つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

つま恋  井沢満著

2009-07-06 23:45:50 | 読書感想
北海道新聞の女性限定の投稿欄「いづみ」に載っていた本です。

年配の姉妹が自分が呼んで感動したので、他の姉妹に本を贈って
読んでもらって感動を共有するという内容の投稿でした。

同じ本かどうかわかりませんが、「つま恋」
という題名でした。

主人公間宮陶子は私立大学の文学部の教授
弱冠、52歳で「アルツハイマー病」と診断される

長年連れ添ってきた夫や、結婚を間近に控えた息子に
病名をつげられない。

夫は陶子の女友達と不倫の関係にあり、陶子は夫の浮気に気がついて
はいるものの、相手が自分の友達だとは思わない。

病名が夫の両親にも、知られ、離婚するように言われる。

理不尽の一言につきますが
妻が夫の看病をするのは当たり前でその逆だと
夫の重荷にならないように
妻が身を引こうとする。

この本では、夫が妻を在宅で看病することになる。

誰でも「アルツハイマー」になる可能性はあるのに
周囲の人の無理解

年をとって、認知症になるのは仕方がなくて、
若くして「アルツハイマー」になると、悲惨だ

病気になるのは、本人が悪いわけでもないのに
周囲の人をも巻き込んで、
これからの人生を考えさせられる。