清瀬こども劇場

清瀬こども劇場の活動をお知らせします。

地震発生からの動き報告

2011-03-20 21:10:00 | 東日本大震災関連
地震発生からの
清瀬こども劇場の動き報告


NPO法人清瀬こども劇場理事長 小松原 直子

◆3月11日(金)
事務所で「親のしゃべり場わいわい」をやっていて、
そろそろお開きにしようというところで激しく揺れました。
幸い積み上げていた空の封筒が何枚か落ちた程度でした。
電話が全く通じない状況で、
止まった電車も復旧の見通しがたたない
ということもわかってきたので、
都内で働いていて帰れそうにない
共働きやひとり親の会員さん宅を
夜遅い時間だったのですが
事務局の長谷川とまわりました。
みんな無事でした。
しかし時間経過と共に東北を中心に
津波被害の深刻さが明らかになってきました。

◆12日(土)
サークル長さんのお宅を訪問し
安否確認をしました。
実際に皆さんのお顔をみてホッと安心しました
(時間がおそくなり伺えなかったお宅もありましたが)。
お父さんお母さんが帰れなくなった
子どもをあずかったサークル長さんもいました。

◆14日(月)
臨時の理事会を開きました。
計画停電初日で学校も休校になったため
出席は少なかったのですが、
自分たちに何ができるか、何をしたらよいか話し合いをし、
以下のような確認をしました。

①サークルでの話し合いを
とりあえずできるところからということで、
節電はもちろんですが、お父さんお母さんが
都内から帰れなくなった子どもをあずかった
サークル長さんの話も紹介しながら
会員同士いざというときは
子どもの預り合いなど助け合えるよう、
サークルなどで話し合いをしておこう
ということを確認しました。

②いざという時の事務所の役割
今後の備えとして
鍋釜やテント寝袋もある劇場の事務所を
一時休憩所・情報ステーションとして機能させること、
またできるところは個人宅の解放もして炊き出しなど、
できることをやっていこうということを確認しました。

③支援募金の取り組み
被災地への支援としてなにができるか、
また有効な支援は何かということでは、
休校で来ていたM(小6)くんからは、
震災にあった人たちは仕事も無くなりお金もなくなって
必要なものも買えなくなるので募金がいい
という提案がありました。
不足している物を送ったり
ボランティアで行くということは
受け入れ体制が整っていない今の段階では
かえって迷惑になりかねないというような話から、
被災者の方が必要としているものに
替えられるお金を集めるのが
やはり一番いいのではないかということになりました。
そして、物資やボランティア支援は
いつでも送れるよう準備することにしました。
被災した方々、また被災した劇場が
これまでと変わらない日常をとりもどすまでには
大変な時間がかかるでしょうから、
今から少しでも多くの募金が集まるよう、
全国の子ども劇場・おやこ劇場が
力を合わせて支援できるようにしたらいいのではないか
ということが話し合われました。
何とかしたいとどの劇場も考えていることと思いますので、
全国レベルでの支援の検討を提案したところです。

またMくんから、
「思っていても行動に移すのは難しいんだよね」
という話がありました。その発言を受けて、
確かにこうしたいと思っても
行動につながらないことも多い普段の生活を振り返りながら、
きょうの理事会では
「思っていることを行動に移すための話し合い」
をしていることをM君に伝えると、
そうなんだと少しびっくりした様子でした。

◆17日(木)
会員の勤めている産院へ
計画停電対策として劇場のランタン貸し出し

◆19日(土)
臨時理事会開催
13日の理事会の取組方針を再確認しました。
支援募金袋配布。
清瀬こども劇場しんぶん4月号、
4-5月活動チラシ発行。


中止・延期した会合・行事

11日に予定していた中高生親の会
都内で働いている人が帰宅困難になり
連絡も全く取れない状況で中止としました。

13日に予定していた忍者あそび修行
余震などで安全確保が厳しい状況のため延期としました。

20日写真展も越谷に住んでいる川上君が
運搬車のガソリン確保もままならない状況のため
延期としました。

30日もちつきハイクは延期となりました。

開催予定の会合・行事

27(日)金山公園でお花見大会

29(火)事務所でシュウマイづくり

4/3(日)中央公園でお花見バザー


以降の行事は様子を見ながらの判断ですが、
子どもたちのもてあましているエネルギーを解放する
ためにも、基本的には実施する方向です。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする