こちらは、前橋市上新田町の雷電神社。
名前の通り、雷様を祭った神社です。
雷様は悪いこともしますが、恵みの雨も降らせてくれるので、上州では昔から神様として祭られています。
こちらは、雷様の沓(くつ)だそうです。
白馬に乗って天空を駆けめぐる雷様は、足に怪我をしないよう、藁で編んだ沓を履いているのだそうで…
この辺りの人々は、せっせと藁で沓を編んでは奉納してきたンだそうですよ😄
神社の裏手には、なかなかイイ感じの双体道祖神が、二体ありました。
「道祖神」と文字だけが彫られたものは、街道歩きをしていると、いまだに村の入口などに立っています。
伝染病やら悪人などが、外の世界から入って来ないよう、魔除けとして立てられたものだそうです。
この双体道祖神の方には「夫婦和合」「子孫繁栄」の祈りが込められているようですね。
奥さんにお酌してもらって…仲良く夫婦酒😙
こちらは手をしっかり握り合って「何があっても離さないゾ❗」という姿😍
お酒はお家で飲んで、末永く仲良く添い遂げなさいよ…という教え❓でしょうか😅
実は、この神社は目的地ではなく、ただ車を停めさせていただいただけでした。
目的は利根川河畔の「坂東太郎岩」😀
遊歩道に看板があり、対岸に見えるというのですが…
草が繁茂して、その姿は確認できませんでした。
言い伝えでは…その昔、伊勢参りに出かけた男が路銀を使い果たし、宿賃が払えなくなりました。
男は宿の主人に「自分は上州の坂東太郎という者だ。宿賃は必ず持ってくる」と言い置いて立ち去りました。
ところが、待てど暮らせど音沙汰が無いので、主人が上州まで行き「坂東太郎」という名前を手がかりに捜してみると「そんな者はいない」と言うばかり。
あきらめた主人が、利根川を渡って帰ろうとすると、大きな岩の上にお金が置いてありました。
これを手に取って数えてみると、何と宿賃にピッタリ合う金額でした。
主人は喜んで帰り、それ以来、この岩を坂東太郎岩と呼ぶようになった…とのことです。
この忙しい世の中に、何ともノ〜ンビリしたお話じゃないですか😂
それをまた、わざわざ見に来るヒマ人がいるという…😝
ちなみに日本を代表する大河に、坂東太郎(利根川)筑紫次郎(筑後川)四国三郎(吉野川)という名前をつけ、三兄弟に見立てたり、雷様の沓をせっせと編んだり…昔の人の心は温かみがありますね〜🤗
次回は「人の命を救った屁だまの木」❗です😋