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12年5月・シンガポールと香港の旅(その32・大都会の夜)

前回から続く

さて19時30分近くになって、今回の宿泊ホテル北角の「イビス・ノースポイントホテル」に到着しました。
例の如く部屋やホテルの紹介は次回の記事で書くとして、20時までに部屋に入りたかったので間に合ってよかった・・。
17時20分に香港空港に到着して、空港で少しゆっくりしていたとはいえ、意外に時間がかかりますね。

今回香港にいれるのは明後日14日の昼まで。
1日フリーなのは明日だけと短いので、行きたいところを絞って計画的に行動しないと・・・ですね。
行きたいところは色々あるのですが・・
2泊でフリーなのは1日半というと短いように感じますが、国内旅行とかだと現地の滞在時間がそのくらいとか、もっと短いのは当たり前なので、言うほど短くないのかもですが・・・。

なにはともあれ、シンガポールを離れ残念な気持ちがありますが、気持ちを切り替えて香港を楽しみたいと思います。

さて、順調にチェックイン手続きを済ませて、22階の部屋に。海側のハーバービュールームです。

香港では毎夜20時から「シンフォニーオブライツ」という香港島と九龍半島の間のビクトリア湾沿いの主要なビルからサーチライトやレーザー光線を出して光のショーがある。ということで、あわよくばそれを見れれば・・・という作戦で、20時までに部屋に入りたかった訳ですが・・。

部屋の電気を消してショー&夜景鑑賞に備え・・・ですが

ここ北角は香港島東部で中心地から外れた要は下町のようなところ。下町といっても香港の市街地は何処にいってもビル(雑居ビル)か高層住宅ばかり。なのであまり下町のような雰囲気がしないのですが・・・
シンガポールの方がショップハウスの街並みとか下町ぽかったカナ?

それはさておき・・・・ホテルから湾を挟んだ九龍半島側は中心部ではなく郊外エリアなので主要なビルが無い。
ちなみにすぐ対面は旧空港こと啓徳空港の跡地辺り。そもそもビル自体が・・

中心部から外れてしまい角度的に悪いようでハーバービューといえども、
「光のショーとかそれらしきものは全然みえな~い」
FMラジオで説明が聞けるらしいので、MP3プレイヤーで聞くと音楽やナレーションが入るのですが・・。



湾上にはショー見物目当てなのか大き目の遊覧船が停泊していますが・・・

そもそも100万ドルの夜景どころか、殆ど灯りが無い。
左方向はショーをやっているはずの九龍半島先端の中心部。この方角にはビルとかあってそれなりに灯が見えるのですが・・・
ガラスに顔を突っつけて左方向を見ようと頑張るものの角度的に限界が。

気がつけばあっという間に15分ぐらい経ってラジオの内容的に終わったような雰囲気。

やはり私が泊まるような値段のホテルで部屋からショーを見ようというのは無理があるのか・・・
このためだけにこのホテルを選んだ・・・という訳ではないとはいえちょっと残念ですね。

とっとと出かけてれば良かったかも。


気を取り直して夕食ついでに出かけるとします。
まずは香港名物?の1つ、2階建て路面電車に乗ることに。



写真は14日に撮影した東行用のもの。
なんと電停に全停留所掲載の路線図がありました。これはビックリな



一部拡大(東行のもの)
「69E 北角道」のようにナンバリングがありますが。Eは東行の意味。
中央左の100番台が付いている区間は単線ループ
日本の路面電車のように電停(駅)が上下で対になっている訳ではなく、一部を除き東行・西行で別の名前が付いています。

以前は主要地点以外は電停に明確な名前がついているかどうかも疑問符が付く状態。
業務向けでは名前があるのかもですが、殆どの電停で乗客向けの案内・表示が無かったことを考えるとかなりの進化です。

といっても駅名表示が少ない。2階席は窓が電停の屋根の上になるので表示があっても見えない。
ということを考えると下車地の名前を覚えておいても、実際の乗車にはあまり意味がなさそうな感も。

車内放送の類もありませんが運行速度がゆっくりで停留所間が短い(200~300mおきとか)ので、バスよりは乗りやすいかなと。



(これは下車時に撮影)
ちょうどやってきた西行の上環行に乗るとします。
ちなみに本数も多く長くても2~3分待てば次のが来るぐらい。ただ区間列車が多いのは注意かも?

運賃は前は2HKドルのはずだったのが2.3HKドル(約25円)に・・多少値上げされています
それでもバスやMTRよりも安いのですが。



2階席の前部
トラムは階段が車両の前後にあって、乗車口側の後方が上り・前側が下りが原則。非冷房車です。

スピードは結構ゆっくり・・・横を走るバスに抜かされまくのが、分かっているとはいえなんとも・・・・。



ちょっと分かりづらいけど・・・またまた貸切専用車に遭遇。
貸切専用車は2階が半分ぐらいオープントップになっています
すれ違うと向こうはものすごい盛り上がっている様子。いいなぁ~

ひかり通信編集部の貸切で是非、この香港トラムの貸切専用車の貸切をお願いしたいですね
が・・・その時に私が都合よく香港に行けるのか?という大きな問題が。

銅鑼湾の時代広場(タイムズスクエア)近くで下車します。
銅鑼湾エリアは香港島の随一?の繁華街デパートやショッピングモールがいくつもある街です

何処か適当な食事場所は無いものか・・・とちょっと裏通りに入ったりしつつ探すものの・・・
高そうなレストランとかはあるんだけど、庶民的なお店が見当たらない。
探している場所(道)が悪いんだろうけどなかなか・・・・
北角辺りの方がお店があったカナ?

何だかんだ20~30分探してトラムの線路沿いに湾仔辺り来てようやく、麺店のようなお店を発見。



メニューを見ていたらステーキとかクラブハウスサンドイッチとかあってちょっと気になりますが・・
基本は潮州麺のお店みたいなので、やはり潮州麺を注文。

麺は普通の麺ではなく魚の白身で作ったようなもの。
あっさり味で潮の香りがしたのが良かったです。今回の旅行で食べた中では一番美味しかったかも?
飲み物のレモンジュースと合わせて50~60HKドルぐらい。思ったより高いけど美味しかったからいいかな

お店の名前を控えておけばよかったかも。湾仔のトラムの47E杜老誌道・電停の近く海側の店。しか分からんモリ

さて食後は銅鑼湾に戻ることに。
24時頃までやっているショッピングモールがあるということなので行ってみるとします。

歩いて戻るには遠いので、またまたトラムに乗ります。

バスで戻る手もありますが、香港のバスは独特の運賃制度の他に、メインの道路はとにかく路線も本数も多い故に、20mおきぐらいにバス停がいくつも並んでいて路線ごとに分かれて停車するので「東行ならここで待ってれば全部通る」というバス停がない。なので短距離乗車には意外と不便なのです。
この時間になると各路線共に本数が疎らになってくるので尚更。

さて、MTRだと1駅分ぐらい?乗ってビクトリアパーク近くで降りるとします。



ウィンザーハウスなるショッピングモール。24時までやっているという話ですが・・・。

十数階建と大きく、上階にトイラザラスや電脳街があるそうで行ってみたものの・・・既に23時近く
24時まで営業といってもモール全体で24時までではないようで、この時間にやっているのは一部の物販店や飲食店だけ。食事を後にして先に来ればよかったかも。

ゲームセンターがあったので「プリクラがないかな~」と思って入ってみたものの、無い



クレーンゲームを見てみると・・・「1プレイ¥100」とな・・いや日本円持ってないんだけど・・・
中国元も¥を使うらしいけど、中国元100元だと1250円ぐらい
代幣と称するメダルを買ってそれで遊ぶシステムみたいです。

収穫も無くビルを出て近くのそごう前に・・・



23時36分の銅鑼湾・そごう前付近の様子
人通りが多くて賑やかでこの時間だとは思えないですね
しかも路面店の携帯電話ショップとか洋服店とかまだやってる店も結構あるし・・。
この時間でもバスやトラムが普通に走っているので、尚更遅い時間な気がしないです。

香港はMTRや一般のバスの最終後も終夜(深夜ではなく)バスなど終夜交通が充実しているので、香港の若者には「終電」の概念が無い。という話ですが・・・。

前に渋谷109で買物をした時に20時30分過ぎにショップの店員さんに「これからどうするんですか~?」と聞かれて「この時間なので帰ります」と答えたら「えー!勿体無い」と言われたのを思い出すような・・・。
渋谷の23時30分はどんな雰囲気カナ?



せっかくなんでもう1枚

このまま帰るのも物足りないなぁ。と思っていたら、香港スイーツの有名店「許留山」を発見。
この時間でもまだやっていて、カップルや若者客で賑わっています。



マンゴーアイス・プリンとフルーツの豪華?なセットを注文。40~50HKドル(約400~500円)ぐらい
ちょっと高めですが、日本でこれを食べようとしたらこの値段では無理なはず
ハート形のうつわがお洒落ですね

「許留山」は香港各地にあるので是非お勧めです。値段もそれほど高くなく気軽に入れるので。
亀ゼリーとか香港らしい??メニューも・・

食べてたら24時近く。店の外も中も相変わらず賑やかな様子。
まだまだ大丈夫そうですが、明日もあるのでMTRが走っているうちに戻った方がいいカナ?と・・
(後で確認したら銅鑼湾駅の終電は上環行が24時52分・柴湾行が1時4分でした。)

さて、駅に入って地下深いホームに降りるとします。
ちなみに乗る人の8割は西行の上環行に乗る人。東行の柴湾行は2割もいるかどうか。



壁面の毛筆の巨大駅名表示。こういうのは結構好きです。日本もやらないカナ?



全面タイプのホームドア。これは後付け。最初に来た頃はなかったです。
ホーム自体は上下別の単線シールド駅。
車両は22~23mクラスの5ドア車です

24時4分発の柴湾行に乗車。この時間でも座れない・・・
それにしても24時過ぎに地下鉄に乗るなんて、終夜運転ぐらいなもののような気が。

私にとっては香港は東京以上の大都会に感じますね。

3つ目の北角で降りてコンビニに寄ってからホテルに戻ります。
流石にこの辺りは人通りが殆ど無いですね。
洗濯屋さんを探しておきたいんだけど、あまりウロウロしているのは良くないかも・・・。

次回に続く


香港島トラムの公式サイト>路線図
http://www.hktramways.com/zh/tramservice/routemapeastbound.html
英語版は右上小さい丸のENから

ウィンザーハウス(香港ナビの紹介記事)
http://www.hongkongnavi.com/shop/146/

2012/7/22 2:46(JST)

コメント一覧

MAKIKYU
http://blog.goo.ne.jp/makikyu
こんにちは。

今月の香港訪問ですが、飛行機は…という事で、当然ながら大陸本土から陸路で入出境しており、大陸本土は大連から入国、上海から出国しています。

上海からの船も、最近就航したオーシャンローズの一時休航や、運航日の関係で、乗船時間が長い新鑑真を利用する事になりましたが、今回は海況も良好で、快適な船旅でした。

香港滞在は丸2日に満たないにも関わらず、その間に日帰りで澳門へ足を運んでいますので、新線乗車と買物以外は、スターフェリーや2階建てトラム・バスに乗車して香港気分を味わう程度という状況でした。

大陸本土から陸路で入出境しているだけあり、大陸本土との往来では往復共に東鉄を利用し、広州(東)~深セン間のCRH視察と、広東方面から上海へ向かう列車で、寝台(硬臥)を確保できたのが深セン発だった事(運行本数の関係などで、広州発着より確保しやすい様です)もあり、国境と香港市街地間は往復共に各駅停車に延々と乗る有様でした。

東鉄は急行運転も今後の課題ですがが、他路線と異なり、硬いステンレス椅子以外の選択肢(こちらは利用した事がありませんが…)があるのは、せめてもの救いかもしれませんし、加減速を繰り返すだけあり、日本では希少な郊外電車の吊り掛け駆動音を存分に堪能出来るのは良いのですが…

また大陸直通列車は運賃も決して安いとは言い難いだけに、香港内で現在ある設備を活用して沙田駅で各駅停車を追い抜くダイヤを設定したり、大陸側車両(客車)のCRH(広深線の現行車両では意味なしですが…)置き換え、香港側車両(KTT)の設備改修(特に座席)を行うなど、運賃に見合う付加価値を…と感じるものです。
きよぴ
http://yaplog.jp/kiyop/
MAKIKYUさんもまたまた香港に行かれましたか
飛行機が苦手とのことで、どうやって行ったのか気になるところです。
書物で一昔前の旅行記を読んでいたら、上海~香港を船で行ったという話があったのですが、今はどうなんでしょうね。

MTRの全面ガラス張りホームドアは車両の写真が撮りづらくなってしまい残念ですが
(もっとも地下なので暗くて動いている状態では厳しかったですが)
東京の南北線などの全面タイプのホームドアに較べてガラス面積が大きいのはよいですね。

それにしても東鉄線は、そもそも待避可能駅が少ないのが厳しいですね。
2面4線駅は沙田だけで馬場の複々線区間があるとはいえ・・・
中国直通列車も満足に先行の各停を抜けないので、所要時間がかかっているのが課題になってるとか・・
電化した際にここまで本数が増えるとは想定していなかったのでしょうか?

東鉄の途中折返し列車の写真を撮りたいものですね。
ラッシュ時には途中折返し列車が結構ある様子なんですよね。
噂では上りの旺角(東)行もあるとか・・
MAKIKYU
http://blog.goo.ne.jp/makikyu
こんばんは。

こちらも滞在日数はかなり限られるものの、最近久々に香港へ足を運ぶ機会がありました。

地下鉄の路線数が5年程の間で3倍程度増えている大陸本土に比べると、変化は少ない印象がありますが、それでも落馬州や康城、西鉄線の延伸等(これら3区間は乗車しましたが、空港絡みの高額路線は相変わらず未乗のままです)、停滞感が著しい某島国に比べると…といった感があります。

結構古い駅でも元々MTRだった路線の地下駅は、ガラス張りホームドアばかりになってしまった印象があり、韓国と共によく既存駅にこんな設備を次々と…と感じますが、それに比べると某島国では車両規格が統一されている路線でも、新線以外は柵すら設置していない駅が大半で、人身事故による輸送障害が絶えないのは呆れたものです。

ただ香港の鉄道は、大陸直通列車と空港絡みを除くと各駅停車しかなく、運行系統も比較的単純で分かり易い反面、東鉄辺りはそろそろ一部駅通過列車を設定した方が…とも感じてしまいます。

都心と郊外の間を高速道路経由で運行する2階建てバスが頻発し、こちらが実質的に日本の急行列車やライナー列車の代替的役割を果たしていると言っても過言ではなく、その中には世界最大手も混在していますので、
この巨大事業者相手には太刀打ちできないとばかりに、運行系統の単純化で分かり易さを売りとして、路線や停留所が複雑極まりないバスとの棲み分けを図っているのかもしれません。

蒸し暑い土地柄で、HOT DOG(熱狗)などと呼ばれたバスが全廃になった今日でも、運賃が極めて安い代わりに未だに空調車皆無(それでも最近は下回りの交換などをやっていますが…)、短距離利用などを狙った2階建て
路面電車も、一つの割り切りと捉えた方が良さそうですが、こちらは短区間だけ乗車する旅客はともかく、一日中蒸し風呂状態で乗務する運転士氏は相当な激務なのでは…と感じたものです。
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