花も嵐も寅次郎

ラインブログから、また戻ってきました。

首切り地蔵は…感謝のシルシ😑千代田町金剛寺

2019-10-11 10:57:32 | 日記

こちらは、邑楽郡千代田町の金剛寺。
とても質素な感じのお寺ですが…




こちらには「首切り地蔵」と呼ばれる、四基の宝篋印塔(ほうきょういんとう)があります。
宝篋印塔とは、美しい塔のようにデザインされたお墓のことのようです。
その昔…
この辺りの村々は大飢饉に襲われ、とうとう餓死者まで出る事態となりました。
これを見た寺の世話人達は額を集めて協議し、村人達を救うために寺にある杉の大木を伐採し、売却することに決めました。
これは実は命懸けの決心でした。
寺の杉の木を勝手に売却することは、到底許されることではなく、大罪に当たるからです。
しかし世話人達は、これ以上人々の窮状を見るに耐えませんでした。
杉の木は次々と伐り倒されて金子(きんす)に変えられ、一軒ずつ配られました。
村人達は、この金子で何とか生き延びることができました。
しかし、四人の世話人達は罪人として捕らえられ、住職をはじめとする村人達の必死の嘆願も聞き入れられず、処刑されてしまいました。
村人達は泣く泣く、四人の遺体を貰い受け、寺に四基の立派な宝篋印塔を建てて、これを「首切り地蔵」と呼んで、末代まで供養することにしたといいます。
その宝篋印塔も、いまは欠け落ち、無縁仏の墓のなかに埋もれていますが、村人達を救った四人の尊い行為は、いまも語り伝えられています。😊
台風が来ているというのに、宴会をしていたという知事や、内閣改造人事にウツツを抜かしていた政治家達に、四人の爪のアカを煎じて、飲ませてやりたい〜❗❗🤔