悲劇もありました。踏切の近くに慰霊碑があります。著名な列車の撮影地で、遮断機が設置され、許容人数が限られた今でも、列車の撮影に訪れる人は減ってはいないようでした。
踏切データ: №44 中央線55k403m 巾員1.8m
“駒木野踏切”です。小名路踏切から西へ700m程進んだ地点で、旧甲州街道から線路向きに、細い舗装もされていない筋を分け入っていくと、忽然と現れる踏切です。昔、この付近には甲州街道に駒木野宿という宿場があり、現在も碑が残されています。鬱蒼とした森の中へ草道が続いていますが、利用者は皆無と見ても良さそうなくらい、自然の中という雰囲気です。また、家の裏の狭い筋を抜けていくというエントランスも非常に見つけにくく、僕も、ここに踏切があると知りながらも道を間違え、踏切に辿り着けませんでした。 平成18年頃までは警報機も無く、よく知られた列車の撮影地でしたが、遮断機が設けられ、廃れてしまったようでした。
踏切データ: №43 中央線54k672m 巾員1.8m
“小名路踏切”です。高尾駅から出た中央本線が盛り土を上がって甲州街道を越えて、少し奥に入ったところにぽつんとある歩行者専用踏切です。線路沿いの住宅地が途切れたところにあり、踏切の立地は少々立体的になっています。最近までは、遮断機の無い第三種踏切でした。また、少々上下線が離れています。近所の方の利用があります。
踏切データ: №42 中央線53k980m 巾員1.8m
“初沢踏切”です。高尾駅の相模湖よりにあり、列車本数はガラッと減るものの、自動車が多く、また、踏切の先にある甲州街道の信号のお陰でかなりの車の列が出来ています。上の高架は京王高尾線です。この踏切を過ぎると中央本線は本格的に山の景色に様変わりします。
踏切データ: №41 中央線53k232m 巾員4.9m