神戸大学 準硬式野球部

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シンダイジュンコー

H29春季リーグ第5節①vs大阪大学

2017年04月21日 | お知らせ

背水の陣。

未だに、勝利の女神が振り向いてくれない我が神戸大学は負ければリーグ敗退が決定してしまう。もう後には引けない。負けられない。
そんな4月20日(木)の大阪大学戦を次期主務がお送りする。

穏やかな春の日差しの中、静かに闘志を燃やしながら我々はわかさ球場に9時20分に存在した。
京都の桜もすっかり散ってしまい、葉桜が春の終わりを感じさせる。そんな西京極で1つの蕾が花開こうとしていた。

その蕾の名は"下剋上"

弘井政権が始動したと同時に蒔かれた種が
、1年の月日を経て花開く。

いつも通りの集合。いつも通りのアップ。

ピッ、ピッ、ピッ、ピッ‥


「今日の笛の音は高さはいつもと同じだけど、何かを感じさせるぜ‥」
と絶対音感のデーモンが思わず口に出してしまいそうな、そんな雰囲気。

神大の先発は檜垣。
前節の2試合で15イニングを投げている鉄腕に命運を託す。

互いに手の内を知り尽くした阪大との試合。
流れに乗るためにも先制点を奪いたいところであったが、初回エラーも絡みいきなり1死3塁のピンチを迎える。動じない檜垣。
クリーンアップを抑え、上々の立ち上がり。
阪大の先発は高畑。テンポよく3人で攻撃を切る。投手戦の予感がする。

2回表、その高畑にヒットを許し盗塁を決められる。さらに三盗の際の送球が逸れ、先制される。

4回表、阪大の攻撃。
四球と安打で無死1、2塁のピンチ。バント濃厚の場面だが阪大は簡単には送ってこず
、バスターでタイムリーを打たれる。
さらに無死1、2塁で打席には安打を放っている高畑‥厳しい展開となる。
次こそはバントかと思いきや、またも強行。しかし、内野フライ!!
そして檜垣が続く打者をキャッチャーフライ、投ゴロに打ち取る。

勝利の女神への大きなアピールに成功した。関大戦で思わせ振りをされ続けたが、今日こそは振り向いてくれるのではないか。

そんな檜垣のピッチングに呼応するように3回まで沈黙していた打線が目覚める。

先頭は倒れるも、弘井たい政権の首謀者である弘井が相手のキャプテンに宣戦布告をするかのようにショートへの強襲安打を放つ。
続くアキラ(藤井大)がやや"たいせい"を崩されながらもセンターにヒット放つ、100点の繋ぎを見せる。
まさにアキラ100%な打撃であった。
1死1、2塁で4番。しかし、サードゴロゲッツーに打ち取られ無得点。

神大の蕾は遅咲きのようである。

檜垣はマウンドで待つ。見頃を迎えるまで。
5回以降はほぼ完璧なピッチングで阪大打線を封じ込める。
8回は1番からの好打順であったが、試合後に「ギアいれたったわ(ニヤリ)」と言うように、ここにきてこの日のMAX129㎞を計測するという崇拝するダルビッシュさながらの投球を見せる。

一方の高畑も打たせてとるテンポよいピッチングで塁に出ることすら許してくれない。

両投手の好投が続き、気づけば最終回。
神戸の9回裏の攻撃。

先頭の福田(兄)に代わり、代打實井。
ウグイス嬢が読み方が分からなかったのか名前が呼ばれない。2球目、サードよりちょっと右にそれる当たりを放つも捌かれ1死。
打順は1番に帰り、次期主将の井上紘。なんとか出塁して欲しいところであったが、内野フライに倒れる。2死。


背水の陣。1歩下がれば溺死。


そんな場面で打席には主将弘井。


カンッ‥!


初球を捉えた打球はライトへ‥


部員全員の想いを乗せて‥

 


「勝つことは難しいなぁ‥」
試合ミーティング後、弘井の大きな顔から放たれた、小さな呟きは雲ひとつ無いわかさスタジアムの青空に吸い込まれていった。


大阪│010 100 000│2
神戸│000 000 000│0
檜垣(9)-村木


打数 安打 四死球
1 井上紘   4        
2 弘井       4       1     
3 藤井大  3 1
4 村木       3
5 川田       3
6 北野       3      
7 井上翔   3
8 檜垣       3
9 福田琢   2

 H 實井     1


偶然なのか、必然なのか。主将の打席で終わりを告げたこの試合。
今日の敗戦により、関西トーナメント進出の可能性は潰えてしまったが明日は弘井政権の集"たいせい"を見せて有終の美を飾ろう。


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