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2016年9月福井の旅(その2・特急しらさぎ号で新垂井経由)


さて大垣駅に戻って窓口で先ほど買った、大垣→関ヶ原の回数券を提示しつつ、敦賀までの乗車券と特急券を買うとします。ここまで青春18きっぷで普通・快速列車の乗り継ぎで来ましたが、ここから福井県の敦賀駅まで一挙に特急しらさぎ号に乗ってブーストをかけます。


12時22分発、しらさぎ7号金沢行きに乗ります。

この先、特に米原から福井の間が乗継が悪く待ち時間で時間がかかるので・・というのもありますが・・
大垣駅から関ヶ原駅の間、東海道線の下りは通称・新垂井線とも呼ばれる貨物列車や特急列車が走る別線と普通列車が走る垂井駅経由の2ルートに分かれます。
新垂井経由を走るのは貨物列車の他は特急列車とホリデー快速のような臨時列車だけ。子供の頃にブルートレインなどで通過したことはあると思いますが、当時は新垂井経由の線のことは知らず・・。なので、この機会についでに乗ってみようということで。



しらさぎ7号は6両編成で米原より2両の5・6号車が自由席。
座れなかったらどうしょう?と心配でしたが、やってきた列車は進行左側の列は殆ど空席で乗車率はせいぜい25%弱といったところ心配して損した。新垂井駅の駅跡は左側にあるようなので、左側が空いているのは好都合


大垣→関ヶ原230円+関ヶ原→敦賀1140円+大垣→敦賀特急券1180円で2550円
大垣→敦賀は1490円ですが関ヶ原で分割すると110円安くなります。

先ほどの名古屋のチケットショップで名古屋~福井の高速バスの券が2600円なので、行きも高速バスにすればいいじゃん。というのもありますが、高速バスのダイヤ上ちょうどいい便がなくて・・。
ちなみに、しらさぎ号(普通車指定席)の券だと、名古屋から敦賀が3900円、武生・福井は4850円もします。

大垣を出てからと長浜を出てからの2回検札が来たものの、特急券の方のみ印を押して乗車券の方は見るだけ。これだと後で「特急に乗るつもりで買ったけど、乗り遅れて18きっぷで来た」とかいって関ヶ原~敦賀の乗車券を払い戻す不正も可能なのに??と思います。


大垣を出て3分強で垂井方面との分岐点に。ここは南荒尾信号所と呼ばれ、美濃赤坂方面も含め3方向に分岐します。ここからいよいよ新垂井経由の線に入ります。
この区間、戦時中に蒸気機関車牽引の貨物列車の勾配対策で建設された新線だそうです。従来の垂井経由の線は20‰程度。新垂井経由は10‰程度と勾配が緩和されているものの、距離は長く従来の垂井経由が約14kmに対し新垂井経由の約17kmと3kmほど長くなっています。
ちなみに上り列車は全列車垂井経由の従来線を走ります


長閑そうな田園風景の中を快走します。貨物列車などを撮影するには良さそうな風景ですね。
注意しているもののなかなか新垂井駅跡がわからない。ちょっと目を離した隙に行き過ぎちゃったかな?と心配になってきます。


分岐点から約4分・大垣駅から約7分で唯一の中間駅・新垂井駅跡を通過
放棄されたホームが見えますが、白い円筒状のビル(駅前ビル?)が気になりますね。

この新垂井駅は1986年まで営業していていて下り列車の一部のみが停車。街の中心からは遠く利用客は少なく・・という話ですが、一応駅前に民家が並んでいるのが見えます。


新垂井駅跡から更に3分ほどで、垂井経由の線が見えてきて合流して関ヶ原駅を通過します。南荒尾信号所からは約8分、大垣駅からは約11分でした。

この新垂井経由の線、今でも正式に「東海道線」として扱われていて、下り普通列車が走る垂井経由の従来線は「垂井線」と呼ばれているそう。
蒸気機関車の勾配対策といっても、電気運転の現代なら20‰程度の勾配ならわけもないはず。わざわざ距離が長い新垂井経由の線を残して特急や貨物列車(+回送列車)に利用させているのは不思議ですね。貨物列車なら勾配が緩やかというメリットも生きてくるのでしょうか??


大垣から25分ほどで米原駅に到着。特急列車なのにここで8分停車して6号車の前に3両増結。更に進行方向も変わります。車内放送で「米原から進行方向が変わるので座席の方向転換に協力を」のような案内が。

「しょうがないのう~」という感じで向きを変えますが、見てると自分の所だけ最低限向きを変える人と前後の座席も余分に向きを変える人がいますね。
私は自分の所の向きを変えたものの、「この先は琵琶湖が見える側がいいな」。と思い米原に向かって左側に座っていたのを右側に移ることに。

新幹線から乗り換える人が多いようで、米原から乗ってくる人が多くて8割強ぐらいの乗車率になります。


しらさぎ号は681系というJR西日本の特急型車両。681系に乗ったのは2000年頃に直江津から越後湯沢までほくほく線で乗って以来。車端の座席ならコンセントがあるそうですが未確認。

さて米原からは北陸線に入り琵琶湖沿いに走ります。米原から次の長浜の間は中学生の頃かに親と乗ったことがありました。当時419系の福井行きだかだった覚えが・・。今思えば貴重な。
長浜といえば長浜ラーメンではなくて豊臣秀吉ですね。

長浜駅を発車する辺りで車内放送が入り「米原駅で連結した6号車と7号車の間の連絡通路が通り抜け可能になりました」と・・。随分と時間がかかるような??

ずっと琵琶湖沿いを走っているはずなんですが、長浜駅までの間にかすかに見えたぐらいで全然見えない


琵琶湖は殆ど見えず、辛うじて琵琶湖の北にある余呉湖が見えたぐらい。昔々は琵琶湖の一部だったそうですね。


近江塩津駅近くで琵琶湖の対岸を走っていた湖西線と合流。この先は山間に入り長いトンネル区間になります。
敦賀駅の手前にループ線があるはずなんですが、わからなかったです。というかループなのは逆の米原・京都方面の線みたいだからそもそもわからないか・・


といったところで、大垣から1時間ほどで敦賀に到着して、ここで福井方面の普通列車に乗り換えます。
681系の特急しらさぎ号の旅もなかなか快適でしたが、1時間で大枚2550円も消費してるんだから、快適でないと困るな

ちなみにしらさぎ号に乗る区間を米原~敦賀にすれば1610円に抑えることが出来ます。


2016/9/10 00:10(JST)

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